先日シカゴのレストランを襲撃した反人種差別を名乗る18人のテロリストのうち、5人が逮捕された。逮捕された五人はAnti Racist Actionという極左翼のテロリスト集団のメンバーである。ARAは1980年にファシズムやニオナチに対抗するという名目で創設されたが、その手段を選ばない暴力的な行動で、これまでにも色々と問題を起こしている。まらこの集団は1960年代に活躍していたウエザーアンダーグラウンドという左翼テロ集団の前科あるテロリストのビル・エアースともつながりがあるらしい。ビル・エアーズといえば、シカゴでオバマを政治家に仕立て上げたオバマの恩師でもある。
レストランで食事をしていた一人の男性は、当日の襲撃の模様を次のように語る。

「テロリストの襲撃はほんの一分程度のものでしたが、私の人生で最も長い一分間でした。」と、復讐を恐れる匿名希望の男性は語る。

襲撃が始まった時、この男性は家族と一緒に昼食を取っていた。男性は当初強盗だと思ったが、すぐに命に関わる恐ろしい襲撃であることに気づいたという。
「まさにこれが飛行機をハイジャックされた乗客の気分だろうと考えたのを覚えています。」
襲撃者たちは、テーブルをなぎ倒し、皿や食器をまき散らし、食事をしていた客達に襲いかかった。
「私は立ち上がって木の椅子持ち上げ、左から襲って来る暴徒に向って身構えました。私は椅子を振り回して私の家族や、傍に居た老人達の身を守りました。(略)突然、男が右から突撃してきました。テロリストは金属バットを乱暴に振り回し、私の顔と頭をめがけて2〜3回叩き付けてきました。ありがたいことに私は椅子で攻撃を防ぐことが出来ました。」

テロリストたちは、白人優越主義者たちの会合を襲ったと主張しているが、現場にいた人たちの話では、テロリストたちは特に相手を選ばず、老若男女を問わずに攻撃したという。ある80歳の女性は床に押し倒された。この襲撃で10人が怪我を負い、そのうち3人は入院する重傷を負っている。
同レストランで会合を開いていた Illinois European Heritage Association(イリノイ州ヨーロッパ伝統連盟)というグループの一人は、自分らは人種差別者の集まりではないと主張している。
はっきり言って集まっていたのがニオナチのスキンヘッドだったとしても、こんな襲撃を受けるいわれはない!気に入らない集団にならおとなしく昼食会を開いている人々に殴り込みをかけてもいいという理屈にはならない。猿の縄張り争いじゃあるまいし。
現場にいたウエイトレスの話だと、彼女がダイニングに入ると、暴徒らが客達をバトンや金属バットや金槌で襲っているのを目撃した。皿や食器が飛び交い、テーブルは倒され、人々は血まみれになって床に這いつくばったり、テーブルの後ろにうずくまったりしていた。現場に残されたハンマーは鉄道の線路に使う24インチハンドルのものだったという。

「店中めちゃくちゃにして行きました、まったくひどいったらないです。」

また別のウエイトレスは、犯人たちは10代後半のように見えたといい、襲撃中罵声を上げていたという。レストランのマネージャーが逃げて行く犯人の一人を追おうとして店の外に出た時、別の男から後ろから襲いかかられた。
このウエイトレスによると、店はアイルランド系のレストランで、多世代の家族に親しまれているファミリーレストランだという。


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