オバマ王、BP犠牲者の葬式を欠席して民主議員の選挙運動に出席していた!

BPの原油流出事件があった当日も休暇をとっていて、すぐに記者会見をしなかったオバマ王。事件が起きてから一週間もたってから記者会見をし、現場を視察にいったのもそれ以後。事件後五週間以上もたってから初めて事故で亡くなった職員の家族と面会。なにもかも遅れ手をとっているオバマ王なのだが、先週木曜日になって、オバマ王は先月5月25日に行われた職員の葬式に出ず、代わりにサンフランシスコで開かれた、カリフォルニア民主党バーバラ・ボクサー上院議員の選挙献金集めの催しに参加していたことが明らかになった。
なぜ、葬式に出席しなかったのかという質問に対し、ホワイトハウス報道官のロバート・ギブスは、木曜日の記者会見で「日程を見直してみないと、すぐにはお答え出来ません。」と答えたと言う。
大統領が自らメキシコ湾に出向いて行って袖まくりしたからといって事が解決する訳ではない。大統領が一般市民の葬式に出なかったからと言ってどうということはない。だが、だから行かなくてもいいということにはならないのだ。
大統領というのは国を指揮する立場にある。国民が不安な時に要となる存在でなければならない。だから何か惨事が起きた時には、自分が率先して問題解決に取り組んでいるという印象を国民に与える必要があるのである。
この間民主党政治アドバイザーのジェームス・カービルが指摘していたように、オバマ大統領は事故を知った時点で休暇を返上してホワイトハウスに帰ってくるか、現場に行って即遺族と面会すべきだった。対策事務所を現場付近に移し、BPの重役たちと即会議をし、先ずどういう対策を取るつもりなのかということを即座に国民に報告すべきであった。
ところが、オバマ王のやってることは何もかもその正反対。やるべきことをやらないで、この事故はブッシュ前政権時代からの役所と企業の癒着のせいだとか、BPへの訴訟も考えているとか馬鹿なことばかり言っている。あげくのはてに、テレビのインタビューで「誰のケツを叩けばいいか解っている」とか下世話な言葉使いまでして、イギリス国民の感情を逆撫でするような言い方をして、国内でも相当な顰蹙を買っている。
誰が悪い彼が悪いと言ってる場合じゃないだろうが。だいたい役所と企業と癒着とかいうが、オバマ王はBPからかなりの選挙献金をもらっている。民主党の多くの議員達がBPから巨額の献金を受け取っているのだ。癒着があったというなら、ブッシュ前政権のせいにばかり出来ないはずだ。
それを事故が起きたら手の平をかえすように、BPが悪い、イギリスが悪い、とやりはじめたので、すでにオバマ王の女王陛下や前首相への失礼きわまりない態度に腹をたてていた英国との溝をさらに深くしてしまったと言える。
オバマ王には側近のアドバイザーはいないのか? 何故こういう初歩的な間違いばかりを犯すのだろう? まるで指揮者としての資格なしだ。
こんな大統領にあと二年半もつきあわされるのかと思うと、うんざいするね。


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アメリカ・メキシコ国境は戦闘状態にある!

今朝の新聞見出しを読んでいたら、メキシコ軍隊がアメリカ国境警備員に向かって銃を向けたという記事が目についた。
事の発端は数日前、テキサス州エルパソ市にて、国境警備員数人が自転車でパトロール中に見つけた密入国者を取り押さえている最中に、国境を隔てたメキシコ側から数人の男達に石を投げられる攻撃を受けたことから始まる。
我が苺畑よりの御常連ならこの「石を投げる」という行為が単なる子供のいたずら程度のものではないことくらい充分にご察しのことと思う。
パレスチナの「子供達」がイスラエル兵士に向かって「石を投げる」行為を思い出していただければ想像が付く通り、これが5〜6歳の子供たちが数人集まって小石を投げるような、お遊び程度の行為だと思ったら大間違いである。十代の若者十数人がこぶしより大きな石を、数人の警備員に向かって何十個も投げる行為なのだ。
無論アメリカ側はこのような攻撃を黙って見ているわけにはいかない。それで正当防衛のため発砲した際に、その弾が14歳の少年に当たり、少年は即死した。
メキシコ側では家族が集まり、何の罪もない子供をアメリカ人は虐殺した。人種差別だ、人権侵害だ、とかなんとか騒ぎ立てているが、この少年、実は前科5犯のしたたかもの。
メキシコの暴力団はアメリカの法律が未成年に甘いのを利用して、違法移民密入国の手先や麻薬の運び屋などをやらせている。現にこの少年が5回もアメリカ当局に取り押さえられているにも関わらず、刑務所にも入らずに国境あたりをうろうろしていることからして、メキシコ暴力団が未成年を好んで使うのは当たり前だ。で、あるから、歳が若いから純真無垢なんてことはないのである。
さて、この事件はほんの二週間前にカリフォルニアとメキシコの国境でメキシコ人男性が死亡した事件に続き二件目の死亡事件である。カリフォルニアでは、強制送還途中のメキシコ人男性がメキシコの国境でアメリカ警察官に抵抗して暴れた際に、米警察官が鎮静のために使ったスタンガンのショックで死んだというもの。
たった二週間の間に二人も死者を出したとして、メキシコ側からは大統領をはじめアメリカに対して批難轟々である。特にカルデロン大統領などは、アリゾナ州の移民法を持ち出して来て、アメリカ人の人種差別があ〜たらこ〜たら言い始めた。自分とこの問題を解決できないでいて、アメリカの法律に口出しするな!
メキシコ軍の兵士らは、この少年の死後即座に国境に集まり、捜査に現れたアメリカのFBIの捜査官らに国境を向こう側からライフルを向け追っ払ったと言う。
メキシコ側はアメリカ人が証拠隠滅をしようとしたと批難。だが、実際にはメキシコ側の兵士が越境して何かを拾って行く映像が警備カメラに写っているという。メキシコ側は自分らの証拠隠滅もしくは証拠ねつ造事実がFBIに見つかるのを恐れて追っ払ったのだろう。
メキシコの新聞では、メキシコ人がこぶしや石で攻撃したからといって殺してもいいということになるのか、というコラムが載ったそうだ。そこでカカシはおききしたいね。もしもガテマラやペルーからの密入国数名がメキシコの国境警備員に拳や石で攻撃をしかけたら、メキシコ警備員は黙って殴られているのかな、と。
イランでは投石処刑というものまであるくらいで、石を投げると言う行為は立派な武装攻撃である。銃を持つ警備員にそんな攻撃を仕掛けておいて反撃されたと文句をいうほうが筋違いというものだろう。
だが、国を守る気ゼロのオバマ王は、こんなことが起きているにも関わらず国境への州軍出動をかたくなに拒んでいる。


