「企業も人間だ」共和党大統領候補の発言に野次を飛ばすリベラルたち

共和党の大統領候補に立候補しているミット・ロムニー大統領候補は、このあいだ選挙運動の際にリベラルの観客から野次を飛ばされた。その時ロムニーは「企業も人間だ」と言ってリベラル連中から嘲笑を浴びたが、企業も人間だという考えは、そんなにおかしなものだろうか?
以前に私が映画評論で取り上げた「マイレージマイライフ」のなかで、大企業が従業員のリストラを外注して自分らは顔も見せないという話をした。

この映画のしたたかなところは、企業をあからさまに悪者として責めないところだ。にくったらしく葉巻を吸うような脂ぎった中年男が重役として出てくるわけでもなければ、私腹を肥やす重役のために、まじめな下っ端社員が解雇されるなどというシーンは全く見せない。いや、それどころかこの映画では企業の姿はほとんど描かれない。リストラを決意した重役や、長年勤めた従業員の解雇を外注する人々の冷酷な姿も見せない。だからこそ、この映画に現れる企業はなにかしら不気味で冷酷な物体としてのイメージしかわかない。

企業を経営している人々がいることや、大幅なリストラをせざる終えない重役たちの苦悩などを見せないことで、企業そのものの人間味を感じさせないことがこの映画のうまいところなのである。
だが、実際の企業はそうではない。 どんな大企業にも経営者や投資家という人間がいる。無論彼らだけでは企業は成り立たない。 企業には重役がおり、セールスマンやエンジニアや多々の従業員が居る。受付嬢もメールルームの使い走りの男の子も企業のメンバーだ。何千何万という従業員を雇う大企業でも、従業員の一人一人が企業の一員なのである。
大企業が何の顔もない冷たい利益本位の物体のように思う人は、この企業の経営にどれだけの従業員が携わっているか考えてほしい。企業は宇宙人ではないのだ。無機物ではないのだ。それどころか多くのごくごく普通の人間が集まって成り立っているのである。
リベラルの連中がそのへんを理解できないというのが私には非常に不思議でしょうがないのだ。


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オバマ王のアメリカ経済復興計画発表は高級避暑地での休暇が終わってから、、

まったくいったい何回休暇を取るのかねオバマ王は。。失業率が二桁に限りなく近く、国際が格下げされ、株市場は急降下というこういう時期に、きちんとした経済政策もとらないまま、自分は高級避暑地で二週間の贅沢三昧をするというのである。普段は民主党の大統領には甘いリベラルメディアもさすがにオバマ王の休暇好きにはあきれている。
しかし心配後無用。オバマ王には経済復興の確かな計画があるのだという。ただしその発表は二週間の休暇が終わってからになるそうだ。
馬鹿にするな!
そんな計画があるなら、なぜ大統領就任して二年半実行に移さなかったのだ?そんな計画があるならくだらないバスツアーなんかやってないで記者会見するなり共和党議員もあつめて議会に提議すればいいではないか、なぜ夏休みになるまでぐだぐだやってて、発表は休みの後だなどということになるのだ?
リストラされたり減俸されたりして苦労してるアメリカ市民が贅沢に休暇など取ってる暇があると思うのか?いいかげんにしろ!
ブッシュ大統領はよく地元テキサスの牧場に帰って仕事をしていたが、その度にメディアはブッシュは休暇ばかり取っていると批判した。しかしブッシュの「休暇」とは単にホワイトハウスに居なかったというだけで、実際にブッシュがクローフォード牧場やキャンプデイビッドで休んでいたかといえば無論そうではない。
オバマ王と歴代大統領の「休暇」の違いは、歴代の大統領はレーガンにしろクリントンにしろ、それを言うならパパブッシュもダービァ(ジョージ・W)も邪魔の入らない場所に職場を移しただけできちんと仕事をしていたのにくらべ、オバマ王はスタッフに仕事の話しを厳禁して本当に遊び呆けていることだ。
ジョージ・Wはキャンプデイビッドにもクロフォードにも、スタッフを連れて移動していたし、これらの場所に外国の首相を招いたり、途中でイラクに軍隊慰問に出かけたりしていた。記者会見を行ったこともあった。
確かにたまにゴルフくらいはしていたが、ゴルフの数をいうなら、オバマのゴルフは2011年6月現在で72ラウンド。今年の4月から週末ごとにゴルフをしている。(ちなみに民主党が散々批判したブッシュのゴルフは8年間で24ラウンド。)
オバマ王は実際に普通の仕事をしたことがない。下々のものがどのような生活をしているかなど全く知らないのだ。オバマの休暇後の演説など誰もあてにしていない。オバマにどんな計画があろうと、(実際にあるとは思えないが)もうそんなことはどうでもいいのだ。
いっそのこと休暇から帰ってこないでこのままご隠居でもされてはいかがかな? そのほうがよっぽどお国のためだ。


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ここはディズニーランドじゃないんだからね、ナイアガラの滝で転落した女学生の死に思う

