去年の8月、リオオリンピックの最中に強盗にあったという話をでっち上げ、虚偽の被害届を出したとして起訴されていたライアン・ロクテがブラジル裁判所において起訴却下となった。つまり、ロクテらアメリカの水泳チーム4人が嘘をついていた事実はないという結論だ。
この問題については真面目な取材を続けていたUSAトゥデイの記事によると、ロクテはガソリンスタンドで起きた事件についてブラジルの裁判所はロクテの行為は犯罪ではなかったとして起訴を却下した。
このことは去年も書いたが、ロクテら水泳チーム4人にしてみれば、ガソリンスタンドのトイレを破損したから弁償しろと言われてスタンドの警備員に銃で脅され有り金すべてを奪われた体験は強盗以外の何物でもなかった。こんなことがアメリカや日本で起きれば被害届は出して当たり前。警備員は強盗の罪で逮捕される。それがブラジルとなると被害者が似非被害届を出したとして訴えられるという理不尽さ。しかもロクテらは酔っぱらっていたので被害届など出していないのだ。ただNBCのインタビューを受けた際にロクテはうかつにも自分が強盗にあったという話をしてしまった。しかもその詳細が多少事実と食い違っていた。彼に罪があったとしたらこの不注意な発言のみだ。
私がこのことで腹を立てていたのは、ブラジル警察の行動は明らかな言いがかりであったにも関わらず、詳細がはっきりしないうちから選手らを罰したオリンピック協会の態度だ。そして自国の選手を弁護しようとせずに反対に四人を犯罪者扱いしたアメリカのオリンピック協会。さらに、ロクテを即座にコマーシャルから降ろしたスポンサー会社たち。
で、彼らの行為が犯罪ではなかったと証明された今、ロクテら四人に未払いの一人頭百万ドルの金メダル賞金は支払われるのだろうか?すでにロクテの一年の謹慎処分は期間が終わってしまっているが、その間に彼が稼げるはずだった賞金の賠償金とかどうなるんだ?
オリンピック協会は謝罪するのか?
今回のことはロクテらがアメリカ人だったから起きた嫌がらせだった。リオでオリンピック期間に犯罪の被害にあったのは彼らだけではない。イギリスのチームやロシアの外交官や世界中の取材班もその被害にあっていた。当時の模様をカカシはこのように説明した。

どうもこの話はうさんくさい。カカシにはロクテ選手が強盗被害をでっち上げたというのは、それこそブラジル側のいいがかりなのではないかという気がするのだ。だいたいからして今回のリオのオリンピックは開催前からリオの治安の悪さや環境の汚染やズイカビールスの感染などが問題とされており、空港からオリンピック会場までの道で開催事前に訪れた選手団のコーチや委員会の人員や外交官が強盗にあったという話しがたくさん報道されていた。ロシアの外交官が渋滞で車が止まっているところに銃をつきつけられて、柔術を使って強盗の銃を奪い取り射殺したなんて事件もあった。開会式の翌日に警備員が道を間違えて路地に入り込み射殺された事件もあった。開会後も報道陣の携帯やパソコンの窃盗は日常茶飯事で、警察官がきちんと給料を払ってもらっていない状態なので、会場での警備体制もなっておらず、観客の入場に一時間以上も待たされるのはざらだという話だった。報道陣の乗ったバスに流れ弾が飛んできたなどという話もあった。事実この事件の直後にイギリスの選手が強盗に合っている。

もう二度とブラジルでオリンピックなんかやるな!


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