空飛ぶイマームの訴訟

どうせこういうことになるだろうと多くの人たちが予測していたことだが、数ヶ月前にミネアポリスの空港で不振な行動をして搭乗を拒否された数人のイマーム(イスラム教聖職者)達が本日搭乗を拒否したUSエアウェイズ航空の行為を不満として、本日正式に同航空会社を相手取って訴訟を起こした。
この話は以前にも「空飛ぶイマームの逆襲」でした通り。(2006年11月30日つけの「苺畑より」)

月曜日、ミネアポリスの空港ターミナルでお祈りを捧げていたイスラム教徒のイマームと呼ばれる聖職者たち6人が一旦搭乗した後で、心配したほかの乗客からの通報により飛行機からおろされて質問を受けるという事件があった。

最初は単に時と場所をわきまえない無神経で不作法なイスラム聖職者が警察に尋問されて過激な反応をしめしただけの話かのように報道されたが、 詳細 を読んでみると, 6人の聖職者たちが単に無神経なだけだったとは信じ難くなってきた。

  • わざわざ従業員や他の乗客の注意を引くような大声をはりあげてゲートでお祈りをささげ、搭乗時に英語でアメリカを批判する会話を交わしていた。
  • 太ってもいないのに、シートベルトの延長ベルトを注文。ところがシートベルトにつけずに椅子の下においた。(鉄のバックルとベルトはぬんちゃくのような武器としても使える。)
  • 6人のうち二人が指定されていないファーストクラスの席に代わろうとした。これによって6人は911の乗っ取り犯人がとったのと同じ配置になった。

航空機から無理矢理おろされたことから、彼等は人種差別だの人種プロフィールだのといって人権を損害されたとして航空会社を相手どって訴訟を起こす立派な口実を得た。…訴訟の目的は単なる金儲けが目当てではない。本当の目的はもっとあくどいものである。イマームたちはアメリカ人を恐喝して平和な宗教をアメリカ人に強制しようとしている。アメリカ人の道徳観や訴訟システムや政治機構を逆手にとってアメリカにシャリアを広めようとしているのだ。

最初からこれが狙いだったことは誰の目にも明らかだった。 訴訟をしたことを公式発表したのはこれも予想通り、市民団体とは名ばかりのテロリスト看板組織、米国イスラム評議会(CAIR、ケア)である。 ケアは何かとアメリカではイスラム教徒が差別されているという言いがかりをつけては訴訟を起こしているが、911以後、アメリカ国内で一番勢力を強めた市民団体がこの当のCAIRなのである。私はどうしてアメリカ政府がこのようなテロ組織を野放しにしておくのか不思議でしょうがない。


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イラク戦争支持率急落のアルカエダ

ビル・ロジオ(Bill Roggio)によると、バグダッドでの新作戦は非常にうまくいっているようだ。バグダッドでの攻撃が日ごとに難しくなってきていることに対応して、スンニテロリストたちは攻撃拠点をバグダッドの外、イランとの国境近くのディヤラ地区(Diyala)に移したらしい。
迷惑なのはディヤラ地元のスンニ及びシーアの部族たちである。アンバー地区の反アルカエダ部族と同じように、ディヤラ地区でもアルカエダはお呼びじゃないという結論に達したようだ。

アルカエダのディヤラにおける活動は地元市民によるテロ軍団への抵抗をかもし出している。アル・サバー紙によるとディヤラ地元シークらは「地区に腐敗を広めている」 アルカエダとそのイラク支部に組織的に対抗し始めている。 イラク政府もディヤラ地区への軍事行使作戦を練っている。ディヤラのシークたちは(アンバー地区にある)アンバーサルベーションフロントという対アルカエダ組織と似たような組織を結成しつつある。このグループは元反乱軍及び西イラクのアルカエダの存在に反対する部族のメンバーたちからなっている。

アルカエダがこの動きを心配している証として(アルカエダによる)反アルカエダ部族への攻撃が最近激しくなっている。マクダディヤ市ではスンニ及びシーアの部族民の家が次々に焼き払われた。未確認の報告によれば市内で放火された家屋は30軒から100軒ともいわれている。二日前ディヤラ地区のヒブヒブにて警察署が襲撃され警察官一人が殺害され3人が負傷、10人が行方不明になっている。

