数日前にはじめてウォークアウェイ運動なるものがあることを知った。ウォークアウェイとはWalk Away – 立ち去れ、と言う意味。ブランドン・ストラカというニューヨークのゲイ美容師がユーチューブビデオで自分は嫌悪に満ちた民主党を支持することは出来ない、立ち去ることにした。という内容の動画を発表。これが瞬く間に話題になりフェイスブックでは2.2百万回も再生されているという。彼に感化された元民主党支持左翼リベラル達がこぞって自分のウォークアウェイ証言動画をストラカが設立したウォークアウェイフェイスブックページに#Walkawayのハッシュタグで次々に投稿しはじめた。

「昔々、僕はリベラルだった」といってはじまるストラカのビデオは、自分がリベラルになった理由は、人種や性嗜好や性別による差別や独裁的な思想や言論弾圧を拒絶するからだとし、今自分がリベラル及び民主党を去るのは、それと全く同じ理由からだと説明する。

二年前にトランプが共和党の候補に決まりつつあったころから、民主党支持でありながらヒラリーやバーニーに投票せずにトランプを支持するようになったリベラル達が増えた。以前にも拙ブログにおいて民主党は本当の意味でのリベラル思想からかけ離れてしまったと言って保守派に転向したデイブ・ルービンの話しや、チャドウィック・ムーアの話しで紹介したことがある。

私が今の左翼や民主党支持者を左翼リベラルとか革新派リベラルと言わずに「後退派左翼」と呼ぶようになったのは、今の左翼はおよそリバティー(自由)にも革新にも全く興味がない独裁主義だからである。

現在の左翼たちは徒党を組んで覆面して保守派の講演会を暴力で阻止する。自分と違う意見は徹底的に弾圧する。左翼思想に従わないものは道端で出くわしても、レストランでも、小売店の店先でも大声で罵ったり暴力をふるったりする。これが差別反対とか少数派の人権擁護とか言ってた奴らのすることか?

こういう世の中なので、今までリベラル派でそういう付き合いしかしてこなかった人間が突然自分は保守派に転向するなどと言ったら、周りから受ける反撃は半端なものではない。友達を失い家族からも見放され下手すれば仕事も失うなどということになりかねないからである。

ストラカのビデオに励まされて実は自分も保守派だと「カミングアウト」したグラミー賞受賞者の作曲家ブランドン・コンティは、保守派としてカムアウトするのは何年か前にゲイとしてカムアウトしたときより勇気が要ったと言っている。なにしろ彼の所属している音楽界は普通以上にリベラルに独占されている社会だ。保守派としてカムアウトなどすれば失うものも大きい。だが驚いたことに彼の事務所は彼にとても支持的だった。彼のウォークアウェイビデオに寄せられたコメントは1000以上で、後から後から続き三日間止まらなかったという。しかもウォークアウェイ宣言によって彼のCD売れ行きが急増した。「いったいどれだけの人が同じことを考えているんだろう?」とコンティは言う。

しかし無論バックラッシュがあることも忘れてはならない。後退派左翼たちは自分たちへの支持が減り始めていると意識したら、保守派への攻撃が激化することは間違いない。げんにウォークアウェイの発起人であるストラカは近所のカメラ屋さんで店員からサービスを拒絶されたとテレビインタビューで語っている。だが同時にストラカはカメラ屋を名指しで非難することもせず、絶対にカメラ屋に嫌がらせをしないでくれと訴えていた。数日後カメラ屋の本社から店員の態度は会社の方針を代表するものではないとして謝罪発表があった。ストラカは名指ししていないのに何故本社がそれを知るに至ったのかは不明だ。

この運動が極左翼と化した民主党崩壊へとつながるかどうかはわからない。だが、ポリコレの独裁に嫌気をさした普通のリベラルたちが今の気違いじみた社会風潮から立ち去る時はすでに訪れたのかもしれない。


2 responses to リベラルが民主党を見放す時、ウォークアウェイ運動に同調するリベラル達

北風6 years ago

日本では、米国より早くwalk away運動が起きています。安倍内閣の長期政権化が、その証拠でしょうね。

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    苺畑カカシ6 years ago

    北風さん、コメントありがとうございます。

    アメリカはトランプ大統領のおかげで多くの人の目が覚めたようです。日本は安倍首相のおかげで一足先に良い方向に向かっているようですね。これからもがんばてって左翼の圧力に負けないでほしいです。

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