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D-Day記念式典を欠席、芸能人集めてドンちゃん騒ぎのオバマ王

この間もオバマ王は戦没者追悼式を欠席して郷里でゆっくり休暇を取ったばかりだが、またまたアメリカの歴史にとって大事な第二次世界大戦で連合軍勝利の転機となったノルマンディ上陸作戦(D-DAY)の記念式典を欠席した。

ノルマンディー上陸作戦(ノルマンディーじょうりくさくせん)は、第二次世界大戦中の1944年6月6日に行われたオーバーロード(大君主)作戦を指す(Operation Overlord)。ナチス・ドイツによって占領された西ヨーロッパへの侵攻作戦。最終的に、300万人近い兵員がドーバー海峡を渡ってフランス・コタンタン半島のノルマンディーに上陸した。史上最大の上陸作戦であり、作戦から60年が過ぎた現在まで、これを超える規模の上陸作戦は行われていない。

 
ノルマンディー上陸作戦は今日まで第二次世界大戦中の最もよく知られる戦いの一つとして数えられる。「D-DAY」は作戦決行日を表し、現在では作戦開始当日の1944年6月6日を意味する用語として使われる。

もちろん、前代のブッシュ大統領も、毎年記念式典に出席したわけではない。 大統領たるもの、色々忙しい。イラク戦争もアフガニスタン戦争もまだ終わっていないし、メキシコ湾の原油流出もまだまだめどがついていない。だから国内の軍事式典にいちいち出席してられないとしてもそれは仕方ないだろう。
で、オバマ王にはこの大事な式典を欠席するような、どんな重大なイベントがあったのかといえば、フォード劇場において大型芸能人を集めたホワイトハウス主催の音楽祭に出席することだった。軍事式典より芸能人を集めたドンちゃん騒ぎのほうが大事なのはあったりまえだろ!
実はこれは、これは7月4日の独立記念日の祝典として、7月2日に報道されるABC特別番組の収録だった。ちなみにオバマ王主催のパーティは今週これで二回目。
この音楽祭に出席した記者の話を別の記事で読んだが、オバマ王は音楽祭が始まる前にタキシードやイブニングガウンをまとった紳士淑女をまえに、ひとつ演説をぶったらしく、原油流出を止めるため日夜休みなしで努力をしているとか何とか語ったという。だが、今夜はそういうことは忘れて音楽を楽しもう! てなもんである。
何が今夜だけはだ。いつも忘れっぱなしではないか!
昨日ユートゥ-ブで宝塚のベルバラをシーンをいくつか見ていたのだが、オバマを観ていると、庶民の苦労をよそに、夜な夜な豪華な晩餐会を開いていたルイ王家を思い出すね。パンがなければお菓子を食べればいいのにといったとか言わないとかいうマリーアントワネットとどういう違いがあるというのだ?


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中立公平なNHKのティーパーテー報道

ティーパーティ運動を紹介するこんな番組が、アメリカ納税締切日の4月15日にNHKで報道されていたのを、今日はじめて知った。Fox以外のアメリカ主流メディアでは見られない中立公平な報道なので、これは観る価値あると思うので、紹介しておこう。

アメリカで初めてとなる医療保険改革法案を成立させたオバマ大統領。選挙公約を実現した歴史的な勝利とたたえる声がある一方、個人の自由を尊重するアメリカの理念に反するとして、保守的な市民は反発を強めている。なかでも、「ティーパーティー」と呼ばれる草の根の保守運動は、一向によくならない経済に不満を抱く無党派層を吸収しながら、全米に「反オバマ」の勢力を拡大している。まもなく始まる中間選挙に向けても「ティーパーティー」は無視できない存在となりつつあり、オバマ大統領の民主党を窮地に追い込んでいる。一年前、絶大な人気とともに政権の座についたオバマ大統領のどこに人々の不満はあるのか。アメリカで台頭しつつある新たな「保守主義」の潮流を探る。