今年は、アルカエダから守られる立場にいるはずのスンニイラク人たちの間で、アルカエダ支持から拒絶への折り返し点となったといえる。アルカエダにとって地元からの支持と援助は必要不可欠なものだ。その支持がどんどん凍解していくなか、あせったアルカエダによるスンニ攻撃、いわゆるレッド・オン・レッドと呼ばれる内部抗争が激しくなっている。最近は単にアルカエダへの協力を拒むだけでなく、武器をとって積極的にアルカエダに抵抗するスンニ部族が日に日にその数を増している。
アメリカ軍はすでにこうした動きにすばやく順応すべく、残りの三つの旅団をディヤラやカーバラといったバグダッド衛星都市に回す用意ができている。今回の作戦はこれまでのように掃蕩後に去るではなく、掃蕩後に居座る作戦だ。
それからロジオによるとイラク・アメリカ合同警備基地(JSS)がすでに23ほどバグダッド付近に設立されているが、この基地が非常に効果をあげているため、当初の計画の35箇所の倍の70箇所を設立することになったそうだ。JSSでは、アメリカ兵とイラク兵が共同生活をする、同じ釜の飯を食ってお互いの親交を深めるという意味もあるが、イラク軍がアメリカ式の軍隊のあり方を学ぶのには好都合だし、いずれおきる任務の移行もスムーズに行くというものだ。
最後になるが、マリキ首相及びイラク政府は国の指導者たるやどういう態度をとるべきなのかということを序々に学んできているようだ。リーダーシップには権力だけでなくパフォーマンスも必要。 APによるとマリキ首相はバグダッドの西にあるスンニ反乱軍の本拠地ラマディに電撃訪問をした。という。 マリキ首相は地元の部族長たちと会談した後、イラク警備隊にも慰安訪問したという。
マリキ首相は使者をおくることもできた。スンニ派の副大統領もいることだし。だがそれをわざわざ反乱軍の本拠地に自分から出向いて行ったということは、イラク全体にマリキが代表するイラク政府がイラクを統括していると知らしめる意味がある。
最近イラクからは良いニュースがあふれている。どうりで民主党が慌てふためいているわけである。そろそろ下院議長のペロシ女史が泡を吹き出すのではないかな?


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アメリカ前線士気乱れる民主党

民主党内ではムーブオンという市民団体に代表される極左翼の動きが活発になっているという話を先日もしたばかりだが、彼らは民主党が多数議席を握っているにもかかわらず議会でちっとも反戦議決が通らないことに苛立ち、最近民主党議員への八つ当たりが目立っている。
まずはこの間、議事堂の廊下で民主党上院議員デイビッド・オーベイ氏を待ち伏せした反戦運動家と議員とのやり取り
これは海兵隊員を息子に持つティナ・リチャードという女性が、自分の息子はすでにイラクに二回出動しており、いま三度目の出動待機中であるという会話から始まる。リチャード夫人は自分の息子が自殺未遂をしたことや、従軍病院での問題について語った。

リチャード: (戦費の)補助金に反対票を投票しますか?
オーベイ: とんでもない、私が補助金の提案者ですよ。
リチャード: 戦争を、あの、続けるためですか?
オーベイ: (苛立ち気味に):違います。私たちがしようとしてるのは、、大統領が戦争を続けたいのです。私たちは補助金を使って戦争を終わらせようとしてるのです。でも補助金に反対したら戦争を終わらせることは出来ません。そろそろ馬鹿なリベラルたちは理解する時ですよ。軍隊への戦費を差し止めることと戦争を終わらすことは天地のような違いがあるのだということをね。私は防弾チョッキを拒絶したりするつもりはありません。私は医療手当てを必要としているひとたちを助けるための資金を否定したりするつもりはありません。この案に反対したらそういうことになるんです。
リチャード:でも一般の防衛費にすでに充分なお金があるんじゃないんですか、、
オーベイ:ありません。
リチャード: なにも予算を継続しなくても、、、
オーベイ: ありません、ありません!そういうふうにはいかないんですよ。防衛費は、現在の陸軍維持のためにあるのです。でもこれは循環する経費を払うためのものじゃないのです。(中略)
リチャード: じゃあ、あなたは支持するつもりなんですね、、、
オーベイ: (声を高らげて) 私は戦争が嫌いです!私は最初からこの戦争には反対でした。私は下院議員のなかでも最初にラムスフェルドの辞任を迫ったくらいです。でも我々には戦費完全差し止めをするほどの票がありませんし、戦費を削るべきではありません。なぜなら(そんな決議は)戦争の犠牲になった人たちを助けるための資金を否定することになるからです。(後略)

明らかにリチャード夫人はアメリカ議会で予算がどのように割り当てられるか全く知らないらしい。オーベイ議員は会議へ行く途中で急いでいたため、詳しくその説明ができなかったのだが、ここまで無知なひとに自分は戦争を終わらせようと努力しているのに、あたかもその反対であるかのように問い詰められたことへの苛立ちが伺われる。反戦運動家は政治家を待ち伏せして問い詰めるのなら、少しはアメリカ議会の機構がどのように作動するのか予習してからやって欲しいものだ。それにしても民主党の議員に「馬鹿なリベラル」といわせてしまうとはね。
さて、本日になって今度はサンフランシスコで反戦運動家たち十数人がナンシー・ペロシ下院議長の自宅へ押しかけるという事件があった。彼らは議会に戦費差し止めの議決を通すよう要求するつもりで現れたのだが、議長は彼らに会うつもりはないと聞くと家のまで泊まりこみ抗議をすると座り込んだ。
本当に極左翼ってのは限度ってものを知らない。 一方当のペロシ議長はイラク撤退条件つきの緊急予算案への票集めに苦労している。ブッシュ大統領は撤退どころか当初提案していた二万一千に加えさらに八千二百兵を加えようとしている。ペロシ議長がこの案を通せるかどうか、民主党多数議会になってから最大の難関を迎えている。


