1月19日土曜日、サウスダコタ州の数十人からはじまって、ニューヨークの2千人、コネチカット、テネシー、テキサス、アリゾナ、オレゴンなど全米各地でオバマ政権がうちだした銃規制強化に反対する抗議デモには各地それぞれ数千人の群衆が集まった。
重ねて言うが、このデモは銃規制強化を求めるデモではなく、銃規制強化に反対する、厳しい銃規制への抗議デモである。
参加者はライフルやピストルを掲げた人や手書きの看板を抱えた人など色々だったが、それぞれ市民による銃所持権利を主張して大声を張り上げて抗議した。ケンタッキー州の首都フランクフォートでは、特に女性の銃携帯者に敬意を表明した。
この集まりは銃所持権利確保の活動家達によって主催されたもので、ソーシャルメディア通じて「ガンアクロスアメリカ “Guns Across America”」と銘打って口伝えで広まった。
テキサス州のオースティンには800人近い人々が集まった。演説者たちは「独立」と書かれた大きなテキサス州の旗の下で演説。人々が持ち寄った手書きの看板には「武装した社会は礼節ある社会」とか「おい、オバマ王、俺は銃も宗教も守るぜ」などと書かれていた。
演説者の一人は「大統領は子供達をリベラルアジェンダを促進するための人間の盾につかっている」などと批判。テキサスの集会はヒューストン地区の旅客機機長のエリック・リード氏が主催した。氏は去年の11月に「モアガンコントロール、モアクライム(銃規制が増えれば犯罪が増える)」という団体を創設し、そのフェイスブックページには瞬く間に17000年「いいね」クリックが集まったという。
ニューヨーク州の首都アルバニー市では、この寒いなか約2000人が集まり、「我々、市民」「USA」「自由」と口々に唱え星条旗や独立戦争の旗「”Don’t Tread On Me”」を翻した。
日本の皆さんは、銃規制のデモと聞くと、一般市民の銃所持反対、銃規制強化、といったことを求めての抗議デモを想像する人が多いかと思うが、アメリカ人は政府が市民の銃を取り上げようとする行為に非常に神経質に反応する。
この間紹介したベン・シャピーロが、政府の独裁に立ち向かうために銃は必要なのだという話をした時、イギリス人のピアース・モーガンが独裁政権が国民の人権を脅かすなどと本気で言う人の神経が信じられないという顔をしていた。だが、銃所持権利を主張する人々は、オバマ政権の打ち出した厳しい銃規制法案を観て、まさしくこれこそ国民が銃所持権利を守らねばならない理由だと改めて確認したに違いない。
このまま人々が黙っていれば、次の政権もオバマのような人間が握り、次期議会が上院下院ともに民主党になれば、一気に国民の権利が奪われ人々の家から強制的に銃が没収される可能性がある。リベラルが権力を得るとすぐに国民から銃を奪おうとするのであれば、銃所持派が政府による独裁を恐れるのは被害妄想でもなんでもない。
それが今回のオバマ政権の行動によってはっきり証明されたのである。
NRAロビーがあるなしに拘らず、アメリカ市民は戦いなくして黙って自分らの銃を諦めるようなことはしない。国民の過半数が銃所持権利を主張する国で、どうやって国民の銃所持を禁止するのだ?
オバマ王よ、アメリカ市民の声を無視するな!
アップデート:ブレーズに各地のラリーの写真がたくさん掲載されているのでリンクをはっておく。


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