オバマ政権及び民主党は、オバマ王提案の健康保険改悪案を通そうと必死だが、多数議席を握る民主党は別に共和党の票など必要ないにもかかわらず、なぜか一年以上もこの法案を通すことができないでいる。それというのも、民主党の上院と下院の間で法案の内容にずれがあり、双方別々の保健改革案が通った後も、保守派民主下院議員たちからの反対が大きく、下院よりリベラルな上院と意見が一致しないからである。
そこでオバマホワイトハウスは改革案の障害は下院の反対派にあると見て、賄賂や脅迫を使って議員たちに圧力をかけはじめた。
そんななかで、上院の改革案に断固反対していたニューヨーク代表のエリック・マサ下院議員(男性)が男性スタッフのお尻を触ったとかいう男色セクハラ事件が明るみにでて辞任を余儀なくされるという事件が起きた。
ところがこのマサなる男、家族をスキャンダルに巻き込みたくないという理由で辞任したにもかかわらず、その後テレビやラジオのトークショーに出まくって、自分はホワイトハウスの汚い陰謀にはめられたと大騒ぎしている。昨日、私は朝のラジオ放送でマサ氏が議事堂のシャワー室でホワイトハウスのラーム・エマニュエル参謀長から裸で突き詰められたと話しているのを聞いて大笑いしてしまった。

「ラーム・エマニュエルは悪魔の落とし子だ。」とエリック・マサ下院議員(民主ニューヨーク)は語った。「奴は票を得るためなら実の母親も売るような男だ。機関車の前に子供を縛り付けることも辞さない奴だ。」

マサ議員はシャワー室でのエマニュエル氏との衝突について、「俺はシャワーを浴びていた。焼き鳥みたいにすっぽんっぽんの俺のところへ、ラーム・エマニュエルがケツにタオルも巻かずにやってきて、俺の胸ぐらに指をつきつけ怒鳴りやがったんだ。」

ラジオのオーディオではその後「裸で政治討論することのぎこちなさが想像できるか?」という言葉が続き、私は思わずコーヒーを吹き出してしまった。
私はオバマ王もエマニュエル参謀長による陰謀説そのものは否定しない。だが、マサ氏も嘘八百で悪名高い超リベラル議員。セクハラ疑惑の取り調べが政治的な理由で始められたというのは本当かもしれないが、実際にセクハラそのものは存在していたらしく、スタッフの数人から苦情が出ている。マサ自身、最初は性的な冗談を言っただけと言っていたのが、男性スタッフのお尻を触ったことや、自分の50歳の誕生日パーティで、嫌がるスタッフをくすぐりまくったこともあったなどと認め始め、話がころころ変わっている。
マサ議員は既婚の元軍人で子供もいる。
さて、肝心の健康保険改革案だが、マサの辞任で空席となった席はウルトラリベラルのニューヨーク知事が臨時議員を任命することになっている。知事は改革案賛成派議員を選ぶに違いないので、ペロシ下院議長は賛成票をまたひとつ獲得するという計算だ。これで議案が通るに足る票が集まったのかどうか、まだまだ疑問はある。


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