ミスター苺が、トランプは本当に勝ちたいのかな、というので、「トランプは本当に勝ちたいのか?」とグーグルってみたところ、なんと同じ見出しの記事がいくつも見つかった。(爆笑!)去る4月1日のエイプリルフールに、トランプはユーチューブに自ら出演し、自分が大統領に立候補したのはジョークだった、本当はヒラリー・クリントンに大統領をやってもらいたいと思っていると語った。ビデオの最後に「エイプリルフール!」と叫んだトランプだが、実はこのビデオこそトランプの本音なのではないかという説があちこちで囁かれている。
保守系雑誌のナショナルレビューでは、トランプは最初から勝つつもりなどなく、二位で終わることによって自分の名声を高めたいだけだったのだという記事が掲載された。
去年、後に選挙法違反で解散した親トランプスーパーパック(選挙事務所とは独立した応援団)の報道官を勤めていたステファニー・セギルスキーは、今週になってトランプのスタッフがトランプは自分のブランドに箔をつけるために最初から予選で二位を目指していたと暴露した。セギルスキーは「トランプですらここまで来れるとは想像していなかったと思う」と書いている。セギルスキーいわく、恐ろしいのはトランプはここまで勝ち越せるとは考えていなかったので、大統領としてどんな方針や政策を持つべきなのかという深いことは全く考えていないということだ。しかしここまで来ると自分のエゴがものを言い始め、他のことは目に入らない様子だと語っている。
この考えは共和党の作戦家でトランプ選挙運動報道官になるかもしれないと言われているチェリ・ジェイコブスも、トランプは大統領などとても務まらないと自らも察しているようで、本当に候補者になどなりたくないのではないかと思うと語っている。ジェイコブスいわく、トランプは単に自分のブランドの名声を高め面白がっているだけであって、全国選挙でクリントン候補と立ち向かう厳しい選挙戦など興味がないのだそうだ。

「(トランプにとって)代議員数が足りなくて(共和党)候補になれないのは望むところだ、候補の座を奪われることで自分は犠牲者であると今後長らく主張できるからだ。」

とジェイコブスは言う。それが本当でも嘘でも、共和党の反トランプ派はこれを使ってトランプ支持者に訴えるべきだ。
トランプはクリントンを勝たせるためのトロイの木馬なのだ!
トランプを支持することはクリントンを支持することに他ならないのだ!
それが最初からトランプの狙いだったのだ。


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