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イラク最前線アメリカ軍士気高し

イラク最前線にマイケル・ヨンとビル・ロジオという二人のアメリカ人ブロガーがフリーの従軍記者として行っている。二人とも元陸軍特別部隊兵だが、現役時代より記者としてのほうが戦闘を見てきているのではないかと思われるほどずっとイラクやアフガニスタンに行ったきりの体当たりジャーナリストたちである。
特にマイケル・ヨンは従軍記者としての経歴も長く本も出版しているが、彼は正直な人間で状況が良くないときには良くないと報道するので、彼からのニュースは主流メディアなどよりずっと信頼できる。そのマイケル・ヨンがイラク駐留のアメリカ軍兵の士気が高いと報告している。

(車の)走行距離計が多くの従軍記者の間で高まる中、メリンジャーは俺を4000マイルもイラクの道をあっちこっち連れて行ってくれた。北から南、東から西へ、各部隊を訪問する中、軍隊はいつも軍隊に粘り強くくっついてくる人間なら大手を広げて受け入れてくれる。軍隊は俺達のことを気に入っていなくてもいいのだ。俺と陸軍との衝突は周知の事実だ。なのに彼らはいつも門戸を空けてくれる。ここに教訓となる事実がある。俺は最初の選挙直後にイラクは内乱状態にあると書いた。俺は無能な司令官を批判した。イラク特別部隊なまっすぐ撃てないとさえ書いた。アフガニスタンの当初の勝利にもかかわらず、シゲの花で金儲けしたタリバンがまた台頭してきていることも書いた。それでも軍隊は俺を受け入れてくれた。

これが俺が俺の国を誇りに思う理由だ。そしてこれがどうしてほとんどの人たちがこの戦争を見捨てたとはいえ、俺達が同胞と団結しなければならないかという警告でもある。 俺はジャーナリストの立場は理解できる。特に吹っ飛ばされたりしょっちゅう撃たれたりしてる人たちの気持ちは。だがこの戦争の結果はどれだけ一般のアメリカ市民が戦争について情報を得ているかにかかっている。実際イラクやアフガニスタンの兵士たちは記者と接する機会などほとんどない。だから自然に見捨てられた状態になってしまうのだ…
アメリカ本国ではここでの兵士らの士気が落ちているという話を良く聞く。それでこれを書きながら、俺はバグダッドにいるニューヨークタイムスのリッチ・オペルに電話して彼の見解から兵士らの士気はどんな按配かと聞いてみた。リッチは多くの兵士らが任期を延長されたことに不満を述べていると言った。これは俺も兵士らの口からよく耳にした。俺は兵士らの士気に関して他の何よりも注意をして観察してみた。特定の隊の士気が低いのは大抵の場合リーダーシップが良くないことが原因だ。たとえば手紙が定期的に届かないとか。しかし士気の高い低いを判断するのには単に数人の兵士に意見を聞いただけでは解らない。記者がイラクのあちこちで隊と寝泊りを一緒にしてこそ(士気の高低が)わかるのである。 自分でそうした体験をしてみて全体的に兵士らの士気は高いというのが俺の意見だ。
今回のイラク一周で俺はアメリカやイラクの兵士らを状況の違ったあちこちの土地で訪問した。そして俺が見て、聞いて、臭いを嗅いだことのほとんどはどの特定の報告にも含まれていない。だがそれらに加えて背景になる山のような事実が形付けられる文脈のなか、俺はある程度の専門家として語ることが出来る。ほんのちょっとだが。もし士気がおちれば俺が最初に知る。兵士らが感じ取る以前に俺にはそれが解る。 そしてもし士気がおちてきたら、俺はそのように書く。

さてもうひとりの従軍ジャーナリスト、ビル・ロジオは今週のイラク状況について、イラク・アメリカ連合軍はサドルシティへの警備強化を先週に続いて行っていると報告している。 サドルは先日イラク内のカバラからと称してビデオ演説放送をしたが、地元のイラク人の話だとサドルがいれば周りに知れ渡らないはずがないとし、サドルはいまもイランの革命防衛軍に守られながらイランで潜伏中だというのがもっぱらの噂である。

サドルの勢力を弱めるため、イラク・アメリカ軍はマフディ軍への圧力を継続している。イラク特別陸軍隊は本日(3月10日)サドルシティにて「ジャイシュ・アル・マフディ」一部の数々のイラク市民の拉致や殺人に関与しているとされるはぐれ者連中に対して手入れをおこなった。彼らはまた路肩改良爆弾で国際連合軍やイラク軍を攻撃したという容疑もかかっている。手入れにより6人が拘束された。またアメリカ・イラク軍はフサイン・アル・アサディという「有力な司令官」が殺人軍団のメンバー数人と共に逮捕した。

マイケル・ヨンの報告にも、イラクで一番危険な場所検問所だとあったが、マイケル・ヨンの報告にも、イラクで一番危険な場所検問所だとあったが、ビル・ロジオも最近の自爆テロは検問で発見されたテロリストの最終手段で爆破されることが多いと書いている。