今日、浜村さんのラジオを聴いていたら、ナイアガラの滝で記念撮影をしていた日本人の若い女性がバランスを崩して滝底へ転落、死亡したと見られているというニュースを聞いた。いくら「柵を乗り越えないでください」と看板が立っていても、こうやって柵を乗り越える観光客は絶えないという。ここ数週間のうちにも柵を乗り越えて転落したのは三人とか、そのうちの二人は死亡。一人は重傷を負ったが助かったとか。この話を聞いて、私はもうずっと以前になるが、私とミスター苺がグランドキャニオンに行ったときのことを思い出した。
最初の数日は二人で大峡谷をハイキングしたのだが、その後でラバに乗って峡谷の中腹まで下りていくツアーに参加した。その時にガイドのおじさんから言われたのが、「ここはディズニーランドじゃないんだからね、すっごく危険なんだ。注意事項には必ず従ってくださいよ」だ。
峡谷にあるギフトショップで買った「グランドキャニオンでの死」という本には、峡谷における死亡事故や事件がつづられていたが、そのなかに、写真をとろうとして柵を乗り越えた日本人の若い女性が谷底に転落して死亡したという事故があったのを覚えている。この事故はもう30年くらい前の話だと思うが、いつの世にもそういう不注意な人がいるのは残念なことだ。
我々苺畑夫婦はハイキングの最終日にコロラド川のある底辺から、ブライトエンジェルトレイルという全長15km、標高1335mのハイキングコースを歩いて、峡谷から登り出た。
その時、コースの終わり付近3kmくらいのところになると沢山の観光客が散歩気取りで歩いているのに出会った。その時点ですでに6時間登り続ける真剣なハイキングをしていた我々には非常に邪魔だった。特に我々が出会った若い日本人の団体は行儀が悪かった。

団体ツアーの観光客はマナーがなってない。登りハイカーに道の優先権があるのは常識なのに、団体観光客は群れになって道のまん中をどんどんおりてきてハイカーの邪魔になっていることなど全くおかまい無し。あんまりその態度がひどいので私は頭に来て、「登りハイカーが先です! どいてどいて!」と持っていたハイク用の杖を振り回すと観光客はこぞって崖の外側によけるのです。それで私は「壁側、壁側!」と怒鳴るはめになりました。 

そのなかの一人の若い女の子が、ひとり遅れをとったとおもったのか、あせって私を追いこした。 追いこすときは後ろから声をかけるのが礼儀なのだが、彼女は何も言わずに追い越し、しかも追い越しざまに私の杖を蹴ったので、私はバランスを崩してもう少しで転ぶところだった。もしもあの時そのままよろよろと崖からおちてしまったらと思うと空恐ろしい。
人の杖を蹴飛ばしておいて、この子は謝りもせずに通り過ぎたので、私は「ちょっとあんた!」と日本語で呼びかけた。その声にその子は振り向いたが、その子が手で口を隠しクスっと笑ったのを見て私はものすごく腹が立った。もし6時間のハイクで疲れていなかったら杖をかざして追いかけてって殴ってやるところだった。そのくらい頭にきた。

その後も日本人の団体がハイカーが休むのに最適な岩をぶんどっていたり、写真を取るからといってハイカーに待つように合図したりしてるのをみて私はカッとなり「あんたらを待ってる余裕なんかない」とどんどんカメラのまえを通り過ぎました。私の後ろから続いていた 何人かのハイカー達もそうだそうだといいたげに通り過ぎました。全く無神経にもほどがあります!

最近は日本人も旅行慣れしているので昔のように恥かしい観光客は少なくなったとはいえ、まだまだ観光地における危険を実感していない人が多いのは困る。もっともこれは日本人に限ったことではないのだが、ハワイのワイキキなどでは、観光客が信号など完全無視で道を渡るので、特に日本人が多いヒルトンハワイアンビレッジの中では車の運転はほぼ不可能である。
グランドキャニオンにしろ、ナイアガラの滝にしろ、危険はつき物。ディズニーランドじゃないんだからね、十分気をつけてもらいたいものだ。


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一般選挙まで待てない、ウィスコンシンの労働組合の共和党議員大量弾劾選挙の結果はといえば、、

ウィスコンシン州では、ウォーカー知事によって労働組合の権力を大幅に削る州公務員の団体交渉権が無効になったことをきっかけに、労働組合はその勢力を駆使して2010年に選ばれたばかりの共和党議員たちを次々に弾劾選挙に追い込んだ。
正当な選挙によって選ばれた政治家を、反対政党だというだけで選ばれて数ヶ月のうちに弾劾選挙で追い出そうというなら選挙など意味がないではないか、などという主張は公平な民主主義者ならではいえること。ファシズムのなかで権力を振るう暴力団の労働組合に民主主義など興味がないのは当然。
この労働組合の不当な手段に、ウィスコンシンの共和党も比較的弱体とみられる民主党議員二人を弾劾選挙にかけていたが、昨日その結果が出て現職の民主党議員がなんとか議席を保持することに成功した。
しかし、正規の選挙季節以外に莫大な金をつぎ込んで何とか共和党議員たちを大量に追い出そうとした労働組合の猛烈な努力にもかかわらず、弾劾選挙で議席を失った共和党は二議席のみ。多数議席を獲得するには一席足りず、ウィスコンシンはかろうじて共和党が多数議席を保つこととなった。
共和党が二議席失ったことは痛手だが、普通なら一般選挙のときに使うべき政治力や献金をこういう時期はずれに莫大に使ってしまった労働組合。そしてその結果は労働組合の敗北である。ウィスコンシン州民もすでに選挙で自分らの意見をはっきりさせたのに、それをまたやり直しされて、結局現状維持で終わったこの税金の無駄遣いに腹を立てていることだろう。
そして、もう二年もしないうちに次の選挙があるのだ。はっきり言ってこれでは民主党支持派からも苦情が出ているのではないだろうか。
これで2012年の選挙でまた共和党が多数議席を握ったら、すぐさま弾劾選挙をやるのか?ウィスコンシンの財政は非常に苦しい状態にある。ウォーカー知事の強硬手段も労働組合の理不尽な要請が州の経済を窮地に追い込んだからこそではないか。それをこんなことをやってる場合か?


