さる6月24日、カリフォルニア州立大学(UCLA)医学大学の教授、アーサー・ローゼンバウム博士(ARTHUR ROSENBAUM)の自家用車に時限爆弾が仕掛けられるという事件があった。幸いにして爆弾は不発で発見されたが、三日後に動物解放旅団(Animal Liberation Brigade)と名乗る過激派動物権利市民運動団体が犯行を認める誤字だらけの声明文を北アメリカ動物解放広報部ロサンゼルス支部(NAALPO)という自分らのウェッブサイトに発表した。(以下LA Weeklyの記事より)

『130am、六月二十四日、アーサー・ローゼンバウムの大きな白く輝くBMWの角に1ガロンの燃料に火がつけられた。
『ロス市内の〜在住の、奴とその妻の〜はUCLAの霊長類に行う邪悪な行為のため革命の標的となったのだ。我々はこの目で奴らが意識ある霊長類を拷問するのを目撃した。我々は彼等のうめきと苦痛な悲鳴を聞いた。それを目撃した我々はすぐにも飛び出して吐き出したくなったほどだ。我々はローゼンバウムの研究所で地獄をみたのである。
『ローゼンバウムよ、背中には気をつける、この次は手術室かお前の診察室でお前が霊長類にしたように注射されるかもしれないぜ、この悪魔め。
『運動家は単にデモ行進やってるだけじゃこの悪は止められないと気付くべきだ。(後略)』

ローゼンバウム博士の専門は小児眼科で、猫や猿を使って研究をしている科学者でもあることから、以前より動物愛護市民団体から狙われていた。ロサンゼルスウィークリーの記事によれば、博士とその同僚の科学者たちはもう何年も前から脅迫状だの、自宅前での座り込みだの、ずいぶんとひどい嫌がらせに耐えてきていたという話だ。
欧米の動物権利運動団体は動物愛護協会のような単に動物を愛する人々の集まりなどではない。彼等は動物をまもるために人類は滅びるべきだと思っているような気違いテロリストの集まりである。日本でもPETAという団体は有名だが、彼等は単に毛皮を着るくらいなら何も着ないとかいって、裸で町を歩いたり訳の分からないビラを配ったりする程度でそれほど害のない団体だが、動物解放前線(ALF)は過激派の環境保護を唱える市民団体のELFと提携している正真正銘のテロリスト団体。博士の命を狙ったALBもその名前からいってALFの支部なのかもしれない。
実際こういうグループを監視している民間組織のアンタイデファーメーションリーグ(the Anti-Defamation League、ADL)のオーレン・シーグル氏(Oren Segal, co-director of ADL’s Center on Extremism in New York City)によると、これらのグループは何かする度に色々と名称を変えて色々なグループがあるかのようにふるまうが、実際にはALFもELFもその他もろもろの団体も同じグループなのだという。「私たちは外国では人間が標的にされるのを多くみてきましたが、それがここでもおきはじめています。」とシーグル氏。さらに困ったことにロサンゼルスでもっとも多く暴力が見られるようになっているというのである。
このテログループのロサンゼルスのリーダーはなんと自らも医者である、ロサンゼルス中心部から約50km西にある住宅街に住む外科医のジェリー・ブラサク49歳。
ある初夏の暑い日に、黒いシャツに黒いズボンの出で立ちで真っ黒の318i BMWに乗ってロサンゼルス・ウィークリーのインタビューに現れたブラサク医師は背の高いやせた男で、頭は半白髪、顎には薄れた色の髭をはやした男だった。彼は自分の情熱について声高に語った。「動物権利運動は過激な行動を取るのにのんびりしすぎてました…彼等は優しすぎました。」とブラサク氏。
テキサス出身のブラサクは1993年にこの運動に参加、元子役俳優で動物権利運動に参加していた妻と出会ったのがきっかけで自分も参加したのだという。2004年にニューヨークとテキサスの仲間を集めてNAALPO(North American Animal Liberation Press Office)をロサンゼルスに創設。その目的は動物権利運動を過激化させることにある。
ブラサクは自分が医師であることからグループにそれなりのハクをつけることになると認めている。氏は諸外国のメディアからも色々インタビューを受けており2004年のロンドン・オブザーバーとのインタビューでは「そんなにたくさんの科学者を殺す必要はないと思いますよ。せいぜい10人か15人くらい殺せば、百万、二百万、一千万という人間でない命が救えます」と言い、イギリスからは入国禁止の状態になっている。にもかかわらず南カリフォルニアはでは外科医として三つの病院で手術をおこなっているというのだからアメリカは分からない。カカシは地元だけにかなり心配になってきた。
ブラサクは2001年にUCLAの学生から動物をつかった生体実験の実情及び科学者の個人情報などを手にいれた。この名簿を使ってブラサクたちは科学者たちに脅迫をはじめたが実際に暴力におよんだのは2006年の6月、UCLA医学センターの職員の家に火炎瓶を仕掛けたのが最初である。幸いにしてこの火炎瓶は爆発せず、家を間違えてお年寄りの婦人が住む別の家に仕掛けられた。巻き添えで無関係の人間が亡くなっても彼等はなんとも思わなかったことだろう。
FBIは去年の事件についても今年の事件についても情報のある人に恩賞を出すといっているが、犯人はまだ捕まっていない。しかしブラサクのような奴が堂々と歩き回っているというのに、犯人が分からないというのはどういうことなのだろう?
UCLAは動物実験をやめる意志などさらさらないと発表している。ただ動物実験の情報については今後は一切一般公開しないことにしたとしている。そして大学病院や教授らの自宅に厳し警備をつけることで、病院や科学者の身の安全を守ることに万全と尽くしていると語る。
だが、テロリストグループが撲滅されない限りはいずれ誰かがけがをしたり殺されたりしかねないと関係者は心配している。
それにしても、地元ロサンゼルスの零細新聞以外にこの問題を主流メディアが取り上げないというのはどうしたことだろう?この左翼テロ軍団は世界中にその支部を持つ大規模なテロ組織である。アルカエダのような組織力はないかもしれないが、類は友を呼ぶということもある。これらのグループがアルカエダと協力してアメリカ国内を襲う可能性は十分にあり得る。彼等には仕掛け爆弾の技術はまだないようだが、もし彼等がアルカエダの技術を取得したらどうなるのだろうか?
それにしてもブラサクのような奴が平気で医者をやってるのが信じられない!!


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