一方イラクのアルカエダはサドルシティを標的にし続け、去年イラクを蝕んだ宗派間争いを再燃させよう必死である。イラク陸軍兵は陸軍検問で自動車爆弾を止めたが、運転手は自爆した。爆破により10人が死亡43人が負傷した。最近のバグダッド内で三つの自爆テロがイラクと連合軍によって阻止されている。

どうやらテロリスト達は検問所の厳しい警備を抜けられなくなっているようだ。
おまけ
ブラックファイブというこれも元陸軍特別部隊兵が経営しているブログがアメリカ軍による空爆のビデオを掲載しているので紹介しておこう。対航空ロケット弾をうってくる車と、車から逃げて気の影に隠れるテロリストたちが吹っ飛ぶのがみられる。


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金髪美女政治評論家の失言に見る右翼のヒステリー、左翼の偽善

アン・コルターという女性は日本では知られてないので、この話は別にするつもりはなかったのだが、あまりにもこちらの主流メディアがここぞとばかりに取り上げているので、その反応と偽善について話たいと思う。左翼と偽善という言葉ははっきり言って重複だが。
先週末、アメリカでは毎年恒例の保守派政治大会(Conservative Political Action Conference、CPAC)が開かれた。その際に保守派の政治評論家で毒舌家で悪名高い金髪美女アン・コルター女史が民主党の大統領候補者ジョン・エドワードについて下記のような冗談を言った。

“I’d say something about John Edwards, but if you say ‘faggot’ you have to go to rehab.”
「ジョン・エドワードについて何か言うつもりだったけど、オカマと言ったら診療所おくりになっちゃうわね。」

英語でいうところのオカマという言葉はもっと強く下品で侮蔑的な言い方なのだが、この発言が左翼からも右翼からも非常な顰蹙を買い、夜のニュースでは一斉に報道されたし、左右双方のブログ界ではコルター批判で持ちきりだ。このバッシングは一週間たった今でもまだ続いている。保守派のなかでコルターを弁護してるのはミスター苺くらいなもんだ。
アン・コルターは普段から辛辣なことを平気で言う女性だが、もちまえの頭のよさとそのブラックユーモアと金髪美女という利点も生かしてテレビ政治番組などでは引く手あまたの人気評論家である。ミスター苺は、コルターは言ってみればコメディアンであり常にユーモアと悪趣味のぎりぎりの線で演技をしているひとだから、時々その一線を越えて自爆することがあるのだという。だが、衝撃的な表現が売り物のコメディアンなら常にその限界に挑戦していなければ人気を保つことは出来ない。
以前にもコルターは911で亡くなった男性らの未亡人に対して、「未亡人になったことをこれだけ楽しんでいる人たちもいない。」などと言って非常な顰蹙を買ったことがある。(実は未亡人たちはその立場を利用して反戦運動をしていたのだが、その運動を批判されると911未亡人を攻めるのかと批判者を黙らせる方法が横行していたため、コルターは未亡人であれ誰であれ、一旦政治に口をだしたからにはそれなりの批判を受ける覚悟が必要だという意味での発言であった。)
左翼は極右翼のコルターを目の仇にしているから批判するのは不思議でもなんでもないが、あきれるのは保守派のヒステリー反応だ。保守派は常に崇高な道徳や価値観を売り物にしているため、偽善者と呼ばれることがたまらなく嫌いなのである。それで保守派と呼ばれる人たちが差別的な発言をすると左翼と一緒になって攻め立てるという悪い癖がある。今回もコルターは右翼の名誉を汚す人間だ、今後彼女を保守派大会に出場させるな、保守派から追い出せ、とまあひどい勢いだ。
時を同じくして、左翼連中の偽善を顕著に表す事件が持ち上がった。それは同じ保守派大会でジーン・カークパトリック・アカデミック・フリーダム(Jeanne Kirkpatrick Academic Freedom Award )賞を受賞したマット・サンチェズ元海兵隊員をめぐってのことである。彼は除隊後入学したコロンビア大学において、大学側の反軍隊的な方針を声高に批判してきた。彼は元軍人やこれから軍隊に入りたいと考える若者らを援助するため学校内で運動を重ね、大学側の方針が緩和されてきていた。
ところが、左翼ブロガーの間でサンチェズ上等兵(Cpl.)は15年前ゲイポルノのモデルをしていたことがあると暴露して大喜びで騒ぎ始めた。 左翼連中は保守派は同性愛恐怖症で常にゲイパッシングをしているくせにゲイポルノのモデルに賞を与えるなど偽善だと主張している。極左翼のマックス・ブルーメンソルなどは主流メディアのテレビにあちこちに出演してサンチェズ上等兵のモデル時代の写真を背景にしながら、サンチェズへの誹謗中傷を喜びを隠し切れずに語りまくっている。
ブルーメンソルはテレビインタビューで、この騒ぎでサンチェズはゴミのように保守派から捨てられるに違いない、保守派は不寛容で邪悪だからとあざ笑うように語っていた。で、肝心の保守派の反応はというと、、、
元過激派左翼活動家でその暴力的な運動に嫌気が差して右翼に転向したデイビッド・ホロウィッツはマックス・ブルーメンソルにこのように反撃している。マックスの父親とは宿敵の間柄にあるホロウィッツ。左翼の汚い個人攻撃の手口を熟知しているだけにこの反撃はすさまじい。

