昨日に続いてイラン攻撃作戦を考えてみよう。これはミスター苺が2005年にBig Lizards.netに掲載したアイデアを参考にしたものだ。
イランをどうするか、前回までのお話:
1)攻撃作戦の選択色々
イランの核兵器施設への一斉攻撃作戦は理想ではあるが、効果的な攻撃とするためにはかなり大掛かりなものになってしまう。このことは昨日も書いた通り。しかしそんなことをしなくても、もっと簡単に確実にイランの脅威を破壊する方法がある。それはイランの頭を狙うことである。
核兵器そのものを拳とするならミサイルは腕、軍隊は胴といえる。(さしずめ汚い仕事専門のヒズボラは尻だわな)だが腕も拳も頭からの命令がなければ動かせない。だからイランを倒すならこのタオル頭を首からちょん切るのが一番効果的なのではないだろうか? ヒズボラにしろ大統領のアクマディネジャドにしろ皆、イランのムラーから指揮を仰いでいる。イランの実質的な指導者とはムラー達であり、その最高指導者はアヤトラアリコメーニ(Ayatollah Ali Khamenei)なのだ。だからコメーニを含め指導層の連中を取り除けばイランの核開発プログラムは自然消滅するだろう。
とはいえ、私はイランの指導層を文字どおり暗殺しろといっているわけではない。(もっともゴッドファーザー2の最後みたいな同時多発暗殺も決して悪い考えではないが、、)私が考えているのはCIAが煽動し、ウクライナでおきたような「オレンジ革命」を成功させることだ。もちろんCIAがブッシュバッシング目的で国内で秘密情報漏えいに夢中になっている間はこんなことは望めないが。
CIAがたよりにならないとしたら、イスラエルのモサード、英国のMISなどの力を借りて、イランのムラー独裁政権崩壊を促進するにはどうすればいいか、革命は何時おきるか、生徒、共産党、またはシーア静寂派(quieties)か、どのグループが一番親米かということを探り出す必要がある。
斬首作戦の利点は秘密裏にできるので、国際社会のの意見を聞く必要がないということだ。革命が成功しても失敗しても、我々は関係を否定することができる。
斬首作戦の利点はイランの核兵器開発を阻止するだけでなく、ほかにも色々ある。

* イランのムラーから切り離されればヒズボラは勢力を大幅に失う。イラン国内だけでなく、シリアやレバノンでも彼等の勢力は喪失するであろう。

* 穏健派が政権を握れば民主主義にそれだけ近付く。
* 国民の2/3を占めるイランの若者は比較的親米である。少なくとも彼等はアメリカ文化が好きである。

イランの人口の多くがすでに親米であるから、我々が極端なことさえしなければ、イラン市民をアメリカの味方につけることができる。だからイラクスタイルの侵攻は問題外だ。理想はウクライナ風のオレンジ革命だ。少なくともそのような動きが自然に起きた場合にそのチャンスを見逃さないようにしっかりと諜報を集めておく必要があるだろう。
原文はこちらBig Lizards.netより:Iran Strategies 1: the Guillotine Gambit


1 response to イラン攻撃作戦2、斬首作戦

asean14 years ago

おはようございます、カカシさん
敵対国指導者の”暗殺”・・・っというのはですね、その国内の情勢が分離している場合にしか有効じゃないんですよ。
(誰が実施したかが簡単に分かる状況では全くの逆効果でしかないんです)
その意味からしても、精密誘導爆弾での攻撃も同じですね。
(みせしめの意味でTV中継でもするなら別ですが、猛反発を喰うでしょうから、その後がねぇ)
では、イラクに対してはどうして出来たか?は、イラク内部にクルド人もシーア派という存在があったからです。
しかし、現状のイランではイラクの時のように目に見える非抑圧団体やマイノリテイが存在していない。
(実際に存在したとしても、それが国際社会の目に触れる存在でないと話にならない)
米国がイランをライス国務長官が日本で発言したようにFull Rangのどの辺りに位置づけてるか?
によって軍事行動のレベルは決まるとは思いますけど・・・
ご参考迄に
A scenario to isolation:Indochina crisis-2 Live and Let Die

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