イギリスのブロガーがイスラム教犯罪者を自分のブログで告発したことで、イギリスの人権擁護法に触れるとして起訴された話は以前にしたが、今度はアメリカのお隣のカナダでも、これまで新聞記者や政治コラムニストを相手取って訴えを起こしていた人権擁護審議会が、保守派のブロガーを狙って訴えをおこしているという話しを聞いた。
カナダではここ数年、キリスト教徒の自由が迫害されているとカナダのブロガー、コニー・フォーニエー(Connie Fournier)さんは言う。彼女は夫のマークと一緒にカナダ最大の政治掲示板フリードミニオン(FreeDominion.com.pa)を経営している。この掲示板の参加者は8500人にのぼり、ページのヒット数はなんと月に二百万という人気サイトだ。
インターネットのおかげで普通のカナダ市民も政治に積極的に参加することができるようになった。カナダではこれまで片身の狭い思いをしていたキリスト教徒や社会的に保守派の人々もネットの力を利用して自分達の意見を多くの人に読んでもらえるようになった。
しかしコニーさんは、今、その保守派のブロガーたちはカナダ政府から攻撃を受けているという。カナダの人権擁護審議会はすでに人権迫害を口実に多くの保守派ウェッブサイトを閉鎖してしまい、サイトの管理人を審議会に引きずり出して、永久に言論の自由をはく奪したりしている。
このトピでも新聞の編集者や政治評論作家であるエズラ・レバントやマーク・スタインが人権擁護審議会から理不尽な訴えを受けているという話は紹介しているが、これらの人たちの話が多くのカナダ人に知られるようになるにつれ、カナダ市民は人権擁護法の恐ろしさについてネットを使って色々と意見を述べるようになった。これが気に入らない審議会はネット住民の言論弾圧に強行手段をとりはじめた。
最近審議会は名誉毀損を口実に審議会の役員を批判したブロガーや掲示板サイト経営者たちを次々と訴えはじめた。掲示板の経営者たちがメンバーが書いたコメントの内容で訴えられるとなると、ブログや掲示板を経営するものたちは、メンバーのコメントを許したものかどうか考えねばならなくなった。
アメリカではすでに、ブログや掲示板に残されたコメントの内容は経営者には責任がないという判決が出ているので、このようなことは問題にならないが、カナダではまだその前例がないらしい。
『キリスト教徒として私たちはすべてをかけてこの戦いに挑まねばなりません。』とコニーさんは言う。フォーイエー夫妻の経営する掲示板も去年の夏に審議会から訴えられたそうだが、一応訴えは取り下げられた。しかしご夫妻は現在もワレン・キンセラ(Warren Kinsella)という元審議会の役人から個人的に名誉毀損で訴えられているという。キンセラは審議会のあくどいやり方を暴露したエズラ・レバント氏のことも訴えている。マーク・スタインも審議会から何回も起訴され、元審議会役員のキンセラのブログで毎日のように攻撃を受けているという。人権擁護審議会について批判的な内容のブログを書いてきたブロガーたちが次々に訴訟の憂き目にあっている。政府機関を批判する市民を罰するなど独裁政権のやることではないか!
すでに多くのブロガーたちが訴訟を恐れてサイトを自発的に閉めてしまった。しかしコニーさんは言う。ここで負けたらカナダからは言論の自由はなくなってしまうと。宗教と言論の自由を守るためにはここで沈黙してはならない。断じて戦わねばならないと。
日本ではまだ人権擁護法はできていない。審議会も設立されていない。一旦できてしまったものを廃止するのは並大抵のことではない。なにしろ審議会のやり方は不公平だといっただけで訴えられてしまうのである。日本のみなさん、どうかカナダの悪例を参考に日本での人権擁護法設立を断じて拒んでください!
***人権擁護法というカテゴリーを設立しました。外国での人権擁護法による悪影響を特集しているので、興味のある方は参考にどうぞ。******
関連記事:
その蜩さん、人権擁護法案。推進派も非常に甘いようにしか考えて無いんですよね。
韓国でもひどいことになってるみたいだ。最後の「英国やカナダなどはパリ原則に沿った人権機関を設けている。いずれも人権侵害の定義を明確に規定し、「表現の自由」は最大限尊重されている。」というところが笑っちゃう。


3 responses to 人権擁護法、カナダでも保守派ブロガーが攻撃の対象に!

Strapdown13 years ago

残念ながら日本ではこの法案の内容について(一部の人を除いて)ほとんど関心がないように思えます。意図的に内容を隠蔽しているようです。もし成立した場合は、カナダの例のように成立直後はそれなりに(一部の人権利権は除いて)機能したとしても、数年先には悪影響が避けられないと思います。ぜひとも拒否したいところです。
閑話休題、人権利権や官僚利権が大好きな日本ならともかく、アングロサクソンの国で悪影響が目立ってきているようなのが不思議です。「神」よりも「人権」を信仰するようになってきてるんですかねぇ?

ReplyEdit
scarecrowstrawberryfield13 years ago

Strapdownさん、

「神」よりも「人権」を信仰するようになってきてるんですかねぇ?

これは鋭いご指摘ですね。ヨーロッパやカナダが世俗主義になるにつれ、神を信じなくなることで、以前にも書きましたけど、何でも信じるようになってしまうというわけです。
アメリカがここまで極端な事態にならないのは、なんといっても宗教心が強いからだと思います。
社会から信仰を廃絶してはいけないことの良い例でしょう。
カカシ

ReplyEdit
scarecrowstrawberryfield13 years ago

たまきの日記さんからトラックバックをおくっていただいたのですが、何故か文字化けしてしまうので、こちらにリンクを張っておきます。
*********
人権擁護法案についてですが、
この法案が成立すると、
◇銃器を扱う
◇暴力行為
◇生物が死ぬ
◇性的発言、行為
◇同性愛
などが規制されるため、漫画・アニメ・ゲーム・小説・音楽
が規制される可能性があるそうです。……

ReplyEdit

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *