在特会の桜井誠氏がMAKOTALKというユーチューブビデオクローズアップ現代という番組がヘイトスピーチについて特集したという話を聞いたので、早速観て見た。もしもNHKの番組が言うことが本当なら、(桜井氏は偏向報道だといっているが)確かにこの反在日運動家たちの行動は極端すぎて規制されるべきだろうなという印象を受けた。
番組のなかで、「在日は出てけ」とか言っているのに加え、「お前ら死ね」とか女学生が「大虐殺しますよ」とか言っているのを聞いていると、これはもう抗議というより暴動扇動だろうと思った。
しかしながら、こうした行為は何もヘイトスピーチ法なんて変な英語の法律を通さなくても、既存の法律でいくらでも取り締まれる行為だと思う。
たとえば、日本にはデモ行進とか野外騒音とかの規制はないのだろうか。それと、既存の法律で暴力を扇動するような言葉は「脅迫」として規制されていないのだろうか。
アメリカではデモ行進をする場合は地方政府の許可を取る必要がある。また、野外で許可なくやたらな騒音を立ててはいけないことになっている。番組の中で紹介されたような小学校の前での暴力を扇動するような行為は、無許可の街頭デモ、騒音規正違反、脅迫、などの罪に該当し、人種差別だのヘイトスピーチだのと新しいカテゴリーを作って取り締まらなくても、十分に既存の法律に違反する犯罪として取りしまうことができるはずである。小学校の前で拡声器を使って子供たちを皆殺しにしてやるなどという発言を一時間もやっているのを地元警察が放置していたということ自体、私には全く理解できない。
もしも、日本国内の右翼が本気で少数民族への特別扱いに抗議をしたいのであれば、こういうやり方が一番いけない。かえって政府に言論弾圧の口実を与えてしまうからだ。
さて、NHKのクローズアップでも桜井氏も欧州で起きているイスラム系移民への不満が移民への全体的な排斥運動のように扱っているが、双方とも欧州で起きている反イスラム運動を良く理解できていないと思う。それと、欧米といって何かとアメリカとヨーロッパを一緒くたにして考えるのも止めていただきたい。もともと移民で成り立っているアメリカと単一民族主義の欧州では文化にかなりの差がある、欧州と比べたら日本のほうがアメリカよりずっと文化的にも政治体制的にも近い。
桜井氏はドイツで行なわれた反イスラム移民運動を移民排斥運動だとして日本の反在日運動と比べているが、欧州におけるイスラム系移民問題は日本の在日外国人問題などとは比べ物にならないほど深刻だ。
先ず日本では在日の人々による日本人への暴力というものがほとんど存在しない。また政治的にも彼らによる政府への多少の圧力はあるとはいえ、在日韓国人や中国人をメディアが全く批判できないという状態でもない。中国系暴力団による犯罪は存在するが、それは中国人移民による犯罪ではなく外国人犯罪者の行為であり、在日中国人がそれを支持しているわけでも応援しているわけでもない。かえって在日の人たちこそ、これらの暴力団の被害者になっていることだろう。
日本における在日韓国中国の歴史は長く、彼らはほとんど日本人と区別がつかないくらい日本社会に融和している。本人がそう言わなければ周りの人も在日の人だと気が付かないのが普通だ。そういう人たちが政治的に多少の要求をしているとしても、それは日本国内の法律をきちっと守った上で、日本の風習や法廷に従ったうえでの抗議運動であったりする。彼らの要求に同意できないとしても、それは彼らが外国人だからということではなく、単にかれらの政治見解と右翼の人々の見解が違うという程度のことだろう。それが暴力とかテロとかいった方向に走っているわけではない。
ところが欧州におけるイスラム移民の問題はもっともっと深刻なのだ。日本の在日のひとたちは、自分らが外国籍であることをあまり宣伝したがらないのに比べ、イスラム教徒は自分らがイスラム教徒であることを強調する。わざとアラブの服を着てみたり女性にヒジャブを着せたりして町を闊歩する。それだけならいいが、自分らの居住区で勝手にシャリア法というイスラムの法律を設立し、地元の国の法律など完全無視でやりたい放題。
パリでは何度もイスラム教の暴動が起きて、毎晩何百台という車が焼かれるなどということが起きている。フランスでもオランダやドイツでも一般人が入っていけないイスラム居住区がある。治安が悪すぎてバスもタクシーも郵便屋さんさへ乗り入れないのだ。
それでいて地元政府はイスラム教徒への批判をヘイトスピーチだと言って徹底的にとりしまる。イスラム教徒による人種差別や暴力行為は野放し。イスラム教徒が自分らの宗教に逆らう行為だからといって地元の国の風習を捻じ曲げようとしていても欧州の腰抜け政府は何もできないで、かえってイスラム教を批判することを弾圧しようとする。
シャリル・ヘブドの漫画は下劣だと桜井氏はいう。あれではイスラム教徒が怒るのは当然などという。だが、欧州の風刺漫画は日本やアメリカでは考えられないほど下品なものがおおく、おちょくられているのは何もイスラム教徒だけに限らない。私はドイツのマルケル首相がアメリカの象徴のアンクルサムの裸の尻から出てくるフロートが何かの行進で堂々と町を繰り出すのを見たことがあるし、ブッシュ大統領とどっかの首相(男)がオーラルセックスをしている漫画が道端の看板にどうどうと掲げられたりしているのもみたことがある。つまり、下劣な漫画でおちょくられたのはモハメッドだけではないのである。だが、それでキリスト教徒やユダヤ教徒が暴動を起したり新聞社を焼いたなんて話は聞いたことがない。
欧州の人々の間では、これまでのイスラム教徒による暴行と、それに多様主義とかグローバリズムとかいって共謀してきた欧州各国の政府への怒りが、今回のパリでのテロ事件で爆発したのである。日本における在日韓国中国人への特別待遇への不満などというこじんまりしたものとはまるで別物である。
こうした状況を同等に扱うのは非常に危険だ。
桜井氏によると、街頭で人種差別的なデモ行進をやっているのは在特会の人々ではないとのこと。それが本当で在特会の人々が、上記のテレビ番組で取り上げられた脅迫的なデモ行進を支持していないのであれば、これらの人々の行動を断固批判すべきだ。自分らの目的は在日外国人が政府から受けている特別待遇をやめさせることにあり、在日韓国中国人を日本から追い出すことではないとはっきり言うべきだろう。そうでないとこういう輩と一緒にされてヘイトスピーチという言論弾圧で黙らされてしまう。
また、日本政府は政府で、ヘイトスピーチなどという珍妙な法律を通すまえに、すでに存在する法律できちんと違法デモや騒音や脅迫行為をきちんと取り締まってはどうなのか。それをしないで彼らの行動がエスカレートするのを放置しておいて、ヘイトスピーチだなんだと騒ぎたてるのはおかしい。
それからこうした右翼の行動をナチスドイツと比べるのも止めてもらいたい。右翼をナチと同じだと言って責め立てると、右翼の人々が自分らはユダヤ人の敵と扱われている、と無関係なユダヤ人から批判されているような勘違いをするからだ。そして関係もないのにユダヤ人の陰謀だと言い出す人も出てくるかもしれない。
何かあるとすぐユダヤ人が犠牲になる。パリの件もそうだ。悪いのはイスラム移民なのにユダヤ人が欧州から脱出しなければならない状況が起きているのだ。
ともかく、日本の右翼保守が自分らの声を失いたくないのであれば、町を繰り出す反在日デモ団を断じて糾弾すべきだろう。多少彼らの気持ちに同情できるからといって黙っていると、そのうち何もいえなくなってしまう。