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アメリカの不景気を日本の津波のせいにするオバマ王、いい加減にしろ!

今オバマ王は窓もないまるで霊柩車のようなバスにのって葬送行進のような車の行列を作って全国を回る選挙運動を始めた。しかし最初の訪問地ミネソタで行われた演説は、相変わらず自分は悪くないすべて他人のせいという内容だった。
オバマ王は大統領就任当初、自分の政権の政策を批判されると、それが経済問題であれ外交問題であれ、すべて「8年間による前政権の悪政策が原因だ」として自分の不能は絶対に認めなかった。しかし就任してすでに二年半が経ち、いつまでもブッシュが悪いとばかりも言ってられなくなると、今度は共和党が協力してくれないからだとか、アラブ諸国で起きている内乱やヨーロッパ諸国の経済恐慌や、あげくの果てに日本の大地震やそのあとの津波のせいにまでして責任逃れをしている。
いくらなんでもこんな言い訳はアメリカ市民は受け入れていない。ブッシュが嫌いでこれまでオバマを支持していた中庸市民や比較的リベラル派の民主党支持者の間ですら、オバマ王の不能ぶりには完全な失望を見せている。14日発表のギャラップ社による世論調査では、初めてオバマの支持率が40%を割るという最悪の結果がでている。

オバマ氏の支持率40%割れ 経済政策に批判
2011.8.15 10:28
(カカシ注:この記事には「ゴルフを楽しむためホワイトハウスを出るオバマ大統領」の写真が載っている。 こんな時にゴルフをやってるばやいか? マイケル・ムーアは何してるんだ?)
 米ギャラップ社が14日発表した世論調査結果によると、オバマ大統領の支持率は39%と初めて40%を割り、過去最低となった。調査は11~13日に実施された。
 経済政策などをめぐり批判が集中しているためとみられ、不支持率はこれまでで最も高い54%だった。(共同)

不測の事態のせいで政権がうまくいかないといういいわけなら、大統領就任9ヶ月で史上初の同時多発テルに見舞われたブッシュ大統領などどうなるのだ?ブッシュの敵ですらブッシュが911事件を言い訳に国家負債を他人のせいにしたなどという人はいない。ハリケーンカトリーナのときですら、天災だから仕方ないなどとブッシュがいいわけするのを聞いたことがない。
しかもだ、自分が望みもしなかったテロリストに対して二つの戦争をしていたブッシュ政権8年間で生まれた負債など、オバマ政権がたった2年半で生んだ負債の何分の一でしかない。
ところで、アラブ諸国の騒動やヨーロッパの不穏な動きなどがオバマ政権の経済回復を妨げているというのはうそだ。オバマ政権がしっかりしていたら、アラブやヨーロッパでの問題は防げたはずなのだ。それについては長くなるので、また次回にお話ししよう。


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ウィスコンシンの黒人暴徒たちはヘイトクライムに当てはまらないって?

ま、黒人が加害者で白人が被害者という件は取り上げないと公言する黒人優遇主義のエリック・ホールダーが連邦政府司法局の局長なんぞをやっているきょうび、黒人暴徒による白人を対象にした暴力が正当に裁かれるなどということは期待していなかったが、案の定ウィスコンシンの黒人暴徒らの犯罪は、ヘイトクライムという人種を理由にした犯罪として裁かれないことになった。

警察は逮捕の詳細についての声明を発表したが、「どの事件もヘイトクライムとして裁かれるような要素は含まれていない。」とした。目撃者は祭り初日の攻撃はアフリカ系の若者が白人の参観者を殴っているという人種的な動機によるものに見えた証言しているが、警察は今の時点においてそのような犯罪だという十分な証拠はつかめていないとしている。

加害者が全員黒人で被害者がすべて白人だというだけでは充分な証拠にはならないらしい。そもそもヘイトクライムとは何か? 司法局による定義をカカシ風に略して訳させてもらうと、

「爆発物や放火や武器を使った私物及び公共物の悪意による破損、暴力行為、及び口述脅迫によって犠牲者に恐怖をもたらせ孤立させ無力と思わせる行為。犯罪を犯した者たちが正しく裁かれないことによって、健康な人種関係を持つ地域において、犠牲者が地方政府や他の共同体が援助してくれないという不満や怒りを抱くような行為。」

