去年の冬、ケンタッキーの豪雪の時にも指摘したが、オバマ王の国内における災害対策はなってない。今回のテネシー州、特にカントリーウエスタン首都であるナッシュビルの大洪水被害は当地としては歴史上稀な降雨量で前代未聞の大悲劇をかもしだしている。

2010年5月1日(土)から3日(月)にかけて
テネシー、ミシシッピ、ケンタッキーの各州で発生した、
記録的な豪雨と嵐によって発生したトルネードや
交通事故などの死者の数は現在28人となっている。

 
最も多くの被害が出たテネシー州での死者の数は18人で、
そのうちの10人の遺体が同州首都ナッシュビルで発見されている。
今後も遺体が発見される可能性があるとされている。
ナッシュビルのダウンタウンに泥水が押し寄せ家屋や道路が浸水し、住民やホテル宿泊者らが
避難を余儀なくされている。
同地区を流れるカンバーランド川の水位は未だ上昇を続けており、3日午後8時には16メートルに達し、洪水位を3.6メートルも上回るものとみられる。

(被害の映像はこちらのブログで見られる。)
にもかかわらず二週間たったいまでもオバマ王からは何も正式な声明は出ていない。毎日のように国中を飛び回って演説しまくってるオバマ王は外国のハイチの災害では即座に声明をだしたくせに、国内での災害には興味がないらしい。
カトリーナ洪水の大災害の時に迅速に対応したブッシュ大統領に対して、対応が遅かったと虚偽の報道をしまくり、ニューオーリンズから刻々とデマを垂れ流していた左翼メディアも、ナッシュビルの大被害については夜のニュースで1〜2分報告した程度でほぼ完全無視。何十人という死傷者を出し、何千という所帯が水浸しになっているというのにこちらもまるで興味がない。
私はカントリーウエスタンのファンなので、毎朝聞いてるカントリーのラジオ局で連日報道されていたから当初から知っていたが、はっきり言ってカントリーミュージックのラジオ局のほうがニュースが早かった。また、保守派ラジオ局などが率先して募金の呼びかけ運動をはじめたり、カントリーミュージシャンやタレントたちが募金コンサートなどをすでにはじめているが、こうしたことについても主流メディアはほぼ無視状態だ。
本来ならオバマ夫人あたりがテレビに出て「お気の毒なナッシュビルの人たちの救済募金にご協力ください」とか呼びかけてもよさそうなもの。
なぜニューオーリンズのカトリーナでは大騒ぎをしたメディアはテネシーの被害には黙りをきめこみ対応の遅れているオバマ政権に対する批判が全くないのか、といえばそれはあまりにも明白だろう。
テネシー州は南部であり、信心深く保守的な人々が多く、民主党より共和党支持が多い。そして被害者の多くは白人だ。つまり、アメリカ主流メディアは被害者が白人ならどうでもいいという人種差別意識丸出しなのだ。
もっともテネシー州の善良な市民たちは、連邦政府の対応が遅いなどと泣き言を言ってはいない。そんな暇があったらお互い助け合おうという謙虚な姿勢が、政府からのお恵みを嘆願していたニューオーリンズの被害者たちとは対照的だ。


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