その後の「動画を見る」をクリックすると番組を見ることが出来る。
ただし、サイトにあるコロンビア大学教授の説明は偏向しすぎなので、かなり注意して読む必要がある。


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メキシコ政府、カリフォルニア州カテリナ島で偽身分証明書発行所を開設

ミスター苺著
いや、これ、まじ本当、冗談じゃないんだよ。
なんとメキシコ政府はカリフォルニアのリゾート地であるカテリナ島で、違法にアメリカに在住しているメキシコ国民に、『領事登録証明書』(matricular consular identification cards)と呼ばれる 身分証明所を発行しているというのだ。

イグザミナーが取得したロサンゼルスのメキシコ領事館で発行されたパンフレットには、カテリナ島のカントリークラブが領事館の支部として記されていた。このパンフでは、そこで予約を取ってメキシコ市民にmatricular cardsと呼ばれる身分証明を取得せよと招いていた。

なんだよ、そのまとりくらーこんすらーなんとかってのは?ワシントンイグザミナーのサラ・A・カーターさんに説明してもらおう。:

領事登録証明書というのは、メキシコ政府が外国に住むメキシコ市民に発行するもので、他国での移住状況を問わない。これは銀行口座を明けたり他の援助を得たりする際に身分証明書として使うのが目的である。 しかしこのカードは通常アメリカの移民法から逃れるために悪用されている、 我が国に合法に在住するメキシコ人はそれなりの書類を持っているからだ、と移民税関施行局の役人は語った。

2004年の上院司法委員会で、FBI 高官はこの証明書は身分証明として信用できないと証言している。 当局はメキシコには一括したデータベースが存在しておらず、偽造や重複や他の乱用がおこなわれているとしている。

カテリナ島は厳密にはカリフォルニアの一部だ。(アルーバにくれてやろうとしたけど駄目だったしな。)だから国境警備の検査所もないし観光客の身分証明チェックなんてものもない。航空機搭乗の際に身分証明書を見せたくなければ、個人の小型飛行機で飛んで行くこともできるし、じゃなきゃ友達の飛行機に乗せてもらうってことも可能だ。フェリーに乗って行くこともできる。底がガラスになった観光船にのっても行ける。それをいうならヨットでもモーターボートでも泳いででも行ける。リゾート島だもの、簡単に行けるさ。
おっと話がそれたかな。とにかくだ、違法メキシコ移民がなんとかカテリナのカントリークラブまで身体をもっていければだなんとなく公式に見える身分証明書がもらえるってわけだよ。 だが実際にはこの紙切れには意味がない。メキシコ政府はきちんとデータベースの管理をしているわけではないから、どれだけ重複して発行しているのかも何枚発行したのかもわからない。発行した人間が犯罪者だろうと麻薬密売人だろうとテロリストだろうと全く関知していないのだ。
アメリカ国内では州境を警備するパトロールなどないわけだから、アメリカ国内の他所の州からでも違法移民は運転してカリフォルニアに入ってくる事が出来る。(だたしグランドキャニオンのある州は通らないように気をつけて。)そうやってカテリナ島にいって「身分証明書」を取得することができるわけだ。
アメリカの移民税関施行局(Immigration and Customs Enforcement、ICE)は、このメキシコ政府の事業を閉鎖しようとしたらしいが、メキシコ政府からそれは思いとどまるように申請されたという。:

合衆国移民税関施行局の高官はメキシコの高官から書類が発行されているカテリナにおいて移民法を施行しないでくれるように申し入れられたと語った。

「メキシコ政府が我々に図々しく何か指図する度に呆れますよ。」と匿名の移民局役員は語った。「もっとおどろくのは、何度我が国が、彼らの勝手をやらせているかということです。こんなのメキシコからくる何百にわたる注文のひとつに過ぎません。」

とはいうものの、メキシコもさすがに心配になったらしく、後になってカタリナ島カントリークラブから偽身分証明発行所を移す事にした。その新しい引っ越し先はというと同じくカテリな島内の、、、聖キャサリンカトリック教会
どうやらメキシコはカントリークラブにマルチカルチャー事務所を開くとか嘘をついて部屋を借りようとしていたらしい。それでカントリークラブの経営者が偽書類発行の事実を学んで申し込みを拒絶したというわけだ。しかし今、事業を協会内に移すことによって、メキシコ政府は多くのアメリカの市を聖域として違法移民を保護してきた国境警備反対活動家たちが、自分らの警察に移民局に協力しないように命令してくれると期待しているようである。

メキシコ政府高官は、彼らが違法移民に身分証明所を発行するに必要な書類を整えていないことが発見されるや、ウィーン条約よって、その支部をカテリナ島カントリークラブからカトリック教会へと移すことにしたという。

