ヨーロッパ中で起きているモスレム移民による犯罪も、女性たちが銃を護身ように携帯していたらずいぶん事情が変わるだろうなと思うのだが、まだヨーロッパまでは行かないとは言えモスレムテロリストISISに悩まされているアメリカの大統領はといえば、対テロ戦争より自国民の武装解除に余念がない。
アメリカ国民は民主党支持者も含めた過半数が一般市民の銃所持は合法であるべきと考えている。それでも左翼リベラルのアホどもが、ことあるごとに憲法で保障されている国民の銃所持の権利を迫害しようと躍起になっている。
そういう左翼リベラルの脳足りんの一人が「私は銃を振り回している犯罪者よりも合法銃携帯者のほうがよっぽども怖いと思う」。と書いているのを読んで、現実を把握していないとこうもアホなことがいえるんだなと呆れた。
彼女の理屈は、自分は白人で中流階級の安全な場所に住んでいるので、銃を持った犯罪者(黒人ばっかりだといわんばかり)なんかに遭遇する可能性なんかほとんどない。それに比べて合法銃携帯者はどこに居るかわからない。それに、銃のある家では、5歳未満の子供が大人の銃をおもちゃにして自分や家族を殺したりする事件が一週間に一度の割りで起きている。銃所持者の家はネットで検索できるような法律を作るべきだ。
とこうである。はあ、銃所持者は性犯罪者と同じ扱いなわけ?
フェイスブックの友達がアメリカでは幼児が事故で自分や他人を撃つ事件が一年に52件ほど起きているという記事を載せていた。ちょっと検索してみたら52件ではなくて42件、死者が出た事件は12件で、そのうちの10件は撃った幼児が犠牲になっていた。
でもカカシさん、年に12人もの死者が幼児による銃の扱いで出ているのは深刻なんじゃないですか?
と聞かれそうだが、無論そうである。幼児の手の届くところに銃を置きっぱなしにしておく大人の無責任さは十分に問われるべきである。だが、それをいうなら幼児の手の届くところに危険物を置かないというのは常識中の常識ではないのか?幼児は洗濯用の洗剤パックをお菓子と間違えて食べてしまったり、風邪薬のシロップをジュースと思って飲んでしまったりする。台所には幼児の手に触れたら危険なものがいくらでもあるだろう。
実は幼児の事故死の原因については、カカシは大学時代にずいぶん色々調査をしたことがあるのだが、5歳以下の幼児の死因は溺死がダントツである。幼児であるから海や川に一人で泳ぎに行ったりするわけはないので、大抵の場合の溺死は普通の住宅で起きる。アメリカなので庭の水泳プールという場合が多いが、時には裏庭の池や風呂桶や、なんとバケツの水だったりするのだ!私が調べた年にバケツの水で溺死した幼児の数は、銃の事故で死んだ幼児の数よりずっと多かったのを覚えている。
それで今回もちょっと検索してみたら案の定、去年の幼児の死因の第一はやはり溺死で700件であった。銃の事故で10人の幼児が死んだことは悲劇である。だが、幼児の死はどのように起きても悲劇だ。特に親がきちんと監視していれば防げた場合は一層口惜しい。
このリポーターは銃は自己防衛に使われることより事故や家族同士の争いや自殺に使われることのほうが圧倒的に多いと書きながら、その根拠となる調査をまるで載せていない。はっきり言ってこれは真っ赤な嘘である。
銃が正当防衛に使われた場合、誰も死んだり怪我をしたりしないことが多い。なぜかと言うと、犯罪者は一般市民が銃を抜いたら撃たれる前にすたこらさっさと逃げてしまうことが多いからである。何の被害も出ない犯罪の場合は警察が呼ばれないことも多いし、警察が来てもたいした捜査もなしに終わってしまうことが多いので、銃による事故死や自殺や家族同士の犯罪のような統計に入らないのだ。
銃がどれだけの率で正当防衛に使われているかという統計は, 正当防衛で犯罪者が殺される場合だけでなく、全く銃が発砲されない場合や、けが人が出ない場合、もしくはけが人が出ても軽症である場合も含める必要がある。正当防衛による殺人より犯罪者による殺人のほうがずっと多いという統計には銃によって未然に防がれた犯罪が全く含まれていないという事実に注目すべきである。
また、銃が家族同士の言い争いに使われるというのも曲者で、銃を使った殺人が起きた家庭は、それまでにも暴力沙汰で警察が呼ばれていることが多い。ごくごく円満に生きてきた家族が銃を買ったとたんに口争いが撃ち合いになったわけではなく、もともと暴力的な家族だったから銃が殺人に使われてしまったというのが現実。こういう家族は銃がなくてもいずれは他の武器で暴力事件を起す。
自殺は銃が一番てっとり早いから使われるだけの話。銃の多いアメリカの自殺率は銃規制の厳しい日本やヨーロッパ諸国より低いことが銃と自殺は無関係なことを証明している。
このリポーターが言うように合法に銃を所持している家庭の住所を公開したら、彼女の周りに銃を持っている人が意外と多いことに気がつくはず。そして何年もそういう人たちの間で生きてきながら、彼女が近所のひとたちから脅されたことな一度もなかったことに気がつくはず。
それでも銃を持った犯罪者のほうを選ぶというなら、この人の神経を疑うね。


6 responses to 犯罪者より合法銃携帯者のほうが怖いと言える左翼リベラルの屁理屈

アンデルセン8 years ago

あのオバマさんの涙ながらの会見は、「猿芝居やめろよ、ホントにサルに見えてくるから。おまえ、本気で苦労したり、戦ったりしたことないだろう!」と怒りを覚えるものでした。
最終的には「銃のない社会」の方が良いと思いますが、他者に対する暴力を正当化する連中の存在や武器商人の経済学、アメリカより治安の悪い国からの移民を認めている現実を鑑みると、当分は机上の空論でしょう。ただ、銃所持の権利を認めるにあたり、暴力的思想の有無の確認は厳格化した方が良いと思います(既にあるでしょうか?)。日本人のトラウマ、服部君射殺事件では、犯人は小動物を殺して遊ぶ人だったと伝わっています。ナントカに刃物。これが銃と入れ替わったら、破壊力は比べ物にならない。
しかし、一年間に700名もの溺死例がありながら、マスメディアで大々的に流されたというだけのアイラン君ひとりの死と交換に大量”難民”受け入れ宣言をしちゃったオバマさんの破壊力にはかなわない。

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苺畑カカシ8 years ago

>服部君射殺事件では、犯人は小動物を殺して遊ぶ人だったと伝わっています

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アンデルセン8 years ago

>家主はやむ終えず撃ったと証言
こちらに届いている話は少々異なります。
一度道に戻った服部君を、家主はわざわざ呼び戻して撃った、と伝わっています。
カカシさんのお話の通りですと、確かにご家族が恐怖を覚えるのは分かりますが、それでも「威嚇射撃」や、脚・肩など「致命傷にならない部位を狙う」ことはできたでしょう。屋内にすら入っていない、つまり接触していない相手に対し「撃ち殺す」以外の選択肢がないような腕前だったのでしょうか。
アメリカとはかなり常識が異なるようです。
お互い、相手の主権下では自覚が必要なようですね。
>自分が家を出張などで留守をしていて、あなたの奥さんと小さい子供が留守番をしていたとします。あなたは奥さんが銃を持っていたほうがより安心ですか、不安ですか?
お題の前提を共有できません。
今もそうしていますが、居住地は治安を調べたうえ*で決めます。また、建物の安全性も確認しますし、民間のセキュリティーシステムに加入します。妻が銃を持ちたいというなら扱い方をマスターさせたうえで持たせますが、使用に不安があるようなら持たせません。
私が社畜の駐在員で上記の自由が利かないようなら、妻と子供は日本に帰し、単身赴任にすると思います。
*「犯罪発生率マップ」など公的資料のみならず、都市構造上犯罪のおきやすい地点を避け、当然、下見もします。また、居住者の所得や職業などの他、昼夜の人口動態、部外者の流入可能性も考慮します。
なお、私は銃同様、民間のセキュリティーシステムも最終的には人類社会から不要とされる存在になることを希望しています。

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アンデルセン8 years ago

【追記】
今後はアメリカの司法を尊重して「犯人」とは呼ばないようにします。
ただ、彼を称するに際し説明の言葉がないと困るので「加害者」とさせていただきますが、この表現に問題はあるでしょうか。

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苺畑カカシ8 years ago

アンデルセンさん、
留守番中の奥さんに銃を持たせる云々は、アメリカに住んでいないアンデルセンさんには、感覚的に理解できない前提ですよね。ま、しょうがないでしょう。アメリカが日本より危険だという意味ではなく、銃を自己防衛に使うという感覚はアメリカに住んでいないと理解しがたいことかなと思います。
でもどんな安全な地域でも予期せぬ犯罪は起こります。そういうときにはどうすればいいのか、我々は常に考えておくべきですよね。その点アンデルセンさんはよくよく考えている方だと思いますよ。
>それでも「威嚇射撃」や、脚・肩など「致命傷にならない部位を狙う」ことはできたでしょう。屋内にすら入っていない、つまり接触していない相手に対し「撃ち殺す」以外の選択肢がないような腕前だったのでしょうか。
威嚇と言いますが、銃を向けて「動くな!」と言った時点ですでに威嚇をしたといえます。それでも向かってくる相手は攻撃の意志があると判断するしかありません。
車二台離れた距離に居る人間があなたに接触できるところまで来るのにはどのくらいの時間を要すると思いますか?これは約2秒です。
この二秒の間に相手に威嚇のために発砲して、相手があなたの腕を掴んだらどうしますか?この二秒の間に相手の足だの肩だのを狙っている暇があると思いますか?
銃の安全教室で必ず習うことは、もし発砲するのであれば、相手を止めるつもりで撃てというものです。生半かな発砲は何もしないよりも危険です。止めるというのは必ずしも殺すという意味ではありませんが、小さい口径の銃弾だと酔っ払っていたり麻薬でハイになっている人には肩とか脚では効き目がないこともあります。
ですから撃つ時は外す可能性が一番少ない胴体を狙うことを教えられます。
ま、こういう話はそのうちまたおいおいしていきましょう。

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アンデルセン8 years ago

★これはカカシさんのコメントを読む前に書いたものです。
【追記2】
確認を取りたくてWikipediaを見たところ、カカシさんがおっしゃる服部君の飲酒は記載がありませんでした。むしろピアーズさんが飲酒していたことを知りました。
また、私の「一度道に戻った服部君を~」の件も載っていませんでした。
これは当時、ある法学者の方の事件の解説にあったもので、私の記憶違いでなければ一般的な情報ではないのかもしれません。ルイジアナ州法がフランス法の影響を受けていてアメリカの州法の中でもやや特殊な位置づけであること、陪審員制であること、地元住民感情絶対主義が強いことが説明されていました。
(参考)
①「加害者」発言は、民事裁判で「殺意を持って殺した」と認められたことによります。
②ある「その後」の視点
http://tv-blog.blog.so-net.ne.jp/2013-10-10-2
ここでも服部君の飲酒は書かれていません。私の記憶にある呼び戻したということも書かれていません。
③銃社会であることを選択したアメリカにガイジンの日本人が口を挟むのは内政干渉だと思います。
ところで、不審者がテリトリーに侵入→熊をも殺せる44口径マグナム準備→警告「Freeze」→「「Stop!」4回→射殺
実は私、エレベーターの階層を間違えて、別のお宅に鍵を突っ込んでしまったことがあります。こんな私がアメリカに住んでいたら、おそらくすでに鬼籍でしょう。( ̄人 ̄)ナンマンダ~♪
ガイジンの私には、状況判断のために採用する材料及び選択肢の少なさと思考回路の短絡さに戸惑います。背景に、近年もしくは近隣でハロウィンを口実にした、あるいはそれ以外の重犯罪でもあったのでしょうか。部外者に不安を感じるなら塀を建てるとか、平和かつ温和な他に取りうる手段もあるかと思いますが……(なにか不安があるのか、日本でも塀の上部に鉄条網を貼っているお宅を見かけたことがあります)
国籍や人種を根拠とした同胞意識を、私は持ち合わせておりません。残念ながら、無くしてしまいまして。殺害の手段が銃であったことも、ショッキングではありますが、他の殺害手段と比べ特にどうとは思いません。
★この種の意見が対立する会話を日本でキラキラ文系女子を相手にすると、間違いなく、黙殺された上に攻撃的な反応が返ってきます。カカシさん、まともにとりあってくれてありがとうございます。

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