7 responses to 良く理解できない日本のヘイトスピーチ

すぷー5 years ago

在特会の過激な言動がマスコミに取り上げられる前は、この活動に反感を持っている「しばき隊」と名乗っていた(今は違う名称になっているらしいです)団体が在特会のデモに乱入して暴力行為を働いたりして、しばき隊側に逮捕者が出ていたようです。
しかし、その頃しばき隊には有田芳生という国会議員がついていて、反ヘイトスピーチ法はこの議員が成立させようと動き始めていました。
元々在特会は暴力を受ける側でもあったのですが、この国会議員の動きとマスコミを使うのが上手い左翼側の動きもあって、現在に至っています。
もちろん有田芳生という国会議員の存在も、彼が反ヘイトスピーチ法を成立させるために動いていたことも桜井氏は知っています。
このような状況ですが、在特会の桜井氏は、この過激な言動を「戦略的にやっている」と言っているようですね。
どの様な戦略なのかは知りませんが。
私はこの団体の動きを追っているわけではなく、ネットなどを巡回しているうちに目についた情報を思い出して書いたので、どこまで正しいか、あまり自信がないのですけど。
あと、右翼の反感ではないのですが、世界の出来事はユダヤ人が裏で動かしているという「ユダヤ陰謀論」的なものを吹聴する輩は、日本でも既にネット上に存在していますね。
それどころかその手の書籍も存在しています。
一般的な保守派は、ユダヤ人を救った杉原千畝氏の行動や、そこから繋がる日本の政策を評価しているので、その様なものに乗せされることは今のところはないと思いますけど。
去年アンネの日記が複数の図書館で破られた事件の時も、これに賛同するどころか、左翼やマスコミがこの事件を保守派や右翼と結び付けるのではないかと警戒したくらいですら。

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苺畑カカシ5 years ago

すぶーさん、
コメントありがとうございます。NHKの番組のなかでも、抗議行進をやっている反在日の団体の人が、わざと過激な言葉使いをすることに効果があると語っている映像がありました。いったい何に効果があるというのか、その作戦をお聞きしたいですね。
怖いのは、こういう過激派の言動が「ヘイトスピーチ」という概念で定着してしまうことです。だから法律を通さなければならないのだと政府にうまい口実を与えてしまうことです。
何世代も日本に住んでいる在日の人に、国へ帰れ、とか出て行け、というのは本当に理不尽であり、そんなことをして何を達成することが出来るというのか、それがわからないやからは単なる人種差別者といわれても仕方ないですね。
カカシ

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ちび・むぎ・みみ・はな5 years ago

NHKの「クローズアップ現代」は非常に問題のある番組である.
そもそもNHK自体が非常に問題のある「閉じた」組織になっている.
中国の国営放送局の支局をNHK本部に持っているというだけでも同断だ.
現在, NHKの台湾に関する報道に対して裁判が進行中で
第一審ではNHKが敗訴しており, さらにもう一件の大規模控訴が
NHKに対して行なわれる予定である.
NHKと朝日新聞は, GHQ占領時代に日本悪者プロパガンダを
行ない報道検閲に積極的に協力したという意味で, 同根の組織である.
構造的にも, 労働組合いのクーデターで支配権が労働組合いに取られた
朝日新聞と同じく, HNKも労働組合いによる支配構造がある.
本来であれば無くさなければならないのであるが, GHQ占領, 朝鮮戦争,
冷戦と日本が米国の力の下にあった時代が長く続いたために
利権構造が深く日本のジャーナリズムの間に築かれてしまっている.
この状況を改善するためには報道にもっと自由を導入すべきなのだが,
自由な報道を牽制するのがこれらの既成のジャーナリズムなのである.
この様な構造は実は世界的に普遍的であると思う.
さて, 在日の諸氏が日本の風習に解け込んでいるかといえば,
そうでないから問題なのである. 例えば, 在日の方々の生活保護の
受給率は日本人の十倍以上であり, 通名(借りの名前)を悪用した
詐欺なども多い. これらの在日の方々を核として来日外国人が
集まって日本人が入り難い, あるいは警察の監視の目が届かない
ところが都内に幾つかできている. パリに比べれば何ということも
ないのかも知れないが, 仏国人より更に感情の細かい日本人にとっては
大きな問題なのである.
駅前の良い場所には大抵パチンコ屋があり持ち主は在日が多い. 何故か?
在日諸氏は「第三国人」という言葉を嫌う. 何故か?
これらはGHQによる日本占領時代に朝鮮人が「戦勝国人」として振舞って
不法の限りをつくした結果なのである. 彼らを日本人でもなく
連合国人でもない第三の者達という意味で第三国人とGHQが呼んだ.
この朝鮮人達の第三国人としての横暴の記憶が日本人にあるために,
在日諸氏は「第三国人」や「朝鮮人」という言葉を隠すのである.
パチンコは過去の不法利権であるが, 日本の関西には公共の場所を
何時の間にか在日諸氏が占拠してしまった例が多い.
これらを問題とするのが桜井氏の活動の中心なのである.
これをヘイトとするのは不法利権を暴かれる側の反撃に過ぎない.
日本におけるヘイトクライム問題とは(不法)利権にからむ問題なのである.
勿論, 桜井氏のやり方に批判的な人は多いが,
不法利権を守る側からの「暴力による反撃」はもっと問題なのである.
NHKはそこを報じない.
NHKが何かを主張した時には言わなかったことが多いことに注意すべきである.
このためもあり, 政府は政府独自の海外広報組織の立ち上げを検討している.