カーター女史のいう「ウィーン条約」とはどういう意味なのか俺(ミスター苺)にはさっぱりわからない。それで俺は女史に電話して聞いてみる事にした。だが、このエントリーを書いている今現在にわたって、彼女からの返事はもらってない。俺の知る限り、アメリカが偽身分証明所発行を許可するなんて条例はどの国とも結んでいないはずだ。
それはともかく、この話は非常に興味深い。メキシコのフェリーペ・カルドロン大統領はこの間の訪米から帰国したばかり。訪米中はアメリカがアリゾナ州に厳しい移民法通過を許可したと大々的に批難した。実はカリフォルニアの非常に中庸な共和党のアーノルド・シュワツルネッガー知事は、就任後は奥さんの影響か、かなりリベラルになり、アリゾナの移民法にも批判的だ。そしてもちろんカリフォルニア州内でもロサンゼルスを含め多々の都市がアリゾナをボイコットすると宣言したりしている。
そういう州で、メキシコはどのように感謝の意を示したかと言えば、 わざわざそのカリフォルニアを選んで偽書類発行事業を開設したというわけ。恩を仇で返すとはこのこと。
読者諸君はよくご存知の通り、(そして多分腹立たしいと思ってるだろうが)俺は移民法改善には賛成だ。ただしそれが本当の意味での改善ならばという話だ。俺は違法移民のほとんどが、違法になるのは法律が悪いせいだからだと思ってる。既存の移民法は不合理で任意的すぎて、不公平だ。
だが。だからといって俺は違法移民を支援するつもりはない。ましてやメキシコからの大量移住などもってのほかだ。また、偽書類をつかって違法移民を促進するような外国政府の悪行を支持する気など毛頭ない。領事登録書だとかいう書類を使って、アメリカ国内で違法移民が隠れやすくしたり、書類に馴染みのないアホ役人からアメリカの福祉を受けやすくしたり、もしくは偽虜類と充分に承知のうえで外国と協力して違法移民に特権を与え、アメリカに対して犯罪を犯すような奴らに加担する気もない。
移民局はペイントボールガンを持ったイスラエルの特別部隊でも雇って偽書類発行事務所のte手入れでしてはどうか。たとえそれがカトリック教会の内部でも、いや、カルドロン氏のやり方をみてると次はイスラム教聖廟に移設するなんてことになりかねないな。


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あのやっかいなユダヤ人たち、イスラエルの完全武装解除を求める国際社会、クラウトハンマー氏の鋭い指摘

この間、トルコ籍の支援船を名乗るテロ船団がイスラエルに拿捕され無謀な抵抗をしたテロリスト活動家たちがイスラエル軍に退治されるという事件がおきたばかりだが、今度はアイルランドから出発したパレスチナテロリスト支援団のレイチェル・コリー号がイスラエル海軍の停止命令を拒否し、イスラエルに拿捕された。
これに関する日本語記事はこちら。

新たにガザ支援船拿捕=イスラエル軍が阻止、流血は回避

 【エルサレム時事】イスラエル軍は5日、アイルランドからパレスチナ自治区ガザに向かっていた親パレスチナ団体の支援船「レイチェル・コリー号」を拿捕(だほ)し、イスラエル南部アシュドッド港に連行した。拿捕に際し、コリー号の乗組員はイスラエル軍兵士の乗船を受け入れ、暴力を伴う衝突は起きなかった。
 イスラエル軍が5月31日に6隻のパレスチナ支援船を拿捕した際にはトルコ人ら9人が死亡。国際的な非難が巻き起こっている。イスラエル側は今回、アシュドッド港に向かえば支援船の安全な寄港を保証し、積み荷は検査後にガザへ届けるとしていた。
 同軍は5日朝、ガザ沖約64キロの海上でコリー号側に船舶識別情報の提示を要求。複数の艦艇が包囲するように並走し、アシュドッド港へ向かうよう繰り返し求めていた。当初、コリー号は要求を拒否していたが、結局、イスラエル側の求めに従った。アイルランドの親パレスチナ団体は声明で「イスラエル軍は支援船を乗っ取り、乗組員を拉致した」と激しく非難した。(2010/06/06-00:11)

前回のトルコ船も、レイチェル・コリー号のようにおとなしくイスラエル軍の指示に従っていれば隊員たちの乗船を防ぐことは可能だった。いや、それをいうなら、前回の船団にしろ今回のアイルランド船にしても、最初からイスラエルの要求どおりアシュドッド港に寄港して、イスラエル軍の検閲をきちんと受けていれば、支援物資はとどこおりなくガザへ輸送されることが可能だった。イスラエルはガザへの武器以外の支援物資輸送は阻止していないのだから。(イスラエルはハマスのテロリストどもと違って人道的だからね。)
それを度重なるイ軍の警告を無視して「アウシュビッツへ帰れ!」とか「911を忘れるな!」とか悪態を垂れてイ軍の搭乗を煽り、武器を構えて待ち伏せし、搭乗したイ軍に暴力三昧をしておいて、応戦されたら国連に泣きつく。汚いテロリストの常套手段だ。
さて、このガザへの航路閉鎖について保守派政治評論家のクラウトハンマー氏がワシントンポストでいつもながら痛烈な指摘をしてくれてるので紹介しよう。

世界はイスラエルのガザ封鎖に激怒している。トルコはその違法で非人道的で野蛮であるなどとして批判。国連はいつもの通り。そこに第三諸国とヨーロッパも参加。オバマはうろたえるだけ。