といったところだ。この定義を読む限り、今回の事件ほどヘイトクライムに当てはまるものもないとおもうのだが。特に警察の態度はまさに「健康な人種関係を持つ地域において、犠牲者が地方政府や他の共同体が保護してくれないという不満や怒りを抱くような行為。」というところなど、まったくそのものではないか?
これが加害者が白人で被害者が黒人だったなら、例え偶然そういうふうになっただけでも警察や市民団体がすぐさま「人種差別によるヘイトクライムだ」と騒ぎ立てることは必定。 以前にゲイの男性がバーで知り合った二人の男から殴る蹴るの暴行を受け現金を奪い取られ重傷のまま放置され死亡した事件で、被害者がゲイだったというだけで、これが単なる強盗ではなくヘイトクライムだと騒がれた。この男性を襲った二人の男たちはその前にも強盗をはたらいており、被害者はストレートの男性だったことがわかっている。つまり、この男たちは手軽なカモを狙った似すぎず、被害者の性的嗜好は単なる偶然だった感が強い。にもかかわらず、このようなあやふやな事件ですらヘイトクライムと呼ばれるというのに、明らかに白人を狙った黒人暴徒による暴行がヘイトクライムとして扱われないというのはどうかんがえても理不尽である。
これはいかに司法局が少数民族である黒人を優遇しているかの表れだ。黒人差別が悪ならば、白人差別も悪のはずだ。
こういった暴力を働く黒人たちは道を見誤っている。確かに今は大統領が黒人でその政権の大半が黒人か黒人びいきの官僚ばかりだからいいかもしれない。だが、今権力があるからといっていい気になっていると、後でひどい目にあう可能性がある。
我々文明人は人種差別は悪だと悟っている。だからいくら少数民族でも差別はいけないと考えている。だがそれは、少数民族も多数民族と同じ法律の下で同じように法を守って暮らしていくという前提があってこそだ。少数民族も多数民族も同じように裁かれ同じように守られるべきなのである。だからある種の少数民族が特別扱いを受け普通の法律があてはまらずに優遇されるというのであれば、では我々はなぜそのような民族に対して礼節を保つ必要があるのだということになる。なぜ我々が彼らに遠慮していつも恐々と生活しなければならないのだという疑問が生まれる。
何度もいうようだが、そうなって一番迷惑を蒙るのは取り立てて優遇など求めていない善良で普通の生活をしている少数民族の人々である。自分は何も悪いことをしていないのに、一部の人種をかさにきて横暴な行動を取る一部の少数民族と一緒くたにされて、多数派の怒りを買ってしまうからだ。
だから私は人種差別は嫌いなのだ。


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激化するロンドンの暴動に太刀打ち出来ない警察隊

イギリス住まいのジャーナリスト小林恭子さんが、今ロンドンで起きている暴動について詳しく書いてくれているので、それを読みながら何故こんなことになったのか考えてみよう。
小林さんのエントリーでことの進展を追ってみると、ことの起こりは去る8月4日、イギリスの拳銃鳥締まりの特別チームがトッテンナム地区で逮捕を実行しようとした際に、マーク・ダッガン(29歳)という青年が警察官によって射殺されたのがきっかけ。
ただし、ダッガン青年は犯罪とは直接関係がなかったものと思われ、運が悪いことに白タクの乗客として現場に居合わせたようだ。
8月6日に遺族がダッガンの遺体を確認し、午後5時頃トッテンナム警察署の前に200〜300人の抗議者が集まり、ダッガンの死に対する正義がなされるべきだとして抗議が始まった。
最初は平和的に始まったこの抗議デモが、だんだんと暴力的になり、参加者が火炎瓶をパトカーや建物に投げつけたり、付近の店舗が放火されるなどの暴動へと進展し、午後845分には消防署が250の緊急コールを受け取るに至った。
地元の『下院議員のデービッド・ラミーは、トッテナムの外から「問題を起こすために」やってきた「心のない人々」が地域に損害を与えた、と述べている。』とあるが、これは事実だろう。
1993年のロサンゼルスの暴動の時も、最初は酔っぱらい運転をしていた黒人犯人を手荒に扱ったとして、裁判にかかっていた四人の警察官が無罪になったことを抗議しに地元の黒人市民が警察署の前に集まったのが始まりだった。しかしその後に起きた暴動の直接の原因はフローレンス通りとノルマンディ通りの交差点で、レジョナルド・デニーというトラック運転手が数人の暴徒にトラックから引きずり降ろされてレンガで頭を殴られるなどの暴行を何十分にも渡って受けたにも関わらず、警察官の出動許可が出なかったことだ。
当時のロサンゼルス警察署長は、自分が居た警察署の回りの警備に忙しく、警官達が事件の起きている別の場所へ出動することを一切禁じた。警察による対応が全くないことを現場に駆けつけた報道陣のテレビリポートで知った人々が、その機を利用してロサンゼルスの下町で数々の商店を放火し略奪を行った。
デニーが暴行を受けた交差点は当時ミスター苺が住んでいたアパートとは目と鼻の先。日本人街のリトル東京ともそれほど離れていない。ミスター苺も、リトル東京で働いていた私の女友達も、略奪を犯していた大半は事件とは無関係の中南米系の違法移民のような人たちばかりだったと語っていた。
最初の事件が起きた際に、警察が迅速克つ徹底的な対処をしておれば、あのような暴動は起きなかった事だろう。何をしても誰にも咎められないと思ったからこそ無関係な市民による略奪が起きたのだ。そして暴動が広がってしまってからでは、もう警察が出動しても手がつけられない状態になっていた。
ロンドンの暴動も、警察は全く手が足りないようだ。

