ブッシュ前大統領時代から、イスラム圏諸国からアメリカが敵視されるのはブッシュ政権の強硬政策のせいだ、と言い張っていたオバマ王。自分が大統領になった暁にはイランの首相とも前条件抜きでサシの会見を行うと公約していた。そのオバマ王に対してイランの取った態度とは何か?
先ずは毎日新聞のこの記事から。

 【テヘラン春日孝之】イランの国営テレビは27日、同国の革命防衛隊が短距離ミサイルの発射実験を実施し、成功したと報じた。今月25日、イランが未申告のウラン濃縮施設を新たに建設していることが判明、米欧などの非難が相次ぐ中、威嚇を狙った実験とみられる。

 革命防衛隊のサラミ空軍司令官によると、軍事演習の一環として27日、3発の短距離ミサイルを試射し、多弾頭ミサイル発射装置のテストも行った。28日には、イスラエルを射程圏内に入れる中距離弾道ミサイル「シャハブ3」(最大射程2000キロ)の試射を実施するという。
 サラミ司令官は「今回の軍事演習は我々を脅そうとする一部の高慢な国家へのメッセージだ。我々は敵意に対し強力かつ迅速に対応できる」と述べた。

イランに短距離ミサイルがあることはどの国も前々から知っていた既成事実。だが、ブッシュ時代にイランはアメリカを刺激するようなあからさまなミサイル実験などは一度もしなかった。ブッシュアメリカのフセインイラクへの武力行使を見せつけられたイランは、やたらなことをすれば自分らも危ない、とブッシュ大統領を恐れていたからだが、オバマ王の代になり、オバマにはそんな根性も度胸も全くないと正しく現実を把握したイランは、今回のような傲慢な態度に出たというわけだ。
ところで、イランに関してはもうひとつ興味深い事実が明らかになっている。それはイランにはこれまで公表されていなかったウラン施設が存在していたという事実だ。

ワシントン/テヘラン 26日 ロイター] オバマ米大統領は26日、週末恒例のラジオとインターネットを通じた演説で、イランが第2のウラン濃縮施設を建設していた問題について、「憂慮すべき事態」との認識を示し、米国も参加して10月1日に行うイランとの核協議が緊急度を増したと述べた。
 オバマ大統領は「核不拡散への取り組みに対する深刻な挑戦であり、イランの言い逃れは憂慮すべき事態」と懸念を表明。イランと国連の安全保障理事会常任理事国5カ国およびドイツが10月1日にジュネーブで行う核問題をめぐる協議について「より緊急度を増した」と話した。

実はこの第二のウラン濃縮施設の存在については、公表されていなかったとはいえ諸国は薄々きがついていた。オバマ自身、この施設の存在について先の大統領選挙以前から上院議員の一員として知らされていたというのである。
ということはだ、オバマ王はイランが国連を欺いていることを知っていながらブッシュ前大統領の政策を批判していたことになる。また、イランにアメリカから歩み寄りを見せればイランの反米姿勢も和らぐというオバマ王の主張とは裏腹に、イランはオバマが大統領になってからは、親米に歩み寄るどころか、アメリカへの敵意を丸出しにし、核兵器開発の事実を隠そうともせず西側諸国を威嚇する態度を示したのである。
つまり、イランの今回の傲慢な態度は、オバマ王の外交政策完全失敗を意味するのであり、オバマ政権にとってはひどい打撃となったと解釈されるべきである。アメリカの主流メディアが左巻き思想に侵されていなければ、そういう風に報道するのが筋というもの。
だが、大本営報道は、このオバマ王の大失策をあたかもオバマ王による巧みな政治工作であったかのように報道している。しかも、これまでは保守派新聞として知られていたワシントンタイムスですら、オバマ政権の口車に完全にのせられてしまっているのだから情けない。

金曜日にオバマ氏によって発表されたイランの秘密施設について、オバマ氏は大統領になる以前から知っていたという事実は、一月からのオバマ氏の数々の決断を新しい目で見る結果となった。
「大統領の行動を過去9ヶ月間を振り返って見直す必要があります。氏はイランが嘘をついていたことを知っていたのです。にも関わらず(交渉の根回しを)続けていたのです。」と、世界から核兵器を取り除く運動をしているワシントンの活動グループ、Ploughshares Fund代表の Joe Cirincione氏は語った。
「大統領は完璧にイランの裏をかきました。イランを孤立させ、諸国を統一させ、イランに大手をひろげ罠をかけたのです。」
大統領は強く見えるだけでなく、巧妙に見える。
(中略)
ホワイトハウスに課せられた質問は、この事実を利用し勢いにのって、健康保険改善といった国内の課題にも取り組めるかどうかということだ。
ピッツバーグで行われたグループ20首脳会談から戻った大統領のトップアドバイザーたちは、オバマ氏は一週間に渡るイランの核兵器プログラムについての活動で印象的な態度を取ったと語った。
「大統領はこの一週間に渡り、世界の舞台で強攻で効果的な役目を果たしました。アメリカ人として感謝すべきことだと思います。」大統領の側近デイヴィッド・アクセルロード氏は語った。

アホか! 左巻きの市民団体や大統領の側近のスピン(悪い状況をあたかも良い状況であるかのように歪曲すること)を真に受けて、これが大統領の巧妙な政策だったなどとよくも恥かしげもなく報道できるな! 保守派の風上にもおけん新聞だワシントンタイムスは!
イランが国連を何年も欺き、自分にも嘘をついていると知っていながら、オバマはアメリカ国民にイランに誠意を見せればイランと直接交渉が可能だなどと絵空事を唱えて来たのだ。オバマ王が巧妙だったとしたら、それはイランに対してではなく、オバマ王の誠意を信じたアメリカ市民に対してだ。オバマの嘘で馬鹿を見たのはイランではなくアメリカ市民なのだ!ジャーナリストのくせにそんなことも理解できないのか?
この事実をふまえて、ミスター苺の分析を借りて、オバマのこれまでの外交政策を振り返ってみよう。

イランの欺きを知った上で、まだイランとサシで無条件の交渉をすすめようとしている。

イランの欺きを知った上で、オバマ王はポーランドとチェコを裏切った。
イランの欺きを知った上で、イラクからの早期撤退政策を強行しようとしている。
イランの欺きを知った上で、現場将軍の要請を無視してアフガニスタンへの増兵をしぶっている。
イランの欺きを知った上で、オバマ王は諸外国にイランへの経済制裁を同意させることができない。

これが世界の舞台で強く効果的な役割を示しているということになるのか?イランにいいように扱われて何も出来ない能無しに見えるけどね。
左巻き馬鹿サヨが言うんならまだしも、保守派まで裸の王様に迎合するんじゃ、この国もおしまいだ。


1 response to イランのミサイル実験、完全に馬鹿にされたオバマ王

In the Strawberry Field10 years ago

仏大統領にまで呆れられたオバマ王の夢物語

先日行われた国連の安保理協議会においてオバマ王が放った「世界から核兵器が無くなることを望む」という演説を、現実の世界に生きていない、と強く批判したのは誰あろうフランスのサルコージ大統領。通常は優柔不断で悪名高いフランスだが、現場のジャーナリストが、フランス大統領がアメリカ大統領より確固たる姿勢を示す日が来ようとは誰も予想しなかったとおちょくるほどオバマ王の国連でのパフォーマンスは恥さらしそのものだった。 当ブログをご愛読くださっている読者の方々なら、カカシがいかにこれまでフランスの無行動ぶりを批判し…

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