もちろんイスラエルによる航路封鎖は違法でもなんでもない。ガザはイスラエルの敵と自他ともに認めるハマスの統治下にある。そしてハマスはすでに4000以上のロケット弾をイスラエルの住宅街に撃ち込んでいるという事実がある。にもかかわらずハマスは、

イスラエル攻撃への絶え間ない攻撃を宣言しておきながら、さらなるロケット武装を拒まれると被害者面をする。

敵軍の輸送航路を封鎖するのは戦争時では当たり前のことだ。クラウトハンマー氏も第二次世界大戦中にアメリカがドイツと日本との航路を封鎖した事実を指摘。また、1962年10月のキューバミサイル危機の際にも、ロシアからキューバに向かう武器輸送船がロシアに引き返した例をあげている。ソ連船が引き返したのは米海軍の警告を無視して強行すれば米軍兵に搭乗されるか、船が沈められるかされると充分に承知していたからだ。
つまり、イスラエルは当時の米大統領ジョン・F・ケネディがしていたことと全く同じことをしているに過ぎない。敵側に自分らを攻撃するために使う武器が渡らないように輸送を阻止すること。 戦時中なら当たり前の作戦だ。
ガザへの船団は人道的支援物資輸送が目的だという建前だが、氏はこの事実を否定する。それが本当なら、当初からイスラエルの提案を受け入れ、イスラエルの港に寄港し検閲をうけ、支援物資はイスラエルが毎週ガザに送り込んでいる一万トンの食料や生活必需品と一緒にトラックでガザに送り込んでもらえばよかっただけの話だからだ。

なぜこの提案は拒絶されのか?それは船団の発足者グレタ・ベルリンも認めるように、船団の目的は人道的なものではなく、通路封鎖を打破することにある。つまり、イスラエルによる検閲を止めさせ、ガザに向けてハマス武装の必需品を無制限に送り込むことにある。

イスラエルはすでにイラン製の武器がヒズボラやガザに向かって運ばれる船団を二度にわたって拿捕している。いったいどの国がそんなことを許可するというのだ?

ここで氏は、だいたい何故イスラエルが航路封鎖などという作戦をするにあたったかについて、イスラエルが歴史上効果があることが証明されている前方防衛と能動防衛が出来なくなっていることが原因だとする。
前方防衛(Forward defense)というのは、自国内で闘うのではなく、自国の回りを囲む敵地に戦いを持って行き、自国の回りを制覇することで自国への攻撃の防御地とし、自国への直接的な攻撃を避ける作戦のことをいう。たとえばイスラエルがサイナイやゴーラン高原で闘ったように。そして可能な時は、イスラエルは和平の条件として、獲得した領地を明け渡したりしてきた。
これはアメリカがテロリストからの防衛のためにアフガニスタンまで遠征していって闘うのと同じ原理だ。内地で闘うより外地へ戦いを持って行くというわけ。
ところがイスラエルの場合、国際的な圧力に押されて前方防衛を諦めざる負えなかった。国際社会はイスラエルが違法に外国領を占領しているとして、それが反イスラエル感情を煽っているのだと批判し、平和のために撤退しろと迫った。

平和のための土地返還。おぼえているか?ここ十年に渡り、イスラエルは土地を明け渡してきた。2000年に南レバノンから撤退、2005年にはガザから撤退した。それでイスラエルは何を得た?激化する攻撃、敵側重武装、無数の拉致、ガザからの越境攻撃、そして何年にもわたる執拗なロケット攻撃だ。

前方防衛が不可能となったイスラエルは能動防衛(Active defense)にと作戦を変更した。これはイスラエルが撤退した後にできた、小さなテロ領地を次々と破壊していく作戦だった。

その結果はと言えば?2006年のレバノン戦争と2008年から9年にわたるガザ対策だ。

そして、イスラエルの防御地帯となっていた土地を明け渡せと言った国際社会は、明け渡した土地からイスラエルが攻撃され、やむなくイスラエルが防衛行為に出ていることすら違法だと言い張る。そして、イスラエルにもっと土地を明け渡せと迫っているのである。
自らイスラエルの敵と宣言しイスラエルの完全崩壊あるまで戦いを諦めないと世界的に宣言している敵からの攻撃を、イスラエルが自己防衛のため応戦することすら、国際社会は許せない不正な行為だと言いはるのである。
前方防衛も能動防衛も出来ないとなれば、航路封鎖という受動的な防衛に頼るしかない。

だが、こうして話している間にも、これでさえ国際社会は不当だと言う方向に向かっている。アメリカ合衆国でさえも、封鎖を止めさせる方向に向かっているのだ。

だが、何もかも許可されないというなら、何が残る?

