さっきフランス国産のテロリストの危険性について書いたばかりだったのだが、アメリカもうかうかしていられない。先日年末の買い物客で賑わうシカゴのショッピングセンターを狙ってテロ攻撃を計画していたシカゴの男が逮捕された。犯人のデレク・シャリーフ(Derrick Shareef)はアメリカ人で、9月頃からテロ計画をしていたようだが、すぐにFBIの操作対象となり、すべての交渉はFBIのおとり捜査官との間で行われていたらしい。シャリーフはそうとは知らずおとり捜査官に混み合った場所で手りゅう弾をつかった攻撃について相談していたという。
パワーラインによると、シャリーフはアメリカ黒人の間で人気のあるイスラム教過激派グループ、ネイション・オフ・イスラムのメンバーだということだ。この組織は新しく下院議員になったアメリカ初イスラム教徒のキース・エリソン議員が何年もメンバーをやっていて今でも強いつながりがあるとされる過激派グループである。(このグループは25年前に警察官を殺害したムミアという殺人犯を支援したりもしている)
シャリーフの母親によると父親もこのネイション・オブ・イスラムのメンバーで、シャリーフは7歳の頃からメンバーだという。
ネイション・オブ・イスラムはこれまでにもイスラム系テロリスト組織の関係が噂されてきたグループであるが、メンバーはすべて黒人であることから、アメリカの左翼は絶対に批判をしない。へたに批判すれば人種差別者のレッテルを張られてしまうからだ。だがもしアメリカ国内でシャリーフのような男たちがテロを成功させ、その裏にネイション…がいたならばアメリカ市民はいつまでこのグループの活動を容認するのだろうか?


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