昨日、マックス(ブルーメンソル)はハッフィントンポストにおいてこれらのエピソードを書いたコラムを掲載した。コラムのなかで左翼同性愛のソースがマット・サンチェズが15年前にゲイポルノのビデオスターで同性愛売春もしていたことを「ばらした」と発表した。プログレッシブにとて政治的個人破壊が常套手段であることなど保守派ならばだれでも直接体験して知っている。 右翼には暴露組織など存在しない。 プライバシーの侵害や個人のキャリア、異性関係、友達関係や家族に多大な影響を及ぼすような個人情報を不注意に公開するやり方は、プログレッシブの間では簡単に正当化される。なぜなら彼らは世界を救うために神の任務を果たしているからだ。ゲシュタポもカメア・ルージュマルクシストもマックスの仲間達も皆こういうやり方をする。すべて目的のためだ。事実目的が崇高であればあるほど、より多くの人々を破壊することが成功として正当化されるのだ。

記録上言っておくが、私は大人のポルノやマット・サンチェズが若い頃何をやっていたかなどには全く興味がない。我々の中で人生の一こまで後悔するような行動を一度も取らなかった者が何処にいるというのだ。マット・サンチェズはマックスと違って親の七光りを尻に挟んで生まれてきたわけじゃない。彼には口頭による暗殺を奨励し同じようなインテリ愚連隊とのコネをつかって息子に裕福な生活のできるようにしてくれた、我慢できないような、パパはいないのだ。

また左翼連中は宗教右翼を許容性のない一番不寛容な人間達だと常に主張しているが、実は信心深い人ほど、罪深い人々に慈悲を見せるものである。罪の女と言われるマグダラのマリアにイエス・キリストが見せた慈悲を思い出していただきたい。

イエスを試すために、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来た。律法では石打ちの死刑に値する。イエスは「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」と言った。これを聞いて誰も女に石を投げることができず、引き下がった。また、イエスも女の罪を許した。(ヨハネによる福音書第8章3節-11節)

この町に一人罪深い女がいた。イエスがファリサイ派の人の家に入って食事の席に着いておられるのを知り、香油の入った石膏の壷を持ってきて、後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐい、イエスの足に接吻して香油を塗った。・・・「赦されることの少ない者は愛することも少ない。」 そして、イエスは女に、「あなたの罪は赦された」と言われた。(ルカによる福音書7)

また信心深いひとなら、過去の過ちを認め更生した人間を歓迎する。
「許す」とか「慈悲」ということばに程遠い思想を持っているのは左翼連中のほうだ。普段右翼をゲイバッシングだ同性愛恐怖症だとののしっている人たちが、保守派の意見を持った同性愛者に対しては彼が同性愛者だという事実を使って誹謗中傷のやり放題。これが偽善でなくてなんだろう?左翼連中が一番許せないのが元左翼。背信者に対して左翼ほど不寛容な集団はジハーディストくらいだろう。
サンチェズ自身はこれについてこのように語る。

私はポルノは嫌いだ。ポルノは心を低下させ、魂をぺしゃんこにする。これは偽善ではない。経験から来るものだ。私が最初リベラル寄りだったとしたら、ポルノスタジオにいるのは天国のはずだった。ポルノでは禁則はすべて意味のないものとされ、意味の無いものが反映される。…どうして私が保守派になったのかって?私が去った世界を見て欲しい。私を今日誰が攻撃しているのか見て欲しい。 正直に面しようじゃないか、世間ずれしてる君たちにならわかるはずだ。これがもし私がリベラルの大義を主張し軍隊を批判したとしてリベラルから勇気の賞をもらった後、ポルノスターだった過去が暴露されたとしたら、私は今頃回顧録の出版をあちこちから申しこままれ、多様派としてバラク・オバマの副大統領候補になっているだろう。

また過去がばれた後の保守派の反応に関しては、、

恥じかしながら私は、このニュースが公になって保守派の仲間や友達が私から遠ざかっていくのではないかと思った。だが私はその反対のことが起きたことに感激している。私は私の立場からの意見を述べてくれと多々のイベントから求められ、テレビからも招待され、ほとんどの人たちが必要以上に私を信頼してくれ、即急な判断を避けてくれた。これは本当に良いことだ。皆さんの支持には感謝する。

さてここでアン・コルターに話を戻そう。元ポルノ俳優にこれだけ寛容な態度を見せた保守派はアン・コルターに関しても、もう少し寛容な態度をとってもいいのではないだろうか? コルターは単にテレビのトークショーに出演しているというだけでなく、反共産主義や反左翼の著書をいくつも書いている才能ある保守派であり、保守派の大義を促進するためアメリカ社会で多いに貢献している人物である。そのような保守派にとって大切なひとを、くだらない失言で見捨ててしまっていいのだろうか?
コルターのオカマ発言に最初に批判的な意見を述べていたミッシェル・モルキンも、サンチェズ事件について自分が受け取ったメールについてこのように述べいている。