、、、例えばロンドン南部クロイドンの大きな家具店が放火されたとき、ずいぶんと長い間燃えてい、なかなか消防隊がやって来なかった。南部クラッパムの様子もBBCなどの記者が状況を携帯電話で伝えていたが、眼前で店舗が放火されたり、店舗内の物品が盗まれているのを、「誰も止める人がいない」と生々しく伝えていた。

 一体警察はどこにいたのか?ロンドン警視庁関係者などによれば、とにかく人数が足りないようだ。
 ある警察官が、「冬の警官」という偽名を使って、状況をネット上で報告した話をテレグラフが伝えている。「これほど大規模の窃盗行為を見たことがない」と警官は書く。「何が起きたかこちらは分かっていても、どうすることもできない」、「数で圧倒的に負けている」、「疲れきっている」、「もし行動を起こしたら、さらに犠牲者が増えるだけだ」。

ところで、当時私は、ヘリコプターからの映像などがテレビに日夜映し出されたことが、かえって暴動を煽る結果になったのではないかと思った。しかし情報ネットワークが何百倍にも広がった現代では、この間話たアメリカで起きているフラッシュマブと呼ばれる暴徒らがそうであるように、イギリスの暴徒たちも、テレビのリポートなどではなく、携帯電話などをつかって情報交換をしているようだ。特にロンドン子に人気があるのがブラックベリー。

 暴動参加者たちがひんぱんに使ったといわれるのが、携帯電話ブラックベリーのメッセージ・サービス。これはブラックベリー所有者が個別の番号(PIN,パーソナル・アイデンティフィケーション・ナンバー)を持ち、これを入力してメッセージの行き来を行う。ブラックベリーを持っていない人は読めない。

 オフコム(放送通信庁)の調べによれば、英国の10代の若者たちが最も好むスマートフォンは、アイフォーンでもアンドロイドでもなく、ブラックベリーだそうだ(全体の37%)
 アイフォーンやアンドロイドフォーンと比較して、特にプリペイド版の場合、安く買えるという。
 ブラックベリーのメッセージ・サービス(BBM)はどんなに送っても無料なのが10代に好まれているという。また、ツイッターやフェースブックでのメッセージと違い、当局が把握するのが難しいのだそうだ。
 テレグラフによれば、「トリプル・DES」というアルゴリズムを使って、メッセージは暗号化されているので、誰がメッセージを送っているのか(その個人情報を)を特定するのが難しい。送信者のPINから個人情報を特定するのは、非常に高度な諜報技術が必要とされるという。

なるほど、手軽につかえて使用量も安いということで、若者の間で人気があるということか。物が便利になるというのも考えものだ。
どうしてこのような暴動が起きたのかという話は複雑過ぎて一口では説明しようがないだろうが、イギリス全体が非常な経済難にあるなか、一番のしわ寄せを受けているのが貧困層だろうことは想像がつく。このあたりはアフリカやカリブからの移民が集まっている場所らしく、人種問題もからんでくるから難しい。少数民族が常に公平に扱われていないと感じていると、こういう時に鬱憤ばらしをする輩も出てくるだろう。だが、ロサンゼルス暴動の時でもそうだったように、単にどさくさにまぎれて略奪をしている奴らも多くいるはずだ。


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ヨーロッパで燻りだした極右翼の反移民運動

ヨーロッパでは最近、反移民意識を中心とした極右翼の運動が小規模だが一部の間で燻り始めているらしい。コメンターのoldmanさんも指摘しているように、この間のノルウェーの大量殺人も反移民に激怒した気違い極右翼による犯行だったようだ。今はまだ極右翼の数は多くはないが、少数でもオスロー事件のように大きな被害を及ぼすことは確かだ。私はいずれヨーロッパではこのような運きが起きるのではないかと大分以前から心配していた。
下記はカカシが2006年に「西洋が過激化する時」で書いた一部。

私が心配なのはヨーロッパのイスラム過激派に対する敵意がこうじて、ヨーロッパ社会に溶け込んでいる穏健派のイスラム教徒および、中東系、アジア系のイスラム教徒以外の移民や、ユダヤ教徒などにまでそのとばっちりがかかってくるのではないかということだ。ひとつの民族に対する差別意識が許されればそれが他の宗教や民族へまで広がるのは世の常だからである。

