イラン国内では反政府分子らによる連続テロが起きている。14日にイラン革命防衛隊のバスが車爆弾でふっ飛ばされ11人が死亡30人以上が負傷するという事件があったばかりだが、昨日16日にも女子学校が車爆弾のテロにあうという事件があった。その記事を読んでいて最後のほうに面白い文章が目に付いた。

2007.02.17
Web posted at: 13:57 JST
– CNN
テヘラン(CNN) パキスタン、アフガニスタンとの国境に近いイラン南東部のザヘダンにある女子学校で16日夜、爆弾が爆発したが、負傷者などは出なかった。国営イラン放送などが軍報道官の話として報じた。
同地では14日、同国の精鋭部隊、イラン革命防衛隊が所有するバス近くで車爆弾が爆発し、少なくとも11人が死亡、30人以上が負傷する事件もあった。
軍報道官によると、ザヘダンでは16日、複数の戦闘員が人心をかく乱させる狙いで音響爆弾をさく裂させ、発電所にも発砲。その後、逃走して、家屋に潜伏、治安部隊とにらみあっているとしている。路上で銃撃音も聞かれたという。
同地では停電も発生した。14日のバス攻撃では、イラクに本拠を置くイランの過激派組織「ジュンダラ」が犯行を認めている。同組織はこれまでイランの国境検問所などに攻撃を仕掛けている。
イランのメディアによると、14日の攻撃に使われた爆発物は「米国製」としているが、信ぴょう性は不明。

アメリカがイランがイラクに関与していると発表したことを受けて、イランもどうやら国内の反政府分子をアメリカが武装していると言いたいらしい。Little Green Footballによると、イラン政府はアメリカ関与の「証拠写真」まで発表してこのプロパガンダを押し進めているというのだが、LGFはその写真はねつ造写真だと語る
LGFが読者からもらった情報によると、イランのファーズ・ニュース・エージェンシーは明らかなフォトショップねつ造写真を使ってアメリカ製の武器がイランで発見されたとし、イラン国内のテロリストがアメリカ供給の武器を使っている、と報道している。

テヘラン(ファーズ・ニュース)土曜日の報告でアメリカ製の武器が最近イラン南部のシスタンとバルシュスタンで起きたテロ行為で使われたことの証拠として警備当局はFNAに武器の写真を提供した。
これらの武器は木曜日南部地区首都のザヘダンにおいて、ジュンダラとして知られるテロリスト団の隠れ家を手入れした際に没収されたものである。

写真はLGFのサイトへ行って注意して見ていただきたい。手りゅう弾や銃弾の箱など同じイメージがひとつの写真のなかで何度も複写されているのに気が付くはずだ。LGF ではフラッシュアニメーションでどこに複製があるか示しているので分かりやすい。
しかし考えてみればこのようなプロパガンダはかえってイラン国内の混乱を招くのではないだろうか? イラクにイランが関与しているといってもイラクは所詮アメリカにとっては外地である。イランとイラクは隣り合わせであるしついこの間の数日間の国境封鎖まで国境はがら空きだった。しかしイラン国内のテロにアメリカが関与しているとなったらこれはイランの国内警備の弱さを示すようなものでイラン政府は何をやっているのかという疑問が生まれる。
イラン国民にしてみたら、アメリカとの戦争などごめん被りたいはずで、なにかにつけて核兵器を持っているアメリカやイスラエルを挑発するようなアクマネナジャドの発言を苦々しく思っていることだろう。そんなに言ってアメリカが本気にして攻めてきたらどうする気だ、と思ってるイラン人も少なくないのではないだろうか。
そんな中で、アメリカがイラン国内のテロを援助しているとなったら、それこそイランとアメリカとの戦争はまじかであるという不安をイラン国民に与えることになるのでは? そして今でさえイラン政府に反感をもっている反政府分子が本気でやる気になってしまうという逆効果もあるのではないだろうか?
イランはかなり危ない綱渡りをしているように思える。


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