常に許容だのプライバシーだの寛容だの慈悲だのと唱えるのが嫌らしく自慢げなリベラルである。私はこの間左翼の差別意識が醜い頭を上げるだろうと予測した全くその通りだった。私が受け取ったいやらしいメールの数々はアン・コルターが馬鹿みたいにCPACで言ったことなんかとは比べ物にならない。 サンチェズ上等兵がどんな辛辣な中傷に耐えているか想像できる。

その通り。左翼の右翼同性愛者に対する誹謗中傷は単に「オカマ」と呼ぶ程度のくだらない冗談ではすまない。彼らは他人の過去を持ち出してその人の生活もキャリアもすべて滅茶苦茶に崩壊してしまおうというのだ。これがゲイバッシングでなくてなんなのだ? 
保守派諸君、一時の感情に負けて全体像を見失わないようにしようではないか。我々の敵はコルターではない。自分と違う意見を持つものはどんな手段を使っても崩壊させようという左翼なのである。その事実を忘れないようにしようではないか。何かあるたびにゲイバッシングだの差別だのと反応していたのでは、腹黒い左翼の思う壺である。


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FOX主催米民主党大統領候補討論会、極左翼からの圧力で中止

ネバダでは予定されていたフォックスニュース主催の民主党大統領候補討論会が極左翼からの激しい圧力により中止されるという出来事があった。この討論会はネバダの民主党がフォックスニュースと契約して主催したものだったが、左翼よりの多いアメリカの主流メディアのなかで、珍しく公平で均衡の取れた報道をしているケーブルテレビの人気ニュースチャンネルのFOX(フォックス)は、フォックスが他のニュースチャンネルに比べると充分に左寄りでないことから、左翼はブッシュ政権のプロパガンダ放送局だとして毛嫌いしている。
先日も候補のひとりジョン・エドワード氏がフォックスチャンネル主催の討論会はボイコットすると発表したばかりだった。 またヒラリー・クリントンもボイコットを検討中だと話していた。極左翼のなかでも過激派政治団体のムーブオン(MoveOn)によると265,000 の署名が集められネバダ民主党に送られたと言う。
放送契約をキャンセルされたフォックスニュースの反応はというと:

金曜日フォックス副社長のデイビッド・ローズ氏は「ネバダの民主党と契約しようというニュース組織はその前によく考え直すべきだろう。(ネバダの民主党は)ネバダ民主党ではなく少数の過激派や州外の政治団体にコントロールされているようだ。過去にもムーブオンは民主党は彼らのモノだと言っていた。ほとんどの民主党支持者がそれには同意できないのに反して、ネバダの場合はあきらかにそのようである。」と声明を発表した。

ここで非常に興味深い考えが浮かぶ。ミスター苺は、民主党は民主党支持者以外と話すつもりはないのだろうかと疑問を投げかける。

明らかになってきたのは民主党はフォックスニュースと話すことや、中庸右のラジオ番組への出演や、共和党の地区での選挙運動を拒絶し、リベラル以外の人々との交流を一切拒むことにしたということだ。

これで、もし民主党が2008年の大統領選挙で勝ったとしたら、彼(彼女)がこの方針を続けることは想像に難くない。少なくとも4年間もしくは8年間、アメリカの大統領はニューヨークタイムス、ワシントンポスト、ロサンゼルスタイムス、CNN、CBS、そしてエアアメリカの残骸以外はホワイトハウスの記者会見に参加させないことになるだろう。

またミスター苺は、大統領は左翼とだけ話すことを公式な方針として取り入れ、どうしても右翼と話さなければならないときは下っ端の中傷専門の報道官が洗濯バサミで鼻をつまみながら話すことになるだろう。タウンホールミーティングは左翼市民団体の参加のみが許可され、ボーイスカウトは同性愛者の加入を強制された挙句にセクハラで訴えられて消滅、全国ライフル協会はテロリスト団体と指定される、などと言っている。
しかし今の民主党の姿を見ていると、これもまんざら冗談とも思えなくなってくるから怖い。 ここはひとつ保守派の市民は一体となって共和党への批判は一応おいといて、先ずは民主党をやぶることに専念すべきだろう。


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米工作員ビンラデン退治にパキスタン入国

タリバンから追い出されたアルカエダの首領オサマ・ビンラデンとその右腕アイマン・ザワヒリはパキスタンの山奥に隠れているのではないかと長いこと取りざたされていたが、ついにアメリカの秘密工作員と特別戦闘員がパキスタンに入国。ビンラデン狩に本腰をいれているようだ。

アメリカ高官によると今度の任務は明日50歳になるテロリストのリーダーへの圧力を強化し、それによって間違いを犯させるのが目的だという。ビンラデンはアフガニスタンとの国境近くに隠れていると広く信じられている。

衛星写真や交信の詳細は先週CIAのスティーブン・カペス副長官よりパキスタンの大統領に提示された。これはアメリカ諜報部にもっと協力が得られるように(パキスタン側に)圧力をかけるひとつの作戦である。
カペス氏は中東の専門家で、ムシャラフ将軍への説明会に参加するためイスラマバッドを訪れた副大統領に同伴した。氏の詳細に渡ってアルカエダがパキスタンの地で勢力を増幅している証拠を提示した。

どうやらムシャラフ大統領はこの説明に納得したようで、アメリカ諜報部並びに特別部隊の国内での工作を認めたらしい。ムシャラフにとってもアルカエダテロリストは目の上のたんこぶ。アメリカに取り除いてもらえるなら協力しない手はない。
ご存知のように、CIAは一度ビンラデンとその仲間達をアフガニスタンの山奥に追い詰め、後は突撃許可を待つのみとなったことがあった。当時の大統領クリントンは一般市民への犠牲が出ることを恐れて許可をださず、みすみす大物を取り逃がすというエピソードがあった。
タリバンはアフガニスタンでも春の総攻撃にかかっているが、追い詰められるとパキスタンに逃げ込むというパターンが繰り返されていては、いつまでたってもモグラ叩きで切がない。 この際徹底的にパキスタンのアルカエダ退治をやってもらいたいものだ。そして今度こそビンラデンとザワヒリを退治してもらいたい。
ところで、ビンラデン退治をおざなりにしてイラク戦争を始めたと批判していた民主党の連中は、もし今度こそビンラデンが退治されたらなんと言うのだろう? まさかビンラデンなど殺しても意味はないなどというのではあるまいな。(笑)


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ウクレレでジョージ・ハリソンを聴こう

ベルモントクラブがウクレレ奏者、ジェイク・シマブクロさんの演奏を紹介している。 曲はジョージ・ハリソンのWhile My Guitar Gently Weeps (邦題は「悲しきギター」だったかな?)
演奏した場所はバングラディッシュの苺畑だそうだ。
どうぞお楽しみあれ。


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オーストラリア、ビキニならぬバーキニ?

以前にオーストラリアの浜辺でレバノン出身のパレスチナ人たちの暴力行為に反応した地元白人達との間で暴力沙汰がおきて、2005年の12月には暴動まで起きたという話を「残念! 豪州ビキニマーチは来年一月に延期」でしたことがある。
私はその時、オーストラリアでは海水浴に来るレバノン移民と白人救命員とのいざこざを解消し、移民と地元白人との関係を緩和するため、レバノン移民の救命員を募集しているという話を読んだ。特にイスラム教徒の女性でも恥かしくなく着られる宗教に敏感な水着をデザイン中だということだった。
そしてついにデザイン完成。その名もバーカ+ビキニでバーキニ!(Hat tip ミスター苺)

Burqini

右側が救命員の女性用水着、バーキニ


この水着は厳しい回教に従ったもので、写真の救命員、メッカ・ラーラーさん(20歳)は頭から首からすべて覆われている。しかし水着そのものはスパンデックス生地で伸縮自在。体にぴたっとしてるため泳ぎの邪魔にならない。最近カカシを多いに失望させているオリンピック水泳選手が着ている体中を覆っている競泳水着と似ている。 水着のデザイナーはイスラム教女性、アヘダ・ザネッティさん。
この何気ない話は、実は現代社会で生きるイスラム教徒にとって非常に大切な第一歩といえる。なぜならこれは想像力を働かして、いかにイスラム教の教えを現代社会の実用性に順応させるかという完璧な一例だからだ。
私は最近ロバート・スペンサー著のThe Truth about Muhammad (モハメッドの真の姿)という本を読み終わったばかりだ。それについてはもっと詳しく追ってお話したいと思うが、スペンサー氏の主題を要約すると、

イスラム教テロリストは平和な宗教を乗っ取った過激派なのではなく、聖戦主義といわれるテロリストの信じていることこそが、まさにイスラム教の創設者モハメッドの唱えた教えなのだ。だからイスラム教は元来平和的な宗教だとか、騒いでいるのは原理主義の過激派だけだと解釈するのは間違っている、問題の原点はイスラム教の教えそのもにあるのであり、そのことを無視すれば西側は聖戦に負けてしまう。

というものだ。 しかし私はスペンサー氏が引用したコーランのあちこちで、いくらも現代的な解釈のしようがあると感じた。現代のイスラム教徒は7世紀に生きているのではない。7世紀の価値観や生活環境にない現代人がコーランの教えに文字通り従うなどということは現実的ではない。
たとえば私の同僚のアブ・ナットー君(仮名)はアフガニスタン出身だが仕事中に一日5回もメッカに向かってひれ伏してお祈りを捧げたりしないし、ラマダンの時でもお昼ご飯をちゃんと食べている。会社の宴会の時はビールも飲んでたしね。はっきり言って他の男性たちに比べたらよっぽども女性に優しい紳士。それでもナットー君は敬虔なイスラム教徒を自負している。
まさかスペンサー氏はこういう穏健なイスラム教徒まで敵に回せというわけではあるまい。大事なのはナットー君やラーラーさん、そしてデザイナーのザネッティさんのようにイスラム教を拒絶せずに現代化していくことにあるのだ。
余談だがこの水着の話を載せたニューヨークタイムスは例によってオーストラリアの海岸で起きた暴動について非常に偏向的な報道をしている。