だから私はヨーロッパの過激化は決して好ましい状況ではないと考える。

心配した通り、フランスではイスラム教徒だけでなくユダヤ教徒の墓が荒らされるなどの事件がおきているという。
私は、当ブログのヨーロッパカテゴリー人権擁護法カテゴリーで、ヨーロッパにおけるイスラム教移民の受け入れ方の問題点や、多様文化主義の寛容という名の下に、過激化したイスラム教移民への行き過ぎな迎合について書いて来た。
前回黒人集団による暴力に関する記事でも書いたように、法が少数派を不公平に優遇すれば、いずれは多数派の不満が爆発する。そうなって一番被害を被るのは何も悪い事をしていない無関係な少数派なのだ。
繰り返すが、『文明社会では個人が個人的に犯罪者を罰するのではなく、警察という組織に警備を任せることになっている。もしも市民が見つかりさえしなければ違法行為をしても良いと考えていたとしたら、限られた数の警察官で地域の治安を守ることなど不可能である。警察における治安維持が成り立つのは、社会の大半の人々が法律を守ることに同意し、しかも市民一人一人が法律は誰に対しても公平に当てはまると信頼しているからだ。』
多くのヨーロッパ諸国で、イスラム教徒らによる暴挙は野放し状態になっている。彼らがキリスト教の協会を焼いたり、パリ街頭でバスに放火したり、何日にもわたる暴動を起こしたり、イギリスではキリスト教の牧師や神父を襲ったり、ロンドンの地下鉄を爆破してみたり、オランダではイスラム告発映画を作った映画監督が虐殺されたり、政治家が命を狙われたり、数え上げたらキリがないほどイスラム教過激はによる暴挙は続いている。
にもかかわらず、これらの国々におけるイスラム過激派への対処は甘い。イギリスではイスラム過激派の違法行為を告発したブロガーが人権擁護法の元に逮捕されるとか、一部の地区ではシャリア法が成立しているとか、ノルウェーではイスラム教批判デモを行った人が反対に逮捕されたり警察から追い返されたりといった話をよく聞く。
添付した記事では、極右翼の運動が危険だという内容だが、極右翼の危険性に注意を払うのもいいが、そんな輩が出てくる社会的風潮を改めることこそ先決だろう。なぜヨーロッパで白人崇拝や国粋主義の極右翼が出てくるのか、彼らを怒らせているには何なのか、その根本的な原因に対処しなければ全く意味がない。
最後に前記のエントリーから抜粋。

ヨーロッパ諸国のとるべき道は、特定の宗教を特別扱いしないことだ。多種文化主義などと言って自分達の社会の価値観を脅かすような文化を寛容に取り入れることを今すぐやめ、自国の法律や慣習に逆らう行為は誰によるものでも同じように罰し拒絶すべきなのである。


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パネッタ新国防長官の正念場。アフガンで散った30人の恨みはどう晴らすのか?

アフガニスタンで米海軍のヘリコプターが墜落したという話は読者諸君もご存知のことだろう。当初は米軍関係者31人が死亡したとされていたが、30人に訂正されたようだ。犠牲者の中に多くの海軍特殊部隊シールズの隊員が含まれていたことは確かなようだが、そのなかにビンラデン邸を襲撃したメンバーが含まれていたかどうかは明らかにされていない。だいたいシールチーム6なんぞという隊があることすら軍は認めていないのに、そのメンバーの消息など公開されるわけはない。

アフガンでヘリ墜落 精鋭の米海軍特殊部隊員も多数犠牲 米国に衝撃
2011.8.7 18:20 (1/2ページ)
アフガニスタン中部ワルダク州で墜落したものと同型とみられるヘリコプター=6月9日、同国南部ヘルマンド州(AP)
 【ワシントン=佐々木類】アフガニスタン中部ワルダク州で起きた北大西洋条約機構(NATO)軍のヘリコプター墜落で、38人の犠牲者の中に、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者を殺害したことで知られる米海軍特殊部隊シールズ(SEALS)隊員が含まれていたことが分かった。米メディアが伝えた。米軍の撤退が進む中、治安安定化の成否を握るとされる精鋭部隊の犠牲に米政府は衝撃を受けている。
 米メディアによると、ヘリはイスラム原理主義勢力タリバンとの交戦中に墜落したとみられ、タリバンはヘリを撃墜したと主張。AP通信は米政府高官もヘリが撃墜されたとの見方を示したと報じた。(後略)

実際にヘリ墜落の原因が本当にタリバンの撃墜によるものなのだとしたら、アメリカ軍は迅速且つ決定的な対処をしなければならない。これは一刻を争う。
アメリカは以前にもレーガン大統領の時(レバノン)とクリントン大統領の時(サマリア)に、敵に背を向けて退散したことがある。無論それにはそれなりの理由があり、一概に悪い決断だったとは言えないのだが、それが我々の防衛に非常な悪影響を及ぼしたことは否定できない。
もし、今回の事件を口実にアフガニスタンからの撤退を早めるようなことになれば、アメリカの対テロ戦争は非常な痛手を被ることになり、これまで10年間での成果が非常な後退をすることとなる。そのようなことは断じて避けなければならない。
現代社会は平和的で何も強い武力のみが敬われるわけではないと信じたいのは山々だが、残念なことに我々の対する敵は今は亡きビンラデンが言ったように「強い馬」に従う。だから相手が弱い馬と悟ったら相手に対する遠慮などまるでなくなり、敵側の戦意を高め攻撃が激化すること間違い無しである。
この間ラジオで、アフガニスタンに2年間民間企業で働いていたというアメリカ人の話を聴いたが、彼はアフガニスタンにおけるアメリカ及び連合軍の戦略は非常な効果を示しており、タリバン勢力は完全な衰えをみせており、タリバン勢力挽回はまず考えられないと語っていた。しかし、治安はまだまだ安定しておらず、今後もアメリカの存在は必要だとも語っていた。
いま、たかがヘリ墜落程度のことで怖じ気づいて撤退を早めたりしたら、それこそタリバンのみならずイランを含めたイスラム過激派諸国からアメリカは弱い馬だ、今こそ攻撃の機会だと言わんばかりにあちこちでテロ攻撃が起きること間違いない。攻撃がすぐさま起きなくても至る所で馬鹿にされ甘く見られる。アメリカはどんなことがあっても、ここで弱腰を見せてはいけないのである。
ところで、7月1日に新しく長官に就任したリオン・パネッタ長官には軍事体験がない。1960年代に二年間軍役を果たしたことがあるだけで、それも軍弁護士という事務的な役割だったから実際の戦略などに関わったことは一度もない。そういう民間人の役人が国防庁の長官になるということ自体おかしい。本来ならイラクやアフガニスタンで采配を振るったデイビッド・ペトラエウス将軍にでも任せるのが適任というものなのに、何故パネッタみたいな軍事度素人役人なのか。
ミスター苺に言わせると、オバマ王は軍隊が大嫌いなので、政府予算削減というと他は絶対に削れないと頑張るくせに、先ず軍隊から削りたがる、そのためにオバマ王の言いなりになりそうなパネッタを国防長官に抜擢することで、軍事費を大幅に削れると計ったのではないかととところが7月1日から就任したパネッタ長官は、オバマ王の期待に背き、これ以上の軍事予算削減は好ましくないと警告している。

