2004年9月3日、ライアン・G・アンダーソン被告は戦争中に敵を擁護したなどの五つのススパイ行為で有罪となり数回に渡る継続的終身刑を言い渡された。これはシャノン・ロスミラーさんというモンタナに住むの三児の母が自宅のコンピューターを使って開発した画期的な対サイバーテロリズム諜報による最初の大手柄であった。
911事件を発端に欧米で計画され未然に防がれているテロ陰謀のすべてが、犯人グループによるネット上での情報交換が鍵になっていることが最近明らかになってきた。顔もあわせたことがない地球の裏側にすむ者同士がイスラム聖戦の信念のもとに外国でテロ行為を実現させてしまうとは本当に恐ろしい。しかし意外なことに、つい最近までアメリカでもヨーロッパでも各国の諜報機関はインターネットにおけるテロリスト監視に関して組織的な対策を全く持っていなかったのである。しかもアメリカにおいてインターネットテロ監視システムを開発したのが諜報専門家ではない一般の主婦だったというのだから驚く。今日はインターネットを使ってアメリカ国内を標的にしていたテロ陰謀を暴露し、その効果的なやり方は今やサイバーテロリズム対策のモデルとしてFBIにも起用されている諜報技術を開拓したシャノン・ロスミラー(Shannen Rossmiller)さんの話を紹介しよう。
シャノン・ロスミラーさんはモンタナ州にある小さな町の裁判官だった。自分は三人の子持ちの普通の主婦で911事件があるまで中東のこともアラビア語も全くむとんちゃくだったという。しかし911事件はロスミラーさんに衝撃を与えた。どうしてあのような恐ろしいことをする人たちがこの世にいるのだろうか、どうしてあのような陰謀が成功したのだろうかとテログループやイスラム過激派についてむさぼるように研究した。
テロリストチャットルームの発見
2001年の11月、ロスミラーさんはニュースでテロリストやそのシンパたちはインターネットの掲示板やインスタントメッセージなどを使って交流していることを知った。それと同時に政府によるインターネットの監視は非常に限られたものであることも知った。
このニュースで紹介されたテロリストのネットアドレスは “www.alneda.com”。さっそくロスミラーさんはのぞいてみたがアラビア語ができないため適当にクリックして映像だけをみてみると、自爆テロの後のバラバラ死体の写真など残虐な映像が次から次に出てきたという。
2002年の1月からロスミラーさんはネットのアラビア語口座や大学の講習を受けてアラビア語を必死に勉強した。アラビア語ができるようになってくると、だんだんとイスラム教聖戦主義者たちのホームページが読めるようになり、要注意人物や団体がじょじょに浮き彫りになってきた。
アラビア語の上達と共にテロリスト掲示板に投稿してみたが、不自然な言葉使いだったのか反応は今一つだった。そこで彼女はネット上で知り合ったアラビア語の通訳の協力を得てどういう書き方をすれば聖戦主義者らしく聞こえるかわかるようになり、そのうち仲間として受け入れられるようになったという。
彼女が最初にテロリストキャラを作ったのは2002年3月13日のこと。ネット上で要注意人物と話をするためだった。ロスミラーさんは話相手のパキスタン人に自分が過激派の武器密輸業者であると納得させ。パキスタン人が彼女に盗品のスティンガーミサイルを、アメリカ国内で戦っているテロリストに売りたい意志を示した時、ロスミラーさんはペルシャ湾地域方言を使って相手の武器が本物であることを確認できる情報を求めた。二週間もすると彼女のメールボックスにはミサイルの認証番号が送られてきた。
さて、この情報を持ってロスミラーさんはどうしようかと悩んだ。平凡な主婦で三児の母が突然FBIのドアをたたいてテロリストがミサイルをアメリカ国内に売ろうとしているなどと言ってみても相手にしてもらえないだろう。そこで彼女はFBIのホームページにある市民からの情報サイトに提出することにした。
数日後、FBIから電話がかかってきたが、その内容といったらまるで尋問だったとロスミラーさんは言う。しかしその後再びFBIから電話がかかってきた時は、今度はお礼の電話だった。彼女が提供した認証番号は盗まれたミサイルと一致していたからである。
この成功に気をよくしたロスミラーさんはテロリストたちとオンラインで交信を続け、諜報に力を入れた。多々のイスラム人物を装い彼女はテロリストたちのチャットルームや掲示板を監視しはじめた。よる遅く家族が寝静まった後、ロスミラーさんはもくもくとコンピュータの前でテロリストの言動を監視し続けたのである。


