カカシはアメリカ住まいのアメリカ人だし、全国総選挙が迫っていることでもあり、もっと選挙について書くべきなんじゃないかと読者諸氏はお思いかもしれないが、はっきり言って今回の選挙、私にとってはどうも熱が入らない。今風の日本語で表現するならば「テンションあがんない」のである。皆さんもご存知のように私はドナルド・トランプ大嫌い。はっきり言ってネバートランプ派に近い。だからいくら共和党でも全然応援する気になれない。かといってヒラリー・クリントンは悪である。ヒラリーを止めるためなら鼻をつまんでもトランプに投票せねばならないのだろうかという気もする。
などと色々悩んでいるうちに、かのウィキーリークがヒラリーのメール内容をどんどん暴露。ヒラリーがどれほど腐敗しているかがこれまでにも増してはっきりしてしまった。それに加えて一度は起訴しないと発表したFBIが、ヒラリーの側近フーマ・アべディンの前夫のコンピューターを別件で取調べ中、なんとヒラリーからフーマに宛てた何百通にもわたる電子メールを発見。FBIはヒラリーが違法行為をした可能性が高まったとして捜査再開を発表。よくアメリカではオクトーバーサプライズ(10月の驚き)という言い方をし、候補者が相手に都合の悪いニュースを土壇場まで隠しておいて選挙ちょっと前に発表するという作戦がある。ヒラリー側が何年も前にトランプに痴漢行為をされたとかいう女性たちを持ち出してきたのもその作戦のひとつ。しかし今度の事件はちょっと別。
下記は読売新聞より。

 【ワシントン=尾関航也】米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏(69)が国務長官在任中、個人メールで機密情報をやりとりしていた「メール問題」で、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は28日、新たな関連メールが見つかり捜査を再開したと議会に文書で通知した。
 投票日が11日後に迫る中での捜査再開はクリントン氏にとって大きな打撃になりそうだ。
 米紙ニューヨーク・タイムズによると、新たなメールはクリントン氏の長年の側近であるフーマ・アベディン氏のパソコンから見つかった。FBIはアベディン氏の夫、アンソニー・ウィーナー元下院議員が未成年者に卑わいなメールを送った疑惑を捜査する中で、新たなメールを見つけたという。
 コミー長官は、議会への通知で、メールに機密情報が含まれているかどうかを調べる考えを示した。FBIは今年7月、メール問題について違法性はなかったとして、クリントン氏を訴追しない方針を発表した。
 捜査再開を受け、クリントン氏は遊説先のアイオワ州で記者会見し「7月に達した結論は変わらないと確信している」と述べ、新たなメールの中身に問題はないとの認識を表明。「FBIは遅滞なくこの事案を説明する責務がある」とも述べ、違法行為を行っていたとの印象が広がる可能性に強い懸念を示した。

こんな土壇場になって勘弁してよ~と言いたいところだろうが、オクトーバーサプライズとはよく言ったもんだ。
今のところヒラリーとトランプの支持率は接戦でどっちが勝つか全くわからない状態。すでに投票が始まった州では民主党による八百長がどんどん明らかになっている。アメリカの多くの州で投票の際に身分証明の必要がないところがあり、投票権のない違法移民や犯罪者や死亡者が投票したり、一人でいくつもの地域で投票したりしているとか、左翼の悪玉大金持ちのジョージ・ソロスが提供した投票マシーンが共和党の票をすべて民主党に変換しているなどといったニュースも入ってきている。
共和党候補のドナルド・トランプは前々から八百長選挙が横行していると不満を述べているが、どうも本当のようだ。それが選挙結果に影響を及ぼすかどうかは解らないが、ここまで接戦だとトランプが心配するのも当然だろう。


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