民主党色丸出しのアメリカ主流メディアではあるが、今回のホワイトハウスからオバマ王の健康保険案討論会をタウンホールミーティングのかたちで一時間にわたってABCテレビが報道することになったことは、これまでにも増して現政権と主流メディアの癒着ぶりがあきらかとなった。しかも番組では共和党の代表は出演せず、オバマ案の反対意見は全く反映されないことがあきらかになった。しかもABCは放映中にオバマケア反対意見のコマーシャル放映も許可しない意志を発表している。
つまり、ABCテレビは公共放送局という立場にありながら、オバマのプロパガンダを放映する大本営テレビ局と成り下がったというわけである。ま、選挙中も恥かしげもなくオバマの応援団をやっていた主流メディアだからこの程度のことで驚くこともないのかもしれない。
ところで、アメリカのリベラルは何かとフォックスニュースが保守派の手先だとか過激派右翼だとか批判するが、それはフォックスニュースのみがオバマの代弁者となることを拒否しているからにすぎない。フォックスニュースにはいくらでもリベラルのニュースキャスターやコメンテーターが出演しているが、その他の主流メディアのようにあからさまにオバマ王に媚びへつらわないのがリベラルやオバマ王には気に入らないのだ。
一般のリベラルがフォックスを批判するのはいいとしても、大統領たるオバマ王がそんなことを気にするのはせこ過ぎる。だが独裁者を目指すオバマ王はすべてのメディアが自分にひれ伏す事を望んでいるらしく、テレビネットワークとして唯一つ独立した意見を保ちオバマ批判も遠慮なくするフォックスニュースが気に入らないとして、フォックスは自分を攻めることだけに四六時中専念しているテレビ局だなどとくだらない批判をテレビインタビューでしている。大手主流メディアから8年間叩かれ続けたブッシュ大統領は、こんなせこいことはしなかった。ブッシュ大統領は自分の評判になど全く興味がなかったからだが。
とにかく、反対意見が全く反映されないのであれば、この番組は民主党のコマーシャルではないか、コマーシャルなら民主党はきちんと広告料金を支払うべきであり、民主党が払わないで自分らの意見を一時間に渡って放映できるなら、共和党も反対意見を同じ時間、無料で放映できなければ不公平である、という内容の抗議文を全国共和党委員会(the Republican National Committee)とケン・マッケイ参謀総長はABCに送った。

「オバマ大統領は健康保険改正案に独占権もなければ自由な放映権もなありません。」「大統領は何度も両党による討論を求めると発言して来ました。ですから共和党もお茶の間時間のイベントに含まれるべきです。」

これに対してABC局は自分らの番組の編集は自分らが決めることなので、他人からとやかく言われたくないという内容の返答をした。だが、問題なのは、こういうことがまかり通るならば、オバマ王や民主党は常に自分らの提案する法案を独占的にテレビ放映することが出来るわけで、反対派の意見を一般市民が聞く事ができない状態になる。ブログや有線テレビが活発になってきたとはいえ、アメリカ人のほとんどが未だにニュースをテレビニュースから得ていることを考えると、まさにこれは大本営報道のはじまりだ!


2 responses to アメリカ大本営報道始まる、ABCテレビ局ホワイトハウスから報道

wagasi12 years ago

ABCのオーナーはGMではなかったでしょうか?もしそうであれば、GMをオバマが買収した時点で ABCはオバマ専用放送局に成り下がったわけですよね? 
だからグァンタナモの水攻めを考案した教授の名前もリーク出来たわけじゃないですか? おりこうちゃんなオバマはそれもあって巨額な税金を使ってGMを買収したのでしょう? ABCによると国民がGMのオーナーだそうですが、物は言い様ですよね。

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Sachi12 years ago

wagasiさん、
政府が民間企業を握るなんてのはファシズム以外の何者でもないですよね。
これを保守派のデマだとか言うナイーブなひとがいまだにいるのが信じられません。
カカシ

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