本日フランスでは大統領選挙が行われているが、今日の選挙を前にして押され気味のロヤル候補がサルコージが勝ったらフランスでは暴動が起きるだろうと脅迫まがいの発言をした。もちろん彼女自身が暴動を先導するといってるわけではないが、それでなくても暴動好きのイスラム教ギャングたちに暴動をおこせと煽っていることは確かである。

金曜日、右翼のニコラス・サルコージが日曜日の大統領選挙に勝ったらフランスは暴力と残虐の憂き目に会うだろう社会主義の競争相手であるセゴリーヌ・ロヤルは語った。

公式選挙運動最後の日の世論調査ではサルコージがロヤルよりも確実なリードを見せており、ロワヤルは元内政省大臣は嘘をついてフランスを分裂させていると責めた。
「ニコラス・サルコージを選ぶことは危険な選択です。」ロワイヤルはRTLラジオで語った。
「私には彼の立候補によってフランス国に放たれる暴力と残虐性について警告する責任があります。」と彼女語った。
本当に暴動がおこるのかと問いただされるとロワヤルは2005年にフランス郊外にひろまった暴動をさして「そう思います」と答えた。

ロワイヤルの呼びかけに応えるようにフランスの多種の若者たちがサルコージ勝利の際は暴れてやると宣言している。
しかし私が思うにこういう脅しはかえって逆効果だろう。サルコージはフランスの政治家として初めてイスラム教暴徒を「クズ」とか「ちんぴら」と評して辞さなかった人物だ。彼の公約はフランスの法と秩序を守るというものであり、サルコージが勝ったら暴れてやると「クズ」や「ちんぴら」連中が騒いだら、それこそフランス国民に今こそフランスにはサルコージが必要だと再認識させるようなものだ。
実は先のメキシコの大統領選挙でも全く同じことがおきた。保守派の候補フェリペ・カルデローンが勝ったらメキシコで暴動が起きるとおどした社会主義の候補アンドレ・マニュエル・オブラドアは大敗してしまった。その後も選挙は違法だと言い張ってデモ行進を国民に呼びかけたが効果なく尻つぼみした。
フランスでも同じような結果がおきるかもしれない。そしてもしフランスの「若者たち」が抗議の暴動を起こしたら、大統領としてサルコージは断固たる取り締まりをするだろう。2005年のシラク大統領のようなぶざまな真似の二の舞いはすまい。なにしろ法と秩序が売り物のサルコージ、暴動くらい鎮圧できなければ意味がない。
なんにしても2〜3日中にはその結果がでる。


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