喉元過ぎれば熱さ忘れるとはよくいったもので、最近のアメリカ議会は一度は容認していたテロリストへの拷問に後ずさりしはじめている。テロ攻撃直後には多少乱暴な扱いをしてもテロリストから重要な情報を得られればかまわないとCIAによる尋問を容認した政治家や裁判所も、911のショックから時間がたつにつれて、どうやら国内でのテロ攻撃はおこりそうもないとなってくると、その安全をもたらす要因となった水攻めは非人道的だからやめるべきだと言い出し、その拷問をおこなったCIAを責めはじめるという有り様だ。アメリカ国内で911に次ぐテロ行為が起きていないのも、CIAの水攻めによってテロリストから絞り出した情報が重要な要因となっているのだということなど左巻きの政治家や裁判所は完全無視である。
最近Central Intelligence Agency(CIA)という組織そのものへの信頼感は薄れているが、CIAがテロリストを尋問した際の記録テープを秘密裏に処理していたという話には、私はそれほど怒りを感じない。いや、それどころか、そんなものは破棄してもらって助かったとさえ思っている。
いまのアメリカの内政を考えれば、こんなテープが存在していれば、CIA内部でブッシュ大統領に反感をもっている工作員がテープを漏えいし、アルジェジーラだのYouTubeなどで放映されるなんてことは想像に難くない。そうなったらこれは反米意識をあおるプロパガンダになるだけでなく、テロリストたちに諜報部員の顔やアメリカの諜報部の尋問方法がばれて暗殺や訓練材料として使われるのが落ちだ。そのようなテープは用がすんだらさっさと破棄するのが妥当である。
はっきり言って、こちらの人間を拉致しては目ん玉くり抜いたり首をかっ切ったりしてるテロリストを相手にやわな方法で情報が得られると考えるほうが甘い。
これについて2004年に行われた911調査委員会の調査中に、CIAがアルカエダのテロリストを拷問していたテープの存在を意図的に隠していた可能性があるとして、それが連邦法に違法となるかどうか現在吟味されていると数日前のニューヨークタイムスが報じている。
CIA側はテープを調査委員会に提出する用意はあったが、特別に要求されなかったので提出しなかっただけで、意図的に隠していたわけではない。また委員会の調査中はテープ提出の要求を考えて破棄せずに保存してあったともしている。はっきり言って、CIAが意図的に隠していようといまいと、問題なのはCIAがテロリストを拷問して得た情報がアメリカの警備に役に立ったのかどうかということであって、テロリストをどうやって尋問したかなど私はあんまり興味がない。

諜報部高官によると、破棄されたテープには2002年にアブ・ズバイダーとアブド・アル・ラヒム・アルナシリという二人のアルカエダ容疑者が同年CIAに拘束された際の何百時間にわたる尋問の様子が記録されていたという。

げんにアブ・ズバイダーを2002年3月にパキスタンで捕まえたチームのリーダーだったCIA元工作員のジョン・C・キリアーク(John C. Kiriakou)氏によれば、水攻めをされるまで堅く口を閉じていたズバイダーも、水攻め後たった35秒で何もかも白状しはじめたという。
キリアーク氏自身は水攻めは非人道的であり今後はされるべきではないとしているが、彼自身、大事な情報を得るためには必要な方法だったと認めている。
これはCIA工作員だけに限らず軍隊などでもいえることだが、政治家のなかには必要な時に一般市民が尻込みしてやりたがらない汚い仕事を腹の座った特別な男女にやらせておいて、危険が去って汚い仕事が不必要になってくると、その汚い仕事をやった人間を忌み嫌い、場合によっては罰っせよなどという輩がいる。いったい現在の平和や安全は誰がもたらしたと考えているのだ?誰もやりたがらない汚い仕事を誰かがやってくれたからこそではないか!
私はこういう傾向は非常に危険だと思う。必要な時には合法だといって促進された方針が、いったん不必要になると違法行為だといって過去にさかのぼって罰せられるとなったら、いったいどんなお人好しがCIAや軍隊に入って国の安全のために戦おうなどという気になるというのだ?
政府や裁判所が一旦は必要だと考え合法とした方針は、たとえ状況がどんなふうにかわっても、過去にさかのぼってそれを施行した人間を罰するようなことがあってはならない。過去の法律での合法行為は現在の事情で違法行為とみなされてはならない。政府の方針が一貫しないと世の中は乱れる。特に汚い仕事を率先してやってくれる特別な人間たちは、敵にまわしたらこわいことになる、、ということを左巻きの平和ぼけ政治家たちは考えるべきだ。


1 response to CIAが拷問テープを破棄していたって、だからなんなのさ!

H.Y12 years ago

 カカシさんのおっしゃることに同感です。相手テロリストですからね。拷問なんかあたりまえです。まして、アメリカの拷問は、それほど酷くないと思います。中国共産党の法輪功に対する拷問に比べれば、はるかに人道的です。しかも、法輪功は、テロリストでも犯罪者でもなく、害の無い善人です。アメリカは、法輪功の人達の亡命も受け入れています。 
 アメリカの本質にある正義とやさしさに、これまでユダヤ人も、助けられました。どの国も、完璧ではありえない。他国に比べて、ずいぶんましなアメリカの、取り立てるほどでもない些細なことを、あまり神経質に非難して、手かせ足かせをはめるのは、愚かなことだと思います。小善にこだわって、大善の足を引っ張るようでは、結局、世界のためにならないと思います。
 私は、アメリカの国内事情をそれほど知りませんが、CIAやアメリカ軍のやり方は、残忍で陰湿で野蛮な国に比べて、人道的だということを、アメリカの人達は
、もっと認識してもいいのではないかと思います。

ReplyEdit

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *