八重桜会というブログの古いエントリー(2014年)のなかに国際結婚は極めて厳しく規制されるべきというものがあって、自分も国際結婚をした者としてはちょっと興味があって読んでしまった。しかし、結婚そのものを規制するというより、それに付属している問題解決をすることが第一だと思う。
八重桜著者による国際結婚反対の理由は大きく分けて次の三つ。

1. 国際結婚が増えることは結果的に、日本の移民国家化に繋がりかねない

2. 偽装結婚のほか、永住権や国籍取得目的の国際結婚が非常に多い。
3. 国際結婚する本人が、周りの社会や次世代以降の日本に責任を負う覚悟を持っていないケースがきわめて多い。

1)のケースだが、著者は2006年の総結婚数の6.11%が国際結婚だったことから、いずれは日本で10人に1人が国際結婚になる可能性を危惧し、

そして仮に今後もし10人に1人が国際結婚となった場合、昨年の婚姻件数66万594組をベースに考えますと、6万件以上が国際結婚となります。そのうち、半分(実際には半分以上だと思いますが)のカップルが日本に居住、半分が海外に居住したとしても、3万人以上の外国人が年間入ってくることになります。そしてその3万組ものカップルが、外国人との間に子供をつくることになります。その連鎖が続いていくとどうなるでしょうか?

と書いている。私は2006年に16組に1組の割合で国際結婚だったという事実に非常な驚きを覚えたのだが、八重桜さんの心配とは裏腹にその後国際結婚の割合は減り、2013年現在では3.25%にまで減った。
国際結婚の率が減ったとはいえ、国際結婚が日本の移民化につながる可能性は無視できない。問題なのは日本人の配偶者が外国人であるということではなく、その外国人を通じて芋づる式に親戚一同が入ってきてしまう心配である。日本の場合は解らないが、アメリカの場合、一人でも家族に永住権を持っている人間がいると、家族や親せきがそのつてを使って入国することが容易になる。それでアメリカ人と結婚して永住権や市民権を取った外国人は両親や兄弟を呼び込み、一人の移住のはずが家族郎党含めて1ダースなんてことになりかねないのだ。私が非常に頭にきた例として、若い韓国人がアメリカ人と結婚して自分の年老いた両親をアメリカに呼び込み、アメリカで年金生活を送っていたことだ。アメリカで税金を払ってきてもいない人間が、何故アメリカ人のための年金を受け取ることが出来るのか非常に不思議なのだが、欧米ではこういうことがよく起きる。
これを防ぐためには、婚姻関係以外の親戚関係で用意な移住は不可能という規制を作っておくべきだ。そして厚生年金積立の税金を払ってこなかった外国人には絶対に年金を支給してはならない。
2)のケースは完全に犯罪なので厳重に取り締まる必要がある。結婚して同居していない夫婦や永住権が取れた時点で離婚する夫婦には要注意。結婚5年以内に離婚した外国人の配偶者からは永住権を取り上げるくらいの覚悟が必要。また外国人と結婚する日本人にも相手の動機に十分気を付けてもらいたい。だが、本気で恋をして騙されてしまったら、それを責めるのも気の毒ではある。一時期パキスタン人による中古車業者が多く居たが、彼らはたいてい日本人女性と結婚して永住権を取っていたという。中年以上で行き遅れの女性が狙われたそうだ。やたらに寄ってくる外国人には要注意。
3)のケースは、日本で子供を育てるつもりなら、子供は日本人になるように育てるべきだろう。自分の配偶者が外国人でも子供は日本人なのだから。モスレム男性と結婚する女性には子供への特別配慮を地元政府に求める人が多いが、こういうことは断じて止めてもらいたい。日本には宗教の自由があるから自分や子供がモスレムになるのはいいとして、日本の法律をゆがめるようなことは慎んでもらいたいし、政府自体がそういう人たちを特別扱いしないようにすべきだ。

安易な理由での国際結婚は断じて反対するとともに、政府には、国際結婚の悪用を防ぐための法整備を早急に求めたいと思います。同時に、家庭や社会で、国際結婚はマスコミで喧伝されているようなメリットだけでなく、リスクや社会的責任が非常に大きいことを啓発するべきであると考えます。さらに、結婚することそのものの社会的意義やメリットをもっと広め、制度上も子供が生まれた場合はもちろん、日本人同士の結婚そのものに対して金銭的な優遇措置などを設けることで、(強調はカカシ)身近な日本人との結婚を意識するような風潮、所得にかかわらず日本人同士の結婚がしやすい環境を作り出す必要があるのではないかと思います。

政府による結婚促進努力はいいとしても、外国人と結婚した人々を差別する行為には絶対に反対だ。日本人でも外国人でも同じ法律によって守られるべきである。外国人と結婚していたら公団住宅への入居や福祉の面で差別されるなどというのは文明社会のすることではない。しかし同時に、外国人でも日本の法律で同じように裁かれるべきである。例えばモスレムの間で普通に行われている女児の性器切除や幼児結婚や名誉殺人といった因習は絶対に許してはならない。
結論として、問題なのは国際結婚そのものではなく、それに付属する問題だ。日本人と結婚する外国人が日本を愛し日本人になろうという気持ちなら、それはそれで歓迎すべきことだ。たとえ子供が伝統的な日本人の顔をしていなくても、大和魂を持って入ればそれでいいのだ。日本の文化は個人の肌の色で決まるわけではないのだから。


2 responses to 移民抑制のために国際結婚は規制すべきか?

oldman7 years ago

中国は世界征服の野望を持ち、着々と実行に移しています。軍事力を強化するだけでなく、その他の手段も駆使しています。移民による人口侵略は極めて有効な手段です。結婚ブローカーが暗躍して、日本には中国人花嫁が年間1万人以上やってくるそうです。半分が国籍取得後に離婚するようです。日本国籍を取得した中国女性は中国人男性と結婚するかもしれません。こうして中国人が日本国内でねずみ算式に増殖しています。むろん、不法移民も多数やってきます。
中国は一人っ子政策を中止しただけでなく、出産奨励金の支給を検討しているという情報があります。人間の在庫を積み増し、国外に送り出そうとしているのではないでしょうか。人間は核兵器より強力な侵略手段なのです。
アメリカといえども用心しなければなりません。中国系大統領の出現を心配する人がいますが、そんなことになれば、アメリカも日本も終わりです。

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苺畑カカシ7 years ago

oldmanさん、
本文で添付した記事で、日本人男性の国際結婚相手、4割が中国人と書かれています。

ところで、2013年の日本人の国際結婚では、「夫日本・妻外国」が1万5442人、「妻日本・夫外国」が6046人。妻が外国人であることが、夫が外国人のケースに比べて2.5倍以上。日本人男性がアジア人の女性と結婚するケースが圧倒的に多いためで、外国人妻で最も多かったのが中国人の6253人(全体の40.4%)。2位がフィリピン人の3118人(同20.1%)、3位が韓国・朝鮮人(在日韓国人・朝鮮人を含む)の2734人(同17.7%)、4位がタイ人の981人(同6.3%)、5位がブラジル人の212人(同1.3%)の順。
一方、外国人夫で最も多かったのが韓国・朝鮮人で、1689人(同27.9%)。次いで米国人が多く、1158人(同19.1%)。3位は中国人の718人(同11.8%)、4位がブラジル人の286人(同4.7%)、5位が英国人の247人(同4.0%)となっている。
日本人女性の結婚相手で韓国・朝鮮人が最も多いのは、特別永住権をもって日本で生活する在日韓国・朝鮮人と結ばれるケースが少なくないからだ。また、このデータからも分かるように、日本人女性が欧米人と結ばれるケースは比較的多く、日本人男性が米国人と英国人の女性と結婚した件数は184組と38組しかなかった。

米国人や英国人と結婚した女性は、多分日本にはとどまらないでしょうからあまり問題になりません。

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