もちろん、ここが肝心な点なのだと氏は言う。船団に乗り込んだ馬鹿活動家らもトルコの看板組織も、第三諸国もヨーロッパも、ユダヤ問題にはいい加減に嫌気がさしている。

何がのこるって? 何も残らないさ。国際社会の執拗な運動の最終目的は、イスラエルによる正当な防衛方法を完全に取り除くことにあるのだ。オバマ政権はほんの先週、四十年に渡るアメリカの方針を覆し、イスラエル一つを取り上げて、イスラエルが核兵器を持つことに抗議する書類に署名した。よってイスラエル最後の防衛である(核に寄る)牽制すらも不当としたのである。

ああ、なんてやっかいなユダヤ人たち。国際社会は何度も自殺しなさいと示唆しているのに、イスラエルは自滅への道を断固拒絶し、なんとか生き残ろうと必死だ。なんて煩い奴らなんだ。正当防衛なんて生意気なこと言ってないで早く崩壊しろ。ってなもんだ。
だから国際社会は、イスラエルによる防衛をことごとく阻止しようとするのだ。交際社会の反ユダヤ主義者達がそうしてイスラエルバッシングをする間にも、イランは着々とおおっぴらにユダヤ人問題最終解決への道を進めている。
中東でただひとつ民主主義のイスラエルが崩壊することのほうが、独裁政権のイランが核武装することより危険だと考える国際社会の人種差別には呆れる。自国をイスラム教過激派に乗っ取られそうなヨーロッパや東南アジアが、イスラムの人種差別者と一緒になってユダヤバッシングをする愚かさ。
イスラエルが滅んでも、世界に平和は来ない。それどころか世界は混乱への道を歩むだけだ。アメリカまでもが国際社会の狂気に参加するのだとしたら、イスラエルだけが正気の灯となる。


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世界中からサンドバッグのイスラエル、国際社会の人種差別に負けるな!

訂正:レイチェル・コリーというのは船団の名前ではなく船の名前だそうだ。それから今回検閲をうけた船はレイチェル・コリー号ではなく別の船で、レイチェル・コリー号は別の船団の一隻として現在ガザに向かっている。
日本でもフリーガザなんてテロリスト応援団を熱烈支持してる馬鹿が結構いるようだが、そういう奴らのブログサイトとか読んでると、あまりの無知さ加減に腹が立つと言うより呆れてしまう。
今回のイスラエル軍による*レイチェル・コリー船団の船上捜査は、単なる検閲だ。ガザにイスラエルを攻撃するための武器が密輸されないための海上警備だ。どんな国でも禁止されている密輸品を乗せている疑いのある船が自国の海域に入ってくれば、それを阻止する権利はあるはずだ。
このフリーガザという自称平和団体はISMと同じで。本拠はアイルランドにあるらしい。平和だの非暴力だの表向きだけで、自分では自爆テロやる度胸のない奴らがテロリストの後方援助をするために結成された団体。自分で直接暴力行為に及ばなくても、戦闘員の援助をしていればテロリストであることに違いはない。
ウィキペディアのページから参考にすると、
フリーガザ運動とは、パレスチナ親派による人権団体連合で、イスラエルによるガザ地区への通路封鎖に挑戦し、人道的救援物資を運ぶ船団を送り込むため2008年に結成された。世界的な著名団体70以上の支持を受けている。初航行は2008年8月。
フリーガザと深い関係にあるのは、言わずと知れた国際連帯運動(ISM)テロ後方部隊
奴らが関連していて人道的救援物資だけを運ぶ船団などであるはずがない。
実際にだ、イスラエルが人道救援物資を運ぶ船団を襲撃していると責め立てている国際社会は、イスラエルから常時ガザに向かって救援物資が供給されているという事実を完全に無視する。過去に何度も人道的救援という名のもとに武器弾薬やテロリストがガザに運ばれて行くのをイスラエル軍がなんども阻止しているという事実も完全無視。
それをいうなら、今回拿捕された船にしたところで、武器弾薬が積まれていたのだ!
なにが非暴力だ、なにが人道だ!あほぬかせ、このテロリストども!
フリーガザの本当の目的はパレスチナ救済ではない。奴らの本当の目的はイスラエル完全破壊である。何度も船団をガザに送り込み、イスラエルが途中でそれを阻止する度に、イスラエルから襲撃された、人権擁護のボランティアが殺された、と大騒ぎし、国連を中心に国際社会からイスラエルに多大なる圧力をかけて、イスラエルに通路封鎖を中止せざる負えないように追い込むことにある。
そうやって通路が開門されたと同時に、ガザに新型中距離ロケットを送り込み、これまでよりより破壊的なイスラエルへの攻撃をしようという陰謀なのである。
そして、これが一番腹立たしいことなのだが、国際社会の誰もがその事実を充分承知のうえで、イスラエルに通路を解放せよ、パレスチナ独立国家設立を認めよ、と迫っている。そうすることがイスラエル崩壊につながることは、誰もがしっているのにだ。
何故なら、世界中のユダヤ人嫌いの人種差別者たちが、それを望んでいるからなのだ!
だからイスラエルは退けない。だからイスラエルはどんな批判をされてもガザへの通路は守らなければない。
今回善玉のイスラエル軍に予想以上の被害が出たのは、イスラエルが国際社会の圧力に負けて、もっと重武装をしていかなかったことが原因だ。これは戦争だ。フリーガザの連中は敵側戦闘員なのだ。奴らは非武装非暴力などという表向きとは正反対な暴力団員だ。そういう奴らの乗ってる船に搭乗するなら、それなりの準備をして行くべきなのだ。
今回はその準備が不十分だった。相手を甘く見すぎていた。それでもこちら側の兵士を失わずにテロリストを9人も退治できたことはお手柄だった。
今後もがんばれイスラエル! 世界の人種差別者らの圧力に負けるな!