リオン・パネタ国防長官は水曜日、負債減少のための第二段階として全面的な軍事費削減は国家安全保障に「大幅な打撃を」与えると警告している。

パネッタがアメリカ軍縮小に協力しないとはオバマ王にとっては誤算だったはず。意外とパネッタは国防長官とい立場を真剣に受け止めるつもりなのかもしれない。とすれば、今回の問題も軍関係の専門家のアドバイスを素直に聞いて迅速な報復作戦に出るかもしれない。是非ともそうなることを願う。
パネッタ長官の正念場である。


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何故か増えている黒人暴徒による白人攻撃

最近、フラッシュマブ(Flash Mob)といって、ツイッターとかフェイスブックとか携帯メールなどを使って、それまで面識もない人々が突然一つの場所に集まって騒ぎ立てる行為が流行っている。混雑する駅の構内で突然集まった人々が踊りだすとかハレルヤコーラスを歌いだすとかいうのはまあ無害だし楽しいこともある。ただ、問題なのは、最近ネットで煽られて集まった大勢の若者達が暴動を起こして商店街を荒らすという事件が全国あちこちで見られるようになったことだ。特に目立つのが、黒人の若い暴徒らによる白人を狙った悪質な暴力行為である。
今年の夏だけでも、
7月26日、グリーンスブロ街頭(ノースカロライナ州)
7月4日、ミルウォーキー、ガソリンスタンドと付近の公園
7月3日、ミルウォーキー商店街 (ウィスコンシン州)
6月26日、ペオリア市、アルタモント公園(イリノイ州)
6月11日、シカゴ街頭(イリノイ州)
6月8日、フィラデルフィア(ペンシルベニア)
他にも沢山あるのだが、どれもこれも話は似たようなもの。最初の頃は、10人以上の若者が店員が一人しか居ないようなコンビニストアを狙って、数で店員を圧倒して商品を奪い取るというやり方が流行っていた。
ところが最近は盗みが目的というよりも、突然大勢の黒人が集まって見も知らぬ通行人に白人というだけで襲いかかり、相手が若者であろうが老人だろうが子供であろうが、歩いている人を後ろから殴り倒して数人が殴る蹴るの暴力を振るったり、自転車に乗っていた若者を押し倒して何度も顔を蹴ったり踏みつけるなどしたり、車に乗っていた男女を車から引きずり出して殴る蹴るの暴行を振るうといったケースが増えて来ている。
そして昨晩はウィスコンシン州のミルウォーキーで開かれているステートフェアと呼ばれる州主催の夏祭りの会場で、祭りが終わって帰って行く客達で混み合っている出口付近で何百人という黒人の暴徒が歩行者や自転車や自動車に乗ってる白人たちを無差別に遅い、待機していた会場の警備員だけではとても鎮圧できず、駆けつけた警察も暴徒の数に完全に圧倒されてしまったという。
会場の出口で長い車の列の中にいた白人の男性は、順番を待っている車の列の合間を黒人の若者たちが歩き回り、車のなかを覗き込んで運転手や乗客が白人だと解ると、突然車のフッドを殴ったりドアをこじ開けて中の人々を引きずり出そうとしていたという。だがすぐ隣に居た黒人のカップルは暴徒は完全無視したという。
また、自転車に乗っていた白人のティーンエージャーが数十人という黒人暴徒に殴られていた現場は数人の人が目撃しているが、一人の男性は暴徒の数があまりにも多かったため助けに行きたくても行かれなかったが、突然目の前の車に乗っていた女性が車から降りて助けに行こうとして、一緒に乗っていた男性に引き止められたのを見たと語っている。
同じミルウォーキー市で独立記念日の夜に公園で花火見物に集まった人々が、50人以上の黒人の暴徒に次々に襲われるという事件が起きている。暴徒らはその直前にガソリンスタンドを襲ってビールをケースごと持ち出すなどしていたが、公園で襲われた人々は暴徒がビール瓶からビールをガバのみしチップスを食べながら白人の花火見物客を殴ったり蹴ったりしていた証言していた。歩いていたら突然ビール瓶で殴られたという女性は、殴った黒人の女から「白人女って、よく血が出るじゃん」と言われたそうだ。
この公園の事件の時も思ったのだが、先ず暴力が起きている最中には、警察の姿はほとんど見られなかったこと、後になって現れた警察は被害者の話には全く興味を示さず、加害者の姿形などを説明する被害者の話を記帳するそぶりもなかったということだ。
今回の事件でも犯人たちはほとんど捕まっていない。ネットで一時的に一緒になった若者たちは、別に横のつながりがあるわけではないから、一人捕まえたからと言って芋ズル式に次々と犯人が判明するというようなわけには行かないだろう。