(イスラム教徒参加促進の)アウトリーチはシドニーの下町から約20マイルほどいったところにあるクロヌラ海岸で起きた2005年12月の醜い出来事への反応である。(このとき)体中に人種差別的なメッセージを塗りたくったり、メッセージのはいったTシャツを着たスキンヘッドやニオナチを中心とした群集が、よっぱらってあたりをうろつきまわりレバノン人の男性らを襲った。

諸外国ではオーストラリアは人種的な緊張が台頭する時代にはいっているのではないかと懸念された。この暴動は多くのオーストラリア人に、暴力はオーストラリアの根底にある人種差別に起因しているのではないかと、改めて考えさせるきっかけとなった。

まったく最近のニューヨークタイムスの偏向報道は日本の慰安婦問題にしろ、オーストラリアの移民問題にしろ、滅茶苦茶だ。 去年12月に私が暴動当時のオーストラリア新聞記事を多々読んで得た情報によると実際には暴動はこのようにして起きた。

一般にCronulla riot と呼ばれる暴動のきっかけとなったのは去年12月に浜辺を歩いていたカップルがイスラム系の十数人に襲われたことから始まる。その数日後、同じ砂浜でサッカーをしていたイスラム系青年数人に注意をした救命隊員がやはり十数人のイスラム系若者に襲われるという事件があった。それまでにも何度かイスラム系の若者によって海岸を訪れる人々が嫌がらせを受けていたようだが、この二つの事件で地元白人の堪忍袋の緒が切れたのかもしれない。

トークラジオのDJやブロガーなどが浜辺を取り戻そうと呼びかけたことから、12月11日、Cronulla海岸には5000人の白人の若者が集まった。最初のうちは単にお祭り騒ぎをしていただけだった若者たちは、一人のアラブ系男性が数人の白人男性に追いかけられて近くのホテルに逃げこんだのを皮切りに浜辺にいたアラブ系と見られる人々を次々に襲った。若者たちは駆け付けた警察官や救急隊員などにもビールの空き缶を投げ付けるなどの暴行を行い、数人が逮捕された。
その晩から数日後の15日にいたるまで、今度はイスラム系の若者が復讐のため町にくり出し、商店を破損させたり行き交う人々に襲いかかったりした。キリスト教の小学校に銃弾が打ち込まれ、最後にはキリスト協会が4つも焼かれてしまった。

明らかにニューヨークタイムスの記事が無視しているのは、暴動のきっかけとなったイスラム教暴徒による数度による一般市民や救命員に対する暴力行為と、白人達の一日の暴動に対して何日も続いたレバノン人たちによる報復暴動である。 
挑発した片方の行為を全く無視して、それに反応した方だけを批判して人種差別だなんだかんだと書きたてるのはあまりにも一方的な偏向報道である。ま、ニューヨークタイムスの常套手段ではあるが。


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元イラン革命軍将軍西側に亡命

実は昨日、元イラン革命軍の将軍がトルコを訪問中失踪し、イスラエル秘密警察に拉致されたとか、西側に亡命したとか取り沙汰されているという話を新聞で読んだばかりだったのだが、今日になって西側に亡命していたことがアメリカ当局の発表で明らかになった。(Hat tip to Jules Crittenden.)

アメリカ当局の発表によると、元イラン防衛庁副長官で革命衛兵隊の元司令官でもあった将軍は出国して現在西側諜報部に協力し、イランとヒズボラ組織とのつながりなどの情報を提供している。

アリ・レズ・アスガリ(Ali Rez Asgari)氏は先月トルコを訪問中に失踪した。イラン政府は昨日、氏がイスラエルもしくはアメリカに拉致されたのではないかと詮索していた。アメリカ当局はアスガリ氏は自主的に協力していると語っている。アメリカ高官はアスガリ氏の居場所や誰が尋問にあたっているかなどには触れなかった。しかしアスガリ氏が提供している情報はアメリカ諜報部にすべて入手可能であることを明確にした。

アスガリは退役して2~3年たっているとはいえ非常な重要人物である。

元モサド(イスラエル秘密諜報局)局長で現在はイスラエル議員のダニー・ヤトン氏はアスガリは西側に亡命したと考えるとし、「彼は非常な重要人物です。」と語った。「彼はレバノンで長年とてもとても重要な地位にいたひとで、事実上(レバノンの)革命衛兵隊司令官だったと言えます。」

元モサド局員のラム・イグラ氏はアスガリ氏は1980年代から1990年代にイランによるヒズボラへの、資金援助や訓練などの監督をしていたという。米国務省はレバノンのシーア武装勢力(であるヒズボラ)をテロ組織と認識している。
「彼はレバノンに住んでいました。結果的に彼が当時ヒズボラを組織して育て上げたといえます。」 とイグラ氏はイスラエル国営ラジオで語った。「もし彼が西側に提供するものがあるとしたら、レバノンのヒズボラなどのテロリストについてでしょう。」

まだ詳細ははっきりしていないが、今後の発展に乞ご期待といったところか。イランはかなりパニック状態かもね。


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