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お手柄イスラエル、ガザ武器輸送船上待ち伏せを克服。テロリスト9人を退治!

どの新聞も反イスラエル偏向報道しかしないので、カカシはイスラエルの側に立って見出しを書いてみた。で、実際に何が起きたのかという話なのだが、先ずはAFPの記事から。

ガザ支援船をイスラエル軍が強襲、10人以上死亡 トルコ強く抗議

イスラエルによって封鎖されているパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へ支援物資や援助活動家らを運んでいた支援船団6隻のうちの少なくとも1隻が31日、イスラエル特殊部隊の強襲を受け、イスラエル軍の発表によると少なくとも10人が死亡した。
 
 船団結成に関与したトルコの人道支援団体IHH(Foundation of Humanitarian Relief)のガザ支部はAFPの電話取材に対し、強襲を受けたのはトルコ船籍の船で、トルコ人を中心に15人が死亡したと語った。
 一方、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が運営するアルアクサ(Al-Aqsa)テレビは、死者は20人に上ると報じている。同テレビは、黒服のイスラエル軍兵士がヘリから船へ降下して船上で活動家たちと衝突する様子や、船の甲板に倒れている負傷者の様子を放映した。
 イスラエルの民放チャンネル10(channel 10)によると、攻撃したのはイスラエル海軍の特殊部隊で、船の乗客らから斧(おの)やナイフで反撃されたため発砲したという。
 船団は、建材などの支援物資約1万トンや活動家ら約700人を乗せ、31日午前にガザ沿岸の封鎖海域に到達する見通しだった。
 トルコ外務省はただちにイスラエル大使を呼び、強く抗議。「イスラエルの非人道的な行動を厳しく非難する」「公海上で発生し、国際法違反に相当するこの遺憾な出来事は、2国間関係に取り返しのつかない結果をもたらしかねない」とする声明を発表した。(c)AFP

はっきり言ってAFPの報道はAPよりもましだが、イスラエルを攻めるための武器を輸送しているかもしれない船の検閲をする権利はイスラエルの正当な権限だろう。それにはなから暴力で抵抗しておいて、応戦されたからと言って文句を言えた筋合いではないはず。にもかかわらず、ことイスラエルに関しては、国際社会でイスラエルが正しいと判断されることはない。
中東のパレスチナとイスラエルとの紛争を長年注意してみて来た人ならご存知だと思うが、パレスチナのテロリストどもはしょっちゅう人道的な援助という建前で、赤三日月付きの救急車やパトカーや国連公用車を(国連の強力を得て)利用してテロリストや武器弾薬を輸送するのが常となっている。これまでにもイスラエルは何度もパレスチナに運ばれるテロリスト人員及び武器弾薬を人道的支援を名目とする郵送船において発見しているのだ。
今回も人道的な支援物資船という名目で、テロ戦闘員や武器がガザに運ばれていることを察知したイスラエルは、ガザへ向かう船はすべて搭乗検査すると前もって警告していた。それが嫌ならば、イスラエルの港に一旦寄港して、イスラエル側の検査を受け、問題なければそのままガザへの渡航を許可するとさえ伝えていた。
だがトルコ籍の船一行はイスラエルの提案を拒否した。イスラエルは止む負えず海上において搭乗することになったわけだが、トルコ船は充分その事態を予測し待機していた。隊員たちは待ち伏せされたのだ。
搭乗した隊員たちは即座にテロリストどもに囲まれ、鉄パイプやナイフを持った暴徒数人に囲まれ殴る蹴るの乱暴を受けた。暴徒は隊員の拳銃を取り上げ後から搭乗した他の隊員たちに発砲するなどの暴挙を働いた。
イスラエル兵らは、正当防衛のため暴徒に発砲。暴徒10人が退治され、イスラエル兵数人も重傷を負った。
さて、この人道的な物資支援船団は、ヨーロッパに本拠を置く親パレスチナ反イスラエルの市民団体がスポンサーとなっており、その名も何とレイチェル・コリー艦艇。苺畑よりの読者諸君なら、故レイチェル・コリーがどんなテロリストだったかは自称非武装平和主義、実はパレスチナテロリストの手先である国際連帯運動(ISM)の話をした時に詳しく書いたことがあるので、良くご存知のはず。
レイチェル・コリーはアメリカ人のくせにユダヤ人種差別が行き過ぎてパレスチナのテロリストどもに洗脳され、わざわざガザまで出かけて行ってテロリストの手先として働き、イスラエル軍のブルドーザーの前に立ちはだかって轢き殺された馬鹿女である。親パレスチナの西洋諸国の運動家は、なにかこの馬鹿女の名前を聖女かなにかのように担ぎだす。
このレイチェル・コリー船団の背後にはフリーガザ(ガザ解放)というグループが存在するが、そのグループの熱烈な支援をしているのが、オバマ王が恩師として仰ぐ国産テロリスト、ビル・エアーズである。
イスラエルはオバマ政権による支持は期待できない。オバマ王は国連と一緒になってイスラエルの非を責めるに違いない。
はっきり言ってフリーガザの目的は、わざとイスラエルと衝突するような状況を作っておいて、イスラエルが応戦し死傷者を出す度に国際社会にイスラエルの暴挙を訴え、イスラエルが自国を守れないようにすることにある。だから、今回のようなことはこれからも幾度も起きると予測できる。
相手はレイチェル・コリーのような特攻テロリストを女神として崇めているような団体だ、イスラエルの警備隊に殺されることなど覚悟の上だろう。それがイスラエル打倒の役立つというなら、喜んで身を投げ出そうという過激派連中なのだ。
イスラエルも今後はもっと真剣にこういう船の検閲を行う必要がある。これは戦争だ。そして奴らは敵側戦闘員なのである。イスラエルはそのことを忘れるべきじゃない。
アメリカは国としてはイスラエルを支持しないだろう。オバマ王が政権を握っている限りそれは望めない。だが、アメリカにはイスラエルに同情するアメリカ市民が大勢居る。アメリカのユダヤ系は数は少ないが金持ちが多く、そのほとんどがリベラル派でありながら、オバマの反イスラエル方針にかなり腹をたてている。このままいくとアメリカのユダヤ系リベラルによる民主党離れが進むだろう。


