先の火曜日の中間選挙で共和党が圧勝したので、もう2016年の全国選挙で行なわれる大統領選についての話題に花が咲いている。左翼メディアはオバマの人気が最低なので、民主党の候補は何と言ってもヒラリーだろうと勝手なことを言ってるが、ヒラリーもかなり年だし若い年代には人気がない。だいたいヒラリーは元大統領夫人という他にはこれといった功績がない。国務長官としての彼女は取り立ててこれと言った政策をとってこなかっただけでなく、ベンガジ領事館テロという大失態の後の辞任があるだけ。もし民主党が本気でヒラリーを候補になんぞ選んだら、共和党としては非常に助かることになる。
さて、それでは共和党の候補にはどういった人たちが居るのだろうか?
現役の政治家となるとテッド・クルーズ(テキサス代表上院)議員、ポール・ライアン(ウィスコンシン代表下院)議員、スコット・ウォーカー(ウィスコンシン州)知事、クリス・クリスティー(ニュージャージー州)知事、ボビー・ジンダル(ルイジアナ州)知事などが居る。それ以外にはジョージ・W・ブッシュの弟で元フロリダ州知事だったジェブ・ブッシュや、元脳外科医で今は作家のベン・カーソンなる人たちが人気がある。前回の共和党候補だったミット・ロムニーの名前もあがっているが、これは無理ではないかという見方が強い。
まあまだ後二年もあることなので、なんともいえないが、結構いい顔ぞろいではないかと思う。
私個人としてはウォーカー知事が好きだ。彼はウィスコンシン州の教員組合の権力を大幅に削減し、州の経済を立ち直らせた人。組合からうらみを買って弾劾裁判にまでかけられたが、州民の支持を得て見事に生き残った。今回の再選挙でも相手側に大幅に差をつけて当選。
テキサスのテッド・クルーズ知事もいいね。テキサス州はクルーズ知事の代になって、大幅にビジネスフレンドリーな環境を拡大。わざわざクルーズ知事がカリフォルニア州のラジオ番組などで、テキサスは良いとこ、一度はおいで~ってな感じで税金の高いカリフォルニアからビジネスを奪い取ろうと盛んにがんばっている。
ポール・ライアン議員は、経済面ではいいのだが、いかんせんボトムラインしか考えない人。だから移民なんかも易い労働力として取り入れるべきという考えであるし、ビッグビジネスにべったりな感あり。 ただオバマケアとか最低賃金とかいう面ではかなり保守派ではある。
ルイジアナのボビー・ジンダルはインド系黒人。BPの原油漏れのときに連邦政府の援助にかなり文句を言っていた。指導力は抜群の知事。ただ、ミスター苺に言わせると、ジンダルは黒人だから先ず駄目だろうという。いや、共和党が人種差別者の集まりだからというわけではなく、黒人初の大統領のオバマがあまりにもひどかったので、「やっぱ黒人は駄目だ」という気持ちが多くの市民にできてしまったのではないかというのだ。なにせオバマ王の政権になってから人種間の亀裂はひどくなる一方。アメリカ国民が人種を乗り越えて大統領候補を選んでくれることを望む。
そういう意味でベン・カーソン氏も危ない。彼はアフリカ系黒人。でも南部の白人の間でもカーソン氏の人気は高いので、私はミスター苺ほどシニカルではない。ただ、私はカーソン氏のことは全然しらないので、なんともいえない。私の同僚(白人)「次の大統領はドクター・カーソンしか居ない」と言っているが。
ジェブ・ブッシュ。ジョージ・Wの弟だが、兄のダービャよりずっとリベラルという話。個人的にはジェブの息子のジョージ・プレスコット・ブッシュのほうが好きだな。イケメンだし、、関係ないが、、。ジェブは奥さんがキューバ系でスペイン語が結構流暢に話せる。プレスコットにいたっては完全なバイリンガル。ブッシュの名が有利になるか不利になるか見所である。
ニュージャージーのクリス・クリスティーはカラフルな人で、言いたいことは何でも言う。しかし共和党でもニュージャージーはかなりリベラルな州で汚職もひどい。クリスティーもいろんなスキャンダルに巻き込まれているので、ちょっと無理なのではないかと思う。最近ダイエットでかなり痩せたらしい。大統領候補はあんまり太っている人は選ばれない。くだらなそうで、見かけは結構大事なのである。
と、まあ、今はこんなところかな。
そのうち候補の一人一人について、もっと詳しく勉強して書いていきたいと思う。
時間はぜひとも共和党に政権を握ってもらわなくてはならない!


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