サウジアラビアのテロ攻撃を予告
2003年になるとロスミラーさんは一般の掲示板ではなくアルカエダ系の過激派テロリストのプライベートサイトに潜入した。 このサイトの参加者はそれまでロスミラーさんが見てきたどんな過激派よりも、もっと過激な思想を持っていた。 そこでは一部のテロリストが取得した携帯電話を使ったリモートコントロール爆弾技術の情報交換がされていた。ロスミラーさんのもとにもその製図が送られてきた。ネット仲間たちがアラビア半島で携帯を使った自動車爆弾攻撃が計画されていると話あっているのを聞いたロスミラーさんはすぐにこの情報をFBIに通告した。
2003年5月12日、ロスミラーさんがチャットルームで取得したサウジアラビアテロ計画をFBIに通告した4日後、アルカエダは攻撃を実行した。テロリストは二台の乗用車とトラックとSUVをリヤーディに乗り入れた。 二台の車には重武装したテロリストチームが乗り込み、4台のうち3台は爆発物でつまっていた。彼等の標的は外国人住宅街のアパート三つ。そのうちの一つはアメリカはバージニア州に本社があり、サウジの防衛隊の訓練にあたっていた警備会社ビネル株式会社の寮だった。この攻撃によってテロリストは34人の民間人を殺害した。
続いて4日後の5月16日。アルカエダはカサブランカでいつつの爆弾を爆発させ少なくとも20人を殺害100人以上が負傷させた。攻撃の標的はユダヤ教センター、スペイン料理レストラン、外国人専門のナイトクラブ、ホテル、ベルギー領事館だった。FBIの調査でこれらの攻撃には携帯電話による点火器具が使われていたことがわかった。
テロリストからサダムの伝言を頼まれた!
二か月後、彼女はイラクはモスールに住む運び屋の振りをしてアメリカ軍に対抗する聖戦主義者を援助したいと意思表示をした。さらに自分はヨルダンやトルコとイラクの間をいったりきたり自由にできること、これらの国に金のコネがあることなどを書き連ねた。2〜3週間もするとチャットルームにおいて彼女は十分に信用を得、ヨルダンにいるサダムの手下に手紙と金銭を届けてもらえないかと相談を受けた。ロスミラーさんの元にサダム・フセインが書いたという手紙のスキャンコピーが送られてきた。これは同盟軍によって政権が倒された際ヨルダンに逃れたサダムの部下たちに宛てたフセインの手紙だったのだ。この手紙は後に本物であることが連合軍によって確認されている。
ライアン・アンダーソンの逮捕
ロスミラーさんは2004年の10月、チャットルームに徘徊しているアメリカ人を発見した。この男は英語で投稿していたが、自分はイスラム教に改宗したAmir Abdul Rashidというものだと名乗のり、自分は聖戦を援助するのに貴重な情報を持っているので興味のある人は連絡してくれと書いていた。アラビア語の掲示板に英語で書いているこの男を怪しく思ったロスミラーさんはIPアドレスをつたってこの男がワシントン州のシアトルあたりにすんでいるライアン・G・アンダーソンという陸軍州兵であることを突き止めた。
その後ロスミラーさんはアルジェリア人のアルカエダを装ってアンダーソンに接近、英語で数カ月に渡る情報交換をした。驚くべきことにアンダーソンは相手がアルジェリアのアルカエダメンバーと信じてエイブラハム戦車の弱点だのイラクにおけるアメリカ軍の位置など詳細にわたって提供したというのである。ロスミラーさんは地元のFBIと陸軍犯罪捜査部と協力して数カ月にわたる諜報を行った。2004年2月12、イラク出動8日前にライアン・G・アンダーソン兵は逮捕された。
残念ながらアンダーソンの件が明るみに出て法廷で証言などをしたため、ロスミラーさんの覆面捜査官としてのキャリアは終わってしまった。また怒ったテロリストから命を脅迫されたりしているため、現在ロスミラーさんには護衛がついている。だが彼女はオンラインでの捜査はまだ続けており、レバノンのいるアルカエダメンバーがイラクに化学兵器を輸送する陰謀を暴露したり、アルカエダに核兵器の秘密を売ろうとしていた在米ヨルダン人を摘発したり、アルカエダと協力してアラスカの石油パイプラインを爆破する陰謀を暴露したりしている。
インターネットを使った対サイバーテロ作戦
7世紀の聖戦思想を持つイスラム過激派テロリストだが、そのやり方は21世紀のインターネット技術を駆使したものだ。テロリストはインターネットを使ってテロ攻撃の計画や資金集めや仲間のリクルートなどを行っている。我々が21世紀のテロリストと戦うためには彼等のやり方を十分に理解する必要がある。
信念と才能のあるシャノン・ロスミラーさんのような愛国者が自由社会に多くいてくれれば我々はテロリストに勝つことができる。この間陸軍訓練基地を爆破しようとしていたテログループの摘発も、ビデオ屋の店員が機転をきかせたことがきっかけだったように、一般の市民でも常に危険を察知するよう気をつけていればひとつひとつは小さくてもテロリストと戦うことは可能なのである。
ロスミラーさんのお手柄に大きな拍手を送ろう!


2 responses to 米モンタナの主婦:ネットを使ってテロ陰謀を暴露!

MikeRossTky15 years ago

WoW!!

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引力15 years ago

それらの情報の信憑性は如何に確認できますか?とかく、米政府の活動には陰謀説がまとわり付きますからね。100%信用出来ないような気持ちが拭い去れません。一ファン読者。

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