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オバマ王、一年ぶりの記者会見で見せた能天気ぶり

オバマ王は木曜日、一年ぶりにホワイトハウスで公式記者会見を行った。主題はもちろんメキシコ湾の原油流出だが、その他にも上院議員選挙予選での贈賄問題などもあり、記者団からはいつになく厳しい質問が浴びせられた。
しかし、久しぶりの記者会見であるにも関わらず、オバマ王の回答は焦点がはずれっぱなし。普段は大統領に好意的な主流メディアですら、オバマ王の能天気ぶりには呆れてしまった。
特に原油流出問題について、この記者会見の目的は、いかにオバマがこの問題に真剣に取り組んでいるか、連邦政府が何もしていないと言う批判に対して答えることにあった。
ところが、肝心の記者会見では、内政省の鉱物管理長が辞任していた事実について、オバマ王が知らなかったと答えた後、こんなやり取りがあった。

記者:バーンバウム女史が辞任・解雇になった件について、何故大統領が知らなかったのか不思議なんですが —

オバマ大統領:解雇されたと決めつけている。辞任ならサルツァー氏に今朝辞表を提出しているはずだ。今朝私は他に色々たくさんやることがあった。

原油流出問題は歴史上最大な流出事故だと言っておきながら、それについて自分は初日からこの問題解決を最優先にして取り組んで来たといいながら、その現場の担当者が辞任したか解雇されたかも知らないというのはどういうことだ? テレビ司会者のショーン・ハニティーも指摘しているが、記者団が皆知っているのに総責任者のオバマ王が知らないってことはないだろうが。この問題が最優先なら他に色々忙しくて、なんて言い訳は通用しないはずだ。
しかも同じ記者会見で、オバマ王はプロバスケの優勝チーム、ザ・デュークブルーデビルスに拍手喝采、と記者団に拍手を促すなど、まるで場違いで頓珍漢な行動を取っている。バスケでどこのチームが優勝したかはきちんと知ってるくせに、自分とこの高官が辞任したかどうかも知らないなんて、いったいオバマ王の優先てどうなってんだよ。
もちろんオバマ王のことだから、何もかも自分に責任があるといいながら、結局はブッシュ大統領のせいにするだろうと思っていると期待通り、流出事故の元々の原因はブッシュ前政権時代の役人と企業との癒着に問題があると指摘することも忘れない。

記者:鉱物管理サービスについてですがサルツァー長官は昨日、この問題はブッシュ政権と企業との癒着した関係が原因だったと責め、大統領も数週間前にローズガーデンで話された時、長期にわたり、10年もしくはそれ以上前から、つまりそのほとんどがブッシュ政権の時代ですが、石油会社と掘窟の許可を出す連邦政府の役所との間に癒着した関係があったことについて話されました。しかし大統領が就任された時点で、そしてサルツァー長官もですが、その癒着した関係については知っていた訳ですよね。にもかかわらず許可を出し続けていた。時には怪しげな状況においてです。それでもなおブッシュ前大統領のせいにするのは公平ですか?責任は大統領にもあるんじゃないですか?

オバマ大統領:もういちど前にも指摘した点について指摘しておきたい。サルツァー長官は就任以来、役所の清掃を始めた。しかし役所の文化は完全に変わるというわけにはいかなかった。もちろん私はその件について責任をとる。 しかしその文化の変更をどういうペースでしていくかについては緊急性はなかった。前政権時代にあったような腐敗が我が政権下でも起きていたという証拠はない。しかし適切な監視や規制のないまま石油会社が好き勝手なことができる文化はあった。これは事実問題だ。前にも言った通り、これは法律内の壁でもあった。今も言ったように我々はその壁を壊すべきだった。

はっきり言ってだ、前政権の悪口を言ってる暇があったら、現在起きてる問題の解決に勤めろ。今の大統領はブッシュじゃなくてあんたなんだからさ、オバマ王さんよ。
もちろん前回も書いたおとり、オバマ王はそんなことにはかまってられないとシカゴの古巣に帰って休暇中。暢気なもんである。


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