ところで、主流メディアによるこれらの事件の報道では、暴徒が黒人であり被害者が白人だという事実は無視されており、「数十人による若者による暴力」といった書かれ方がされている。これが数十人の白人による黒人相手の暴力だったら、「人種差別、ヘイトクライム!」と見出しに大々的に書かれること間違い無し。本当は多数派の白人による黒人への暴力よりも、黒人による白人を狙った暴力の方が断然多いのに、メディアはその醜い事実を認めたがらない。
現在ホワイトハウスを占拠しているオバマ王は白人と黒人のハーフ。にもかかわらず彼の忠誠心はシカゴの黒人暴力団にある。同じく黒人のエリック・ホールダー司法長官は、黒人が加害者で白人が被害者という人権差別の訴訟は取り上げるなと司法省の弁護士達に通告しているほどの黒人崇拝主義者だ。
普段から黒人運動家のアル・シャープトンなどがしょっちゅう黒人は白人社会で弾圧されているから白人をぶっころしてもいいんだなんて平気で暴力を煽っている。そんななかで、オバマやホールダーのような奴らがトップにいるんじゃ、けしからん人種差別主義の黒人たちが煽られて暴力を振るうのもあたりまえというものだ。
だが、一部の少数民族が法やメディアが味方をしてくれるからと言ってやり放題をやりだすのは、本当は非常に危険な状態なのだ、被害者の白人にとってではなく、黒人にとって。
なんだかんだ言っても、黒人はアメリカの人口の10%にも満たない。アメリカには黒人奴隷制度撤廃を巡って世界でも一番血なまぐさい南北戦争をやったという歴史がある。だから現在のアメリカ人には人種差別意識を持っているひとはほとんどいないし、持っていても、それが悪い事であり克服すべき意識なのだと認識している。
だが、文明人が礼節ある文明人として振る舞うことが出来る前提には、対する相手も文明人でなければならない。こっちがいくら礼儀作法云々を唱えても、相手が斧を持って襲って来たらそれなりに対応しなければ殺されてしまうからだ。
文明社会では個人が個人的に犯罪者を罰するのではなく、警察という組織に警備を任せることになっている。もしも市民が見つかりさえしなければ違法行為をしても良いと考えていたとしたら、限られた数の警察官で地域の治安を守ることなど不可能である。警察における治安維持が成り立つのは、社会の大半の人々が法律を守ることに同意し、しかも市民一人一人が法律は誰に対しても公平に当てはまると信頼しているからだ。
それがミルウォーキー市で起きたように、暴徒が突然何の理由もなく通行人に襲いかかっても警察は来てくれないか、来ても手が足りなくて不能だとか、加害者が黒人だと解ったらリポートも書かないとなったら、一般市民はどういう反応を示すだろうか?
もうすでに、こうしたニュースのコメント欄には「銃を所持して出かけるしかないだろう」という主旨のものが多くある。「暴徒にあったら真ん中へんをめがけて数発撃ち込むべき」とアドバイスしているイラク帰還兵のコメントもあった。このままいけば必ずそういう事件が起きるはずだ。そしてオバマ王が大統領のうちは、そうやって正当防衛をした白人が殺人罪で問われ、もともと暴力を振るった黒人たちが証人として裁判で証言するなんてことも想像に難くない。
だがもしそんなことになれば、一番迷惑を被るのは暴力沙汰など全く犯していない善良な黒人市民だ。なんだかんだ言っても黒人はアメリカの人口の1割にも満たないのである。もしも黒人対白人の争いがおきれば、数から言って黒人は圧倒的に不利なのだ。ほとんどのアメリカ人は少数民族を異人種だからといって差別するような国には住みたいと思っていない。誰も黒人と白人が同じホテルに泊まれないとか同じレストランで食事ができないとか、そんな社会には戻りたいとは思っていないだろう。
ネットで煽られておもしろがってフラッシュマブを楽しんでいる黒人の若者達は、そのままいったら黒人社会全体が非常な危機にさらされることになるなどとは考えも及ばないアホどもである。こんな奴らに道理は通用しない。ということは我々大人の社会人がこの問題を早急に解決する必要がある。暴徒は加害者が黒人であれ白人であれ公平に裁かれるべきであり、警察は暴徒から市民を守るためにもっと警備体制を整える必要がある。
フラッシュマブを野放しにしておけば、いつか白人たちのフラッシュマブが黒人を相手に暴力を振るうことになるかもしれない。そうなったら数が多い分恐ろしいことになるだろう。


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