昨日オバマはホワイトハウスから今起きているBPの原油流出問題についてテレビ中継演説を行ったが、その反響は往々にして批判的である。保守派や共和党からの批判は当然のことながら、普段はオバマ王べったりの大本営放送リベラルメディアですら、オバマの演説には失望を隠せない。
特にカカシが大嫌いなばりばりリベラルホストのキース・オーベルマンやクリス・マシューなどが、オバマの演説は、解決策に関して具体性が欠けるとか、的外れどころか的を狙ってさえもいない、オバマは総司令官としてのリーダーシップを見せなかった、などと、ばしばし叩いているのを聴くのは非常に興味深い。
また、オバマ王は、今回の原油流出を口実にクリーンエアーを目指すキャップアンドトレードという法案を通すべきだと、アメリカの二酸化炭素産出を規制する法案の話を始めたことは、惨事を利用して不人気な政治政策を推し進めようとしていると、その計算性がさらに顰蹙を買っている。
だいたいオバマは何もかもやることが後出しばかりだ。何故、事故後57日も経ってから国民演説をするのだ?しかもすでに地元民がその被害を肌で感じているのを、他の国民もテレビや他のニュースを通じて57日間も見せ付けられているというのに、わが政府は出来る限りのことをやっている、とノーベル賞を取ったとかいう専門家らの名前を連ねただけで終わり。流出をどうやって止めるつもりなのかという解決策は何一つ述べることが出来ないオバマ王。
あまりのひどさに、オバマ大ファンのキース・オーベルマンに「この57日間別の惑星にでも居たかのような演説」と言わせてしまうほどクルーレスな演説。
オバマ王は明日BPの重役たちと会議をするそうだ。予定された会議の時間はたったの20分。しかも、これがBPとは初めての会議だというのだから驚く。
事故当日から積極的に解決に取り組んできたといいながら、当事者のBP重役たちと話もしていなかったのというのである。信じられない!
こんな能無しを大統領に選んでしまったアメリカ国民の責任は重い。(私はオバマに投票投してないからね!)