先日、警察との接触で命を落とした黒人たちの23件に関する記事のなかで紹介されていたメリーランド州のボルティモア市でおきたフレディ・グレイの死亡事故に関して、業務過失致死の罪で問われていた6人の警察官被告が全員起訴却下となり、グレイの死は単なる事故であり誰の責任でもなかったことがはっきりした。
もともとこの事故は最初から犯罪ではなく、単に逮捕されたフレディ・グレイが輸送中のミニバンのなかで転んで怪我をし死亡に至ったというもの。それが反警察のブラックライブスマターなどの暴力団が市民の警察への猜疑心を煽って暴力を扇動しボルティモア市で大暴動を起した。政治圧力に屈服した検察官のモズビー女史(黒人)は黒人二人を含む6人の警察官の起訴を決行。無意味な裁判で大金を使って市の予算を浪費し、警察官労働組合は会員費を二倍にして弁護に及んだ。なんたる無駄使い!
だいたいからしてボルティモア市の黒人層が市の行政に不満を持っているとしてもそれが人種差別のせいだと大騒ぎするのはやめてもらいたい。先ず市長のステファニー・ローリング・ブレイク女史は黒人、検察官のマリリン・モズビーも黒人。警察署の組織票を見てみると新しい署長は白人だが、歴代何人も黒人の署長がいたし、同署の幹部の半数以上が黒人で占められている。またボルティモアの市議会も議長を筆頭に半数以上が黒人だ。
私は黒人が多い地域の地元政府が黒人によって代表されるべきだという人種差別的な考えは大嫌いである。肝心なのは人々の代表となる政治家や警察官の才能と人格だ。彼らの人種も性別も何の関係もない。
市長をはじめ黒人が半数を占める地元政府が反黒人の人種差別者だというなら、単に黒人だからというだけでブレイクのような不能人間を市長に選んだ市民にも責任がある。
当然のことながら、警察官たちの士気は落ちて最低の状態。同市では警察官が非常に消極的になったため凶悪犯罪が急増している。そうやって一番迷惑を被っているのが地元黒人層なのだ。本当に黒人の命がそんなに大事なら、黒人の生活が安全になるように地元市民が警察と協力して悪質な犯罪者を自分らの社会から取り除く努力をすべきなのだ。警察を悪者扱いして責めているだけでは無意味なだけでなくかえって逆効果である。
追記:昨日もサンディエゴで警察官が二人待ち伏せされ、一人が殺され、一人が瀕死の重傷を負った。ブラックライブスマターは国内テロリスト軍団である。奴らの悪事は断じて許されてはならない。だが、もしクリントンが大統領になったらことはもっとひどくなるだろう。それについては別の機会に書こう。


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