昨日の金曜日(1月20日2017年)はトランプ大統領の就任式だった。反トランプ派のデモというより暴力沙汰が起き、何故か親ヒラリーだったバンクオブアメリカやスターバックスの建物が破損され、一人が逮捕された。本日の土曜日、反トランプ派の自称フェミニストたちが率先して女性行進とやらを行なっている。しかし、このウィメンズマーチの目的は一体何なのか、一般女性にはちょっとよくわからない。
この行進では女性の権利が主題となっているが、トランプが大統領になったからといって女性の権利が迫害されるという危険はまるでない。トランプは女性から参政権を奪うとも言ってないし、女性労働者の賃金引下げなどうたっていないし、フェミニストたちが大事にする妊娠人工中絶を違法にするとも言ってない。
この集会は20万人からの女性が大統領就任式と同じ道筋を通って行なわれる予定。また、DCまでこれない人のために、全国各地の都市で同じような集会が予定されている。
しかし同じ女性でも特にこういう運動に興味のない女性も多くいることであるし、あたかも女性全体を代表するかのような名称は辞めてもらいたいというのが私も含め一般女性たちの希望だ。どうせなら正直にトランプ政権に抵抗する女性の会とか、過激派フェミニストマーチとか名づければ、その目的がはっきりするのに。
主催者側は、この行進は決して反トランプとか抗議とかいったことが目的なのではなく、トランプ政権が脅かすと思われる様々な女性問題やリベラル問題について語ることにあるという。 イベントでは人種によるプロファイリング、地球温暖化、妊娠人工中絶や、LGBTQなどの諸問題を取り上げる予定だという。行進の公式ウェッブサイトによると、関連団体は堕胎児臓器違法販売で悪名高いプランドペアレントフッド、人権キャンペーン、左翼黒人市民団のNAACPそしてラテン系左翼団体ヴォトラティノなど177の連帯団体の名が示されている。そのなかに胎児の命を守ろうという「命のための行進」女性団体の名前はない。それどころか、プロライフ(人工中絶反対派)の女性たちは集会参加を拒絶されたそうだ。これだけでも、いかにこの「女性行進」がほんの一部の女性たちだけの集まりであるかがわかるはず。
ところで今回、比較的女性にとって安全なアメリカと言う国で、あたかも勇敢であるかのように行進している女性たちは、野蛮人侵略者たちに日ごと夜ごと強姦の憂き目にさらされている欧州の女性たちを救うためにパリやマルモやドレスデンで同じような行進をする勇気があるだろうか?女性の権利を高々に歌い上げるフェミニストたちは、シリアやイラクなどで、非モスレムの女性たちがモスレム過激派によって性奴隷にされている事実についてこのイベントで一言でも話す勇気があるだろうか?
ありもしない米国大学キャンパス内での四人に一人が強姦されるなどという架空の犯罪を抗議しておいて、実際に四人に一人の女性が強姦されているスエーデンのことにはまるで興味がないフェミニストたち。ブルカを着ていない女たちは強姦を望んでいるなどと言って憚らないモスレム聖教者がいくらでもいるのに、身元も確かでないモスレム移民を大量に受け入れたオバマ政権への批判はまるでなく、危険人物は入国させない、犯罪を犯した移民は国外追放といって、国民の特に女性の身を守ろうとしているトランプに抗議する。
いったい、彼女たちの本当の目的は何なのだろう?


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