この間の火曜日に、ウィスコンシン州において大統領候補予備選が行なわれ, クルーズが圧勝した。当初の予想ではトランプがクルーズに20%も差をつけており、トランプの勝ちは間違いないものと言われていたが、近日、ウィスコンシン州の人気知事で自分も一時は大統領に立候補していたスコット・ウォーカー知事の支持も得て、クルーズの人気が急上昇していた。
これで代議員の数はトランプが743、クルーズが517となるが、二人とも候補獲得のために必要最低限の1237票にはかなり足りない状況である。私の単純計算だとトランプは残りの予選で60%以上、クルーズは80%以上の票を集めないと最低数に達しない。であるからトランプのほうが断然有利であるかに見えるが、クルーズは7月の大会までに最低数を獲得する必要はない。クルーズは単にトランプが最定数を獲得するのを阻止すればいいのである。
繰り返して言うが、もし7月までに誰も最低代議員数を獲得することができなければ、ブローカーコンベンションといって、共和党大会において代議員による投票によって大統領候補が決められる。代議員は最初の投票では自分が指定された候補に投票する義務があるが、二度目からの投票は変えても良いことになっている。ということはクルーズが勝つためには、今のうちにすでに脱落した他の候補者が獲得した代議員の票を確保したり、初期の予選でトランプが勝った州の代議員を自分の味方につけるなどの運動をする必要がある。
ブローカーコンベンションの確立が非常に高くなった今、クルーズの選挙運動事務所はコロラドやアリゾナなどで代議員確保に必死である。


2 responses to ウィスコンシン州予選惨敗で難しくなったトランプの候補獲得

goldbug3 years ago

指名を阻止出来る可能性は高くなってきましたね。しかし第三党から出馬されたら元も子もないんじゃないんでしょうか。獲得代議員数で過半数ではなくても、クルーズ氏よりも多いのに、指名されなかったら、共和党は自分を公平に扱わなかったと言い出しそうですよね。出馬させないための戦略はどうなってるんでしょうか?

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苺畑カカシ3 years ago

goldbugさん、
代議員数が過半数を超えない場合の規則は前々からあるので、そういう可能性も考えて根回ししなければなりません。クルーズはいまそういうことを躍起になってやってますよ。第三党とか言う前にトランプもそういう地味な活動をすべきなんですが、彼にはそういう辛抱強いところがない。
第三党になって出馬した場合は、民主党の票が割れる可能性もあります。今、共和党でトランプを熱烈支持している人はトランプが共和党候補にならなかったら第三党で出なくても共和党には入れないでしょう。だからあまり影響はないかもしれません。

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