ヨーロッパで起きているテロを逐一報告していたら切りがない。だが無視することはもっといけない。こんなことが日常茶飯事だと慣れてしまってはいけないのだ。この間ロンドンのテムズ河を渡るウエスト民スター橋で起きた轢殺テロでは4人が死亡50人が怪我を負うという惨事となった。それについて以前にも紹介したイギリス人女性ジャーナリストのケイティー・ホプキンズがエッセイーを書いている

あと何回こんなことがおきるのか?

あと何回こんな攻撃が起きれば我々はこれが単なる「過激派」の仕業ではないと認められるのか?リベラルが愛国心を持つ人々対して簡単に使う「極右翼」のように、名札をかざしていれば安全な距離などないのだ。
一連の出来事はすでに過激な事件などではない。もう普通になってしまった。日常茶飯事なのだ。
犯人たちは過激派などではない。彼らは単により敬虔な信者だというだけだ。より信仰に誠実なだけなのだ。
そしてその信仰は我々の国営放送によってこの先何ヶ月と支持されるのだ。我々が特定の信仰に責任があるのではないという嘘を信じるまで、悪いのはEU離脱派で、イギリスを愛している人たちなのだと信じるまで。
真実を除く全てを信じるまで。

当局によれば、犯人のハリド・マスード容疑者(52)はイギリス生まれで、特に「イスラム国」とか「アルカイダ」とのつながりを示す証拠はないという。だからこそ恐ろしいのだ!
我々は常にテロリストは過激派だと言われてきた。大多数のイスラム教徒はテロ支持者や擁護者ではないと。だがイギリス生まれでイギリスに52年も住んできた男が、何故聖戦に感化されたりするのだ?この事件の直後フェイスブックではテロを支持したスマイリーフェイスの投稿が殺到した。これらはイギリス在住の「普通」のイスラム教徒らによるものだ。イギリス警察署のなかでさえ、イスラム教徒の警察官が喜びの声を上げているのを見たという警察官が匿名でソーシャルメディアに投稿していた。
ホプキンスが言っているのはそのことなのだ。
テロが起きる度に、ヨーロッパの一般イスラム教徒らがその行動を糾弾し、「我々の名でこのような行為をするテロリストを許さん」とデモ行進でもするなら別だ。ところが現実はその逆。欧米ともにモスレムは花火を上げて祝福のドンちゃん騒ぎ。2001年の同時多発テロの時でもそうだったのだ。私はアメリカ各地でそういう祝杯を挙げているモスレムの画像をリアルタイムで見た!
大多数のモスレムがテロリストではなく、聖戦も信じないというなら、どうしてこういうことになるのだ?どうしてイギリス生まれの52歳のおっちゃんが突然テロリストになるんだ?
これじゃあイスラム教自体に問題があると言われてもしょうがないのではないか?
それなのに欧米では「モスレムを一緒くたに責めてはいけない。犯人がモスレムだと指摘するのはモスレムフォビアだ」と反対にイスラム教の危険性を説く人々を悪者扱いだ。
ホプキンズの記事へのコメントでも「そんなに悲観するな、イギリスはナチスドイツの空襲にも耐えたんだぞ」というものがあった。
だが当時のイギリス人でナチスドイツがイギリスの敵ではないと思っていた人間が何人居たというのか?イギリス人は皆、敵が誰かを知っていた。誰に対して戦っているか、戦わなければいけないかを知っていた。
今のイギリスはどうなのだ?イギリス政府はじめ四割以上のイギリス人が英国を脅かす敵の正体をみとめようとしないのである。敵が誰かわからないのに、どうやって戦うのだ?


