この間、テキサス州で行なわれたモハメッド風刺漫画コンテストについて、もう少しでテロ攻撃の被害者になるところだった主催者のパメラ・ゲラーに対して、ゲラーの活動はイスラム教徒を挑発する行為だという批判の声が高まっている。そのなかで「何時(いつ)フリースピーチ(自由な言論)がヘイトスピーチに変わるのか」という質問をした人が居た。私はその時、思わずラジオに向かって「NEVER!(絶対にない!)」と叫んでしまった。
だいたいからして、私はヘイトスピーチという概念そのものが非常に恐ろしいものだと考える。ヘイトスピーチとは名誉毀損や脅迫や暴力扇動といった今でも違法とされている言論ではなく、単に誰かが『嫌な気持ちになるような言論』という非常に漠然とした概念であり、往々にして政治的に正しくない意見(現在のアメリカや日本では右翼や保守の意見)弾圧に使われているからだ。
CNNのニュースアンカー、クリス・クォモなどは、「ヘイトスピーチは言論の自由で保証されていない」とツイッターとまで書いている。
それについて当のゲラー女史はこのように反応している。

先ず第一に、私の活動は「ヘイトスピーチ」などではない。私は人々が知りたくない真実を語るだけだ。それを彼らは「ヘイトスピーチ」というラベルを貼る。そして「ヘイトスピーチ」は(米国憲法)補正案第一条で保証されていない、と自称弁護士のクリス・クォモは私の活動について述べている。
つまり、クリス・クォモは政権がある種の言論が「ヘイトスピーチ」として規制される独裁政権の下に行生きるいというのだ。そうでなければ彼はもうすでにそういう社会に生きているとでも考えているのだろう。氏は合衆国がある人々の意見や見解が違法となり他の意見が強制される社会になることを望んでいるようだ。
それはまさに合衆国憲法と真っ向から相反するものである。そしてまさにそれこそが私の戦う相手なのだ。
クリス・クォモは合衆国憲法にまるで無知であり、ここで彼の暗い独裁的な本心が暴かれたのである

ところでゲラー女史がイスラム国の暗殺名簿に載ったという話は昨日もしたが、それについて女史はFBIに連絡を取ったが、いまだにFBIからは何の反応もないという。アメリカ国内でテロ未遂事件がおき、アメリカ市民が名指しで暗殺脅迫をされているというのに、オバマ政権はまるで無関心というのはどういうことだ?
オバマ政権がイスラム国の脅威を認めたくない理由ははっきりしている。オバマ政権になってからブッシュ時代には弱体したテロリストが再びその威力をぶりかえしてしまったことをオバマ王は認めるわけにはいかない。なんとかアメリカ市民にイスラムテロリストの脅威を過小評価して伝えようとしているところに、イスラムテロリストの脅威を口うるさく表現して怯まないゲラーの存在は目の上のたんこぶである。オバマ自身ゲラーがテロリストに殺されてしまえばいいと本気で信じているくらいだろう。
アメリカ主流メディアはこぞって、もしゲラーが暗殺されても自業自得と口を揃えてが鳴りたてている。
テロリストの暴力に怯むことが自由社会といえるのか?言論の自由をたった一人の女性に任せるまでにアメリカは衰退してしまったのか?
もしもイスラム教がゲラーが言うような暴力的な宗教ではないというなら、イスラム教徒は彼女の言論の自由を守るために断じてテロリストの暴力に立ち向かうべきだ。ゲラーがそうい言ったわけではないが、イスラム教が暴力的だとか野蛮だとかいう批判に対しての反応が常に暴力であるのなら、イスラム教徒にヘイトスピーチだのなんだのと文句を言う資格はない。
テロリストに何を言おうと無駄な話だが、アメリカや他の自由社会がヘイトスピーチなどという言論弾圧を奨励するのであれば、我々も野蛮なテロリストとたいした変わりはなくなってしまう。
日本もヘイトスピーチ規正法などという言論弾圧法を断じて許してはいけない。


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