ユーチューブでは英会話を流暢な日本語を使って教えているガイジンさんが結構いるのだが、日本語で日本語を教えているアメリカ人のブロガーを発見した。Dogenさんがその人。日本語教室と銘打っているのだが、普通に日本人が聞いてても面白い内容だ。彼のブログには必ず脚本があって、自分の体験談とか気持ちをエッセーにしてる感じ。この謎の男というエントリーは自分がどこかの旅館に行ったときの体験談で非常に面白い。
彼の日本語ははっきり言ってカカシの日本語より優れており、特に漢字能力はカカシより数倍上。日本のポップカルチャーに関する知識はカカシ0.1なのに対してドーゲン100かな?
こういう人に「日本語お上手ですね」と言ったりしたら失礼を通り越して決闘申し込みくらい侮辱のレベルかも。彼自身冗談ごかしに、「あ、漢字かけるんだ」とか言われると腹が立つと言っている。ただ彼の場合、ちょっといらだつとはいうものの、結構寛容に受け止めている感じがする。
とても興味深いと思ったのは、アメリカ人のドーゲンさんが日本で体験したことの多くが、カカシがアメリカで体験したことと、とても似ているということだ。つまりこれは、日本だから起きたということではなくて、外国で住む人には共通した体験がかなりあるということだ。ちなみにミスター苺にこのビデオを見せたら、ちゃんと英語の字幕があるのに何がおかしいのかわからないと言われた。私も今更「英語お上手ですね」とか言われたら腹立つし。
季節外れだが、ドーゲンさんが日本のクリスマスについて語っていたちょっと古い動画は興味深かった。日本のクリスマスではなぜか楽しいジングルベルとか赤鼻のトナカイとかという音楽よりも、失恋テーマのラストクリスマスがポピュラーだとか、クリスマスにはケーキを食べるのはもとよりケンタのフライドチキンを食べる習慣があって、クリスマス前何日も前から予約をしておかないと買えないとか、、(ケンタに予約って何それ?)ミスター苺にその話をしたら、もしや日本人はカーネルサンダースおじさんをサンタと間違えているのでは、、なんて言ってたけど、まさかそんなことないよね。ちなみにカカシが子供の頃はこういう習慣はなかった。ま、ケンタ自体がまだ存在してなかったけど。
ところで、ドーゲンさんはあまり迷惑そうには言わないが、他のJブロガーの人たちの間で聞かれるのが「ガイジンハンター」という言葉。これは外国人とみると英語の勉強相手として相手の都合も考えずに話しかけてくる日本人のこと。実は大昔にカカシが日本に居た頃、カカシの当時のカレ(白人アメリカ人)が英語で話しかけられると必ず日本語で「エイゴワカリマセン。ドイツジンデス。」と言ったかと思うとすぐにドイツ語で「ドイツ語話せますか」と聞き返していた。私がこういうガイジンハンターが嫌いだったのは、カレが一人でいる時ならともかく、カノジョが横にいるのに話かけてくること、男性ならともかく女の子だったら、これってかなり失礼でしょう。
ガイジンハンターではないが、こちらがきちんと日本語で話しているのにカタコト英語で答えてくる人にはちょっと苛立つということはあるようだ。でもそう文句を言ってさんざん日本人を馬鹿にした動画を作った人にはガイジンさんたちからも批判殺到。「お前の発音が悪すぎるから、相手が気を使ってくれただけだろう。文句言うな!」なんてコメントもあった。
しかし、日本で日本語を学びたいと思っているのに、日本人が英語で話したがるので困るという人は多い。でも一人のJブロガーはそういう人が近づいてきたら「英語を教えてあげるから、僕に日本語を教えてくれる?」と交換条件をだしたらいいんじゃないのと提案していた。そういわれて嫌だという人は先ず居ないとも。
今思い出したけどアメリカに来たばっかりの頃に大学のキャンパスで「今授業で日本語習ってるんだけど日本語で話してもいい?」と近づいてきたアメリカ人男性がいたなあ。あの人もガイジンハンターだったのだろうか、、、美形だったから許してやったけど(笑)。


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