カリフォルニア北部に住む女性は、金曜日の朝何者かが彼女の家に侵入してくる音を聞いた。この女性はドナ・ホッパーさん66歳。
ローカルテレビCBS12のニュースによると、ホッパーさんは自宅の扉を押し開けようとしている侵入者の音を聞いて恐れおののいた。そこで窓から警砲を撃って追っ払おうとした。しかし男ははそれにもめげずに侵入しようとしたため、ホッパーさんは男の腹をめがけて使命的な一発を撃ち込んだ。男はその場で死亡した。
まだ震えているホッパーさんは誰も傷つけたくなかったが、本能で行動していたとCBS12に語った。地元警察はホッパーさんの行動は正当防衛であると判断している。
地元警察は地元の牢屋が囚人を早期に釈放し過ぎることに問題があると語っている。釈放された囚人は釈放直後犯罪を起こすことが多く、人によっては2〜3時間で次の犯罪をおこしているという。殺されたジェシー・エドワード(37)容疑者も前日にシャスタカウンティー収容所から釈放されたばかりだった。
テレビのインタビューによると、真夜中にホッパーさんの家の呼び鈴がなった。ホッパーさんがドアに行ってみると見知らぬ男が「中に入れろ!」と言ったという。「あんたなんか知らない、あっちへいって。」と言うと男は玄関のドアを叩き始めた。ホッパーさんはすぐに911(アメリカ版の110番)に電話し、寝室に銃を取りに行った。
男は寝室の外側に回り寝室の窓を手でうち割った。そこでホッパーさんは窓をめがけて警報を二発撃った。男は一旦退きホッパーさんの裏庭から出て行こうとしたように思えたが、すぐにきびすを返し戻って来て、窓をよじ上って部屋に侵入しようとした。

「顔を見るのが怖かったので、男の白いシャツめがけて撃ちました。ただ白いシャツを見ていました。」

と声を振るわせながらホッパーさんはテレビのインタビューで答えている。
ホッパーさんは旦那さんを亡くして独り住まい。もしも男が家に侵入することに成功していたら、どんなひどい目にあっていたか。
事件が起きたのが銃砲取り締まりの厳しいカリフォルニアなので、地元のテレビ局がこの事件を報道したというのはちょっと意外だ。しかも正当防衛を行ったホッパーさんをわざわざ招いてインタビューしたというのも興味深い。
銃砲所持反対を唱えるひとは、毎年銃によってどれだけの犯罪がおかされ、どれだけの人々が殺されるかという話はしても、善良な市民の手によって銃がどれだけの人々の命を救っているかという話はしない。
ドナおばあちゃん、お手柄である!


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