一年半ほど前に実施が始まったミッシェル・オバマ王妃が牛耳る公立学校の「健康」学校給食は実施当初から悪評版だったが、その内容がどれほどお粗末なものであるか、生徒達が撮った写真がツイッターで出回り話題になっている。
リンク先の写真を観てもらえばわかるが、トルティア一枚にハムとチーズだけとか、小さなハンバーガー一個とチェリートマト三つと小さいミルク一箱。なんか解らないひき肉とコーンの炒め物がちょびっとに何もついてないロールパン一個。ハンバーガー一個とキウイ半個なんて写真が羅列されている。
この貧相な献立のせいで、学校のカフェテリアで食事をする生徒の数がここ一年で極端に減り、なんと百万人以上の生徒が学校給食を食べなくなったという調査結果が出ている。また、連邦政府の難解な要求に従えなくなり給食制度から脱退する学校も出ている。
給食といっても、アメリカの公立学校ではすべての生徒が同じ献立の食事をほぼ強制的にさせられるということはない。どの学校にもカフェテリアがあり生徒達はいくつかあるメニューの中から選び購入することができる。毎日買うのが嫌ならお弁当を持参することもできる。だから学校給食が気に入らなければ買わなければいいだけの話。
生徒のなかでは給食拒否して自動販売機や学校外で食事をするものも増えているが、学校によっては学校時間中は外出禁止にしているところもあるので、弁当を持参してこなければ学校給食を食べざる負えない。
学校側は連邦政府の給食制度に参加していると連邦政府から生徒一人当たりいくらかのお手当が支給されるので、政府からの援助を失いたくなければその規則に従わねばならない。学校給食を食べる生徒の数が減ると政府からの援助金も減るので、学校側としてはより多くの生徒に給食を食べてもらいたいのだが、ミッシェルの献立ではその数は減る一方。
教育委員会は生徒が新しいメニューに慣れれば、また給食を食べる生徒の数も増えるだろうという。前記の写真を見る限りでは、先ずそれは望めないだろう。
お母さん達、お弁当を作ってあげてね。


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