この間からカカシが書いているカリフォルニアやテキサスはヒューストン市のトイレ法もそうだが、最近は同性愛過激派団体によるトランスジェンダー人権保護という非常に過激な政治改革が幅を利かせている。 米国でも名高いジョン・ホプキンス病院の元精神科局長を務めていたポール・マクヒュー医師は、性同一性障害は精神病なのであり、健康な身体の一部を切り取る性転換手術は好ましくないという論文を最近ウォールストリートジャーナルに発表した。
マクヒュー博士は最近のアメリカの健康保険に性転換手術が含まれる可能性についてや、トランスの人々の人権保護という名目で、精神科医や両親が性同一性障害をもった患者に性転換手術以外の精神カウンセリングをすることを違法とする法律がカリフォルニアを含め幾つかの州で通されたことに関して、性同一性障害の治療を即性転換に結びつけるのは非常に危険なやり方であると主張する。
まず、博士は、性同一性障害者は精神科医の間ではよく知られる「思い込み」の障害だという。トランスの場合、自分の持って生まれた性別が何故か自分の思い込みとは違う。
これは身体醜形障害といわれる精神病のひとつの症状で、自分の容姿を「醜い」と思い込む病気だ。自分は太り過ぎだと思い込んで拒食症になったりするのもこの病気のひとつである。
こういう人は自分の身の回りに起きている問題が、容姿を変えさえすれば解決されると思い込み、非常に自分勝手に社会が自分の妄想を受け入れるべきと考える傾向がある。
トランスの場合は自分の性別が間違っているという妄想を持ち、その妄想を社会に受け入れさせようとする傾向が非常に強い。最近の左翼リベラルはトランスの人々を道具に自分らの変態的なアジェンダを進めさせているが、マクヒュー博士に言わせると、こうした動きはトランス患者の病気を本質的に治療することには役立たないどころか、かえって危険だと語る。
同性愛活動家らは絶対に認めないが、実はトランス患者に関しては長期的な調査がされており、トランスの治療は性転換手術のみという議論に多大なる疑問を投げかける結果が出ている。
イギリスのバンダービル病院とロンドンポートマンクリニックの調査によると、性同一障害患者の70から80%が性転換手術を受けなくても、突然にして異性であるという気持ちを失っていたことがわかった。25%の患者がずっとその気持ちを持ち続けているが、この二つのグループの違いは未だわかっていない。
ジョン・ホピキンス大学病院では1960年代にアメリカで最初に性転換手術を行なった。しかし1970年代に行なわれた手術効果の調査結果から、患者たちは満足していると答えてはいるものの、精神的な問題は解決されていないことがわかった。よって同病院は性転換手術は性同一性障害の治療として好ましくないという結論に達し、その後性転換手術は行なわなくなった。
2011年にスエーデンのカロリンスカ研究所が発表した調査によると、性転換手術をした324人の患者を30年間に渡って追った結果、手術後10年ぐらい経つと精神的な問題がどんどんひどくなることがわかった。しかも恐ろしいことにこうした人々の自殺率は普通の人の20倍にも及ぶという。なぜ手術を受けた人々の間でこんなにも自殺率が多いのかはわかっていないが、年を取るにつけ自分が社会から受け入れられずに孤立していくのが原因ではないかと思われる。
これだけみても性同一障害の治療をすぐに性転換手術に結びつけることの危険性が解るというもの。性転換手術が自殺の原因になったとはいえないが、手術が患者の心の病気の治療に効果的であるとはいえない。
性同一障害の患者の一部には回りの環境に感化されやすい若者が多いとマクヒュー博士は言う。若者は常にショッキングなことをやってみたいと思う傾向があるので、最近学校などで同性愛を美化する教育を受けたりすると、自分もトランスなのではないかと思い込んでしまう若者が居るという。特に若いうちにホルモン治療などを受ければ、後々の手術結果が良くなるということもあり、若いうちに「治療」を始めるケースが多い。
もっとひどいのは、まだまだ性別に関して未熟な考えしか持っていない思春期前の子供にホルモン剤などを投入して思春期を遅らせる「治療」を施すケースだ。こんなことをすれば子供の成長が止まり、後に再生能力を失う可能性もある。こどもたちが大きくなって、やっぱり自分は男だった女だったと思ったときはすでに取り返しのつかない損失を与えることとなる。教授はこれは明らかな幼児虐待だという。私も全くその同意見だ。
未成年の子供は精神的に色々な段階を通り抜けていく。身体の変化によってそれぞれ色々な妄想や願望を抱く。それをいちいち実現させていたら、いったいどんなことになるかわからない。私も子供の頃は男勝りで、身体も大きく男の子と取っ組み合いをして勝っていた。しかし思春期が近づいてくると力では男の子に勝てなくなり、特に日本のように男女の役割がはっきり別れている社会に住んでいると、「私も男の子に生まれて繰ればよかった」と思うことがしばしばあった。
しかしこれはカカシは自分は男の子だと思ったわけでもなく、どうしても男の子になりたいと思ったというわけでもない。単に男の子が肉体的に社会的に可能なことを自分も出来たらいいなという願望に過ぎなかった。
現在でも異性がやっていることを自分もやってみたいと思う子供はいくらでも居るだろう。それを親や医師が早とちりして「この子は性同一性障害だ、性転換手術のためにホルモン治療を始めよう」なんてことをすることが子供のために良いはずがない。
マクヒュー博士の結論は、現在話題になっている男性から女性に性転換手術を受けたトランスを女性として女性スポーツ競技に参加させるべきかということに対して釘をさすものだとと思う。

問題の真髄は性同一性とは何かという性質への混乱だ。「性転換」は生物学上不可能である。「性別適合手術」を受けた人々は男から女になったり女から男になったりすることは出来ない。単に女っぽい男や男っぽい女になるだけである。これを人権問題だとして手術を奨励するのは、現実的には精神病に協力し奨励するようなものである。


3 responses to 精神科名医、「性同一性障害の治療に性転換手術は好ましくない」最近のトランス政治に異論

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