水曜日 ジュノー
今日はクルーズ初めての寄港、ジュノーの港に停泊した。船が港に着き、桟橋がおろされると乗客はずらっと出口の前で並び始めたが、乗客が下船するのをサーモンやら熊やらのぬいぐるみを着た人が待ち構えていて、一列に並んだ乗客を一組づつ抱き寄せてはそれをカメラマンが写真を撮っていた。
この写真なのだが、船の中ではプロのカメラマンが大きなカメラをかついで歩き回っており、一番最初に乗船したときも、最初のフォーマルディナーでもレストランへ入る前と、レストランでの食事中とで写真を撮られた。また、避難訓練が行われた時も救命具をつけた姿をカメラマンはバチバチ写真にとっていた。
こうして撮られた写真は、次の日通路に飾られ、もし気に入れば一枚、2000円程度で購入することができる。我々二人の写真はいつも非常にまずく撮られており、被写体が美男美女なのに何故だろうと不思議だった。(笑)
ということもあって、ミスター苺は熊のぬいぐるみに見つからないように、下船の際にも他の人が写真を撮られている隙を狙ってこっそり下船した。しかし私はちょっとのろのろしていたせいか、ぬいぐるみのお兄さんにみつかってしまい肩を強引に引き寄せられ引きつった顔で写真に撮られてしまった。
アラスカといえばアイディタロドと呼ばれる毎年恒例の犬ぞりのレースが有名。そこで我々のジュノーでのツアーはレース用の犬を訓練しているところへいって犬ぞりに乗せてもらおうというもの。もっとも夏なのでアラスカといっても訓練所に雪はない。そこで犬達はゴルフカートをひっぱって訓練をするという。我々が乗せてもらったのはこのゴルフカート。
港からバスで20分くらい山奥の道を走り、ついたところは小さな木の小屋が二つ三つ建っているだけの場所。トイレも野外で水洗ではない旧式。(なぜかアメリカではトイレのマークは新月)まだ9月上旬だが、山奥はすでに秋。落ち葉の焚き火から煙が上がっていた。
最初に生まれたばかりの仔犬をみせてもらい、どういった種類の犬がレースに適しているかというような話を聞いたのだが、私には空気のなかに犬の毛が漂っているのが気になった。犬は夏から冬にかけて新しい毛皮に衣替えするのだそうで、今は脱毛の時期だという。どうやらあちこち犬の毛だらけなわけだ。こんな犬をペットにしたら掃除がたいへんだなあなどとくらだらないことを考えてしまった。
レースの犬というと私はアラスカンハスキーのような大きな犬を想像していたのだが、実はそうではなくて、割と小柄のタフな雑種を使うそうだ。アイディタロドでは毛皮の厚い冬のレースに適した雑種が一応規則で決まっているらしい。それというのも一度プードル犬でレースに参加した人がいたからで、いくらプードルがタフでもアラスカの厳しい寒さに耐え切れずに凍え死んでしまったことから、寒地に適さない犬は許可されないのだそうだ。
ゴルフカートにつながれた犬達はマッシャーと呼ばれる騎手が近づいてくると二の足で立ち上がって興奮し始めた。本当に走るのが好きらしく走る時間が近づくとものすごく興奮するらしい。それでもリードの犬が走り始めなければ犬達は走らない。一台に乗った客の数は6~7人。騎手が一番後ろに立って合図をすると犬達はすごいスピードで走り始めた。山の狭い泥道を走っているのでかなり早いスピードに感じたが、実際には時速15マイル程度なのだそうだ。それ以上早く走ると長距離もたないからだ。しかし泥道のカーブなど恐ろしいほど早く曲がり、犬の上げるハネで我々の顔は泥だらけになった。 なるほど汚れてもいい格好で来いというのはこのことだったのか。
カカシ注:旅行中にとった写真はいま整理中です。整理が終わり次第犬ぞりの写真をお届けしますので今しばらくお待ちください。


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