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苺畑カカシ5 years ago

私は主流メディアは全体的に信用していない。NHKは特に信用していない。私の観た番組もNHKの偏向を知らなくてもかなりな偏向番組であることは明白です。
在日韓国人組織の犯罪が政府の方針に影響を与えているというのであれば、それを指摘して変えていく努力をするのは立派な行動だと思います。
私が言いたいのは、人種差別や脅迫的な発言を繰り返すのは、かえって逆効果であり、言論弾圧者たちの思う壺にはまるということです。

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goldbug5 years ago

欧米といって何かとアメリカとヨーロッパを一緒くたにして考えるのも止めていただきたい

アメリカはヨーロッパと違って、イスラム系住民が他の宗教の人たちともちゃんと共存出来ているということなのでしょうか。だとするとヨーロッパでよりイスラム系移民問題が深刻なのは、移民側の問題というよりも、それを受け入れる社会の側の問題ということになりませんか?ヨーロッパのイスラム教徒はアメリカのイスラム教徒よりも自らがイスラム教徒であることをより強調するのでしょうか?もしヨーロッパであろうがアメリカであろうがイスラム教徒が同じように自分たちのアイデンティティを主張し、アメリカはそれを受け入れる寛容さを持ち、ヨーロッパはそれを排斥するとしたなら、イスラム教徒よりも、社会の側の問題が大きいと言える気がします。

小学校の前で拡声器を使って子供たちを皆殺しにしてやるなどという発言を一時間もやっているのを地元警察が放置していたということ自体、私には全く理解できない。

これは後に学校側が在特会を訴え、学校側が勝訴していますね。判決では在特会のやったことは人種差別に当たると言われたようです。しかし後で裁判で争わなければならないのではなく、やはりその場で警察がやめさせることが出来るべきでしょうね。彼らはちゃんと許可を取り、騒音規制などもちゃんとクリアしているでしょうから、やはりその発言の内容を問わなければならないでしょう。しかし現在の日本の法律では、直接的に相手に危害を加えでもしない限り、その発言だけで取り締まることは出来ないようですね。言論の自由を侵害せずに、こうしたことをその場でちゃんとやめさせることが出来るようにするのは、難しいのでしょうが、やはり必要なことなんでしょう。

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苺畑カカシ5 years ago

goldburgさん、
アメリカでもイスラム教徒の横暴は目に余るものがあります。彼らは何かと自分らの特権を主張します。イスラム教徒の多い地域では学校などでいざこざが絶えません。また公立学校の場合は宗教的な教えをしてはいけないことになっているのに、事実上イスラム教学校になっている公立学校も存在し、政府は全く黙認状態です。だからアメリカもヨーロッパの出来事を他人事のように見ているわけにはいきません。
ただ、あなたも指摘しているように、アメリカの場合、移民の受け入れ態勢が差別的ではなく、移民が特定の場所に居住しなければならないという厳しい規則はないですし、移民労働者は下級階級という意識もないので、移民だから自分はその社会に属さないという気持ちはないと思います。自分たちで孤立を望まない限りは。
欧州の場合、イスラム系移民を労働供給者という形で受け入れ、最初から自国民との融和を求めるどころか許さない形をとってきました。居住区を特定したり、差別したりね。それでは移民は自分が歓迎されたという気にならないだろうし、その国の人間として融和しようという気にもならないでしょう。
それを何十年もやってきたのだから反感が生まれるのも当然です。
それと欧州には極端な人権擁護法やヘイト犯罪、ヘイトスピーチといった法律があり、地元民が移民に関する苦情や文句を言うことを犯罪として取り締まるという逆差別もあり、移民と自国民との溝は深まるばかりです。
アメリカも日本もその欧州の間違いをそのまま繰り返そうとしている。それが非常に問題なわけです。
カカシ

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苺畑カカシ5 years ago

常連のNさんからメールを頂戴したので、一部掲載する。お断りしておくが、これはNさんの意見で私の意見ではないのであしからず。
ーーーーーー
カカシさん。
少しコメントを送らせて頂きます。
その前に言及されたしばき隊ですが、これ、実は日本にいても、全く実体が
不明な組織なのです。(言い換えれば組織の体を成していない)
そこで、私の若干分かる範囲で言いますと、構成人員はおおよそ半ヤクザ
のあえて言うならば正義の連中だと言えます。
どうしてこういう事が起きるかというと、実はカカシさんも驚くなかれ
創価学会及び公明党の利権は政財界に深く入り込んでまして、日本を急激に
衰退させ、滅亡させる勢力として抜群の力を発揮しています。(略)
密に犯罪ビジネスで提携している暴力団は住吉会を筆頭として極東会
という暴力団ですが、近年極東会は余りの創価学会幹部の犯罪性の酷さに
関わりを裂け始めて、仁義を守る山口組に傾斜し始めています。
恐らく、この極東会の反創価学会グル-プがしばき隊の一部を構成している
と思われます。(後略)

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