3 responses to ロンドンテロ、真実を除く全てを信じるまで大本営放送が奏でる嘘八百

アンデルセン7 years ago

お忙しいところすみません。
朝鮮半島の情勢につき、アメリカでの報道と国民の認識を教えてください。
日本では、一般国民を下僕だと思っているらしき外務省がせいぜい注意喚起をするくらいで、「レベル1」の危険指定すらしていません。
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_003.html#ad-image-0
在韓邦人は、把握されているだけで約38,000人、旅行客も含めた実質的滞在者数は50,000人とも言われます。
しかも仕事ならまだしも、GWを目前に稼ぎ時だと、旅行業者は今なお呑気にも韓国旅行の募集を続けている!
(例)好評受付中
  【送迎なしの自由旅行】昼~午後早めの出発&夕刻~夜帰着でゆったり滞在!憧れのデラックスクラスホテルに宿泊!ソウル3日間 
  有効期限 2017年04月12日~2017年05月25日
http://tour.his-j.com/trip/ciao/voyage/02A_10/TC-FSA0005-096S1?lcid=specialhis_tyo_tour_tab_area_kortwn_item
正気か。有事の際、彼らはお花畑な日本国民のお涙ちょうだい人道意識をくすぐり日本国政府の決断を遅らせ実力行使に歯止めをかける、ステキな人質になることでしょう。
朝鮮半島の危なさ加減について、立場上、政府が表舞台で何も言えないとしても、敗戦直後から現在に至るまで、朝鮮人が日本人及び日本国に対し何をしてきたか、知る気さえあれば書籍もネットも生き証人もリアルタイムの犯罪報道も法務省のデータも、情報はいくらでもあるし、たとえ知る気がなくとも資料を添えて忠告してくれるお節介な人は大勢いるというのに「え~、日本人だから平気」……根拠のない無邪気な自信が恐ろしい。戦後70年たっても日本人は「危機管理」も「自己責任」も理解しないか。
さすがにアメリカは在中企業と同様、在韓企業の米国人スタッフにも撤収を指示、水面下で整理が進んでいると思われますが(中国では1万人を切っていた筈。日本は2010年10月の反日デモ破壊活動被害にあった在中企業ですら、ほぼ放置プレイ*。いっそ清々しくて、涙が出る)、有事の際、政府調達の直行便には限界があると思われますが、軍関係者を除き、一時避難先になる日本にやってくるアメリカ人はどのくらいにのぼるでしょうか。
また、アメリカ人の場合、極ごく一部の例外はあるかもしれませんが、基本的に皆さん素直に帰国されると思われます。しかし韓国人のパートナーを持つ在韓アメリカ人の出方をどう予想されますか。
アメリカ人はアメリカ人でも日本に親族がいる「朝鮮系アメリカ人」の場合、「難民申請→生活保護→なし崩しに永住コース」をちょっと疑っちゃうんですよね。なんと日本ではアメリカ人も難民申請できるのですよ……すごいでしょう(涙)。
他の国々、もしかしたらどさくさに紛れ隣国の筈の中国人やロシア人も「難民」を称してやってくるかもしれない。原因を作った韓国や日本にミサイルを向けている北朝鮮の両当事者からは、怒涛の数が予想されている。彼らが、母国に存在しない「人権」や「社会保障」を「権利」として声高に要求する未来が目に浮かぶ。
「世界で最もいらない国」というふざけたアンケートを取り、国民の87%以上(2番手3番手を含めたらほぼ100%)が「日本」と答えた韓国。その認識通り、日本という国はないものとして他の国に向かっていただきたい。
*2.7.1国別在留邦人数上位50位推移(P30)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000162700.pdf

ReplyEdit
アンデルセン7 years ago

【情報提供】ちょっと興味深い「日本人差別」
Royal Dutch Airlinesも日本人向けには英文と異なる告知をする差別待遇をしていることが判明
.@KLM が機材トラブルでAMSでフライトキャンセルになった時も似た状況でしたね。日本語の説明はホテルの案内だけ。でも非日本人向けにこっそり配ってた紙には補償の要求方法とか日本人には提供しない情報が明記されてる。今回のUnitedと同等の人種差別だよね。
https://togetter.com/li/1100943
非日本人には配られた、ということは中国人や韓国人は貰えたんですね。い~な~、うらやましいな~、日本人の人権は中韓以下かいw
オランダの日本人ギライも多分にあるでしょうが、「日本人は聞き分けが良くておとなしいから」とトラブル発生時の調整弁にしようというのが欧米の潜在意識にはあるようで。
「一緒にするな」とカカシさんに再び怒られそうですが、朝鮮関連では本気で煮え湯を飲まされています☆

ReplyEdit
苺畑カカシ7 years ago

アンデルセンさん、
お返事おくれました。
オランダのエアラインで日本人が差別されるなんて不思議ですねえ。
私の経験ではドイツのミュンヘン空港でルフトハンザ航空のチェックインの受付嬢がものすごく失礼だったことがあります。他の同僚はすっと通ったのに私だけ意地悪された。でもあれって私が日系人だったからなのか、アメリカパスポートだったのからなのか、よくわかりませんけどね。

ReplyEdit

Leave a Reply to アンデルセン Cancel reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *