日曜日に放送が予定されているABCテレビ局製作の「911への道」の内容について、CIAと北同盟がオサマビンラデンを囲んでいながらクリントン大統領からの最終許可がおりずにビンラデンをみすみす逃してしまったシーンについて、左翼連中が文句をいってる話は『オサマビンラデンを何度も取り逃がしたクリントン前大統領』でもうしたが、ここ数日のあいだに民主党の議員たちがABCが番組を放映したら放送ライセンスを差しとめると脅したらしい。Blue Crab Boulevardにその手紙が掲載されている。

The Communications Act of 1934 provides your network with a free broadcast license predicated on the fundamental understanding of your principle obligation to act as a trustee of the public airwaves in serving the public interest.  Nowhere is this public interest obligation more apparent than in the duty of broadcasters to serve the civic needs of a democracy by promoting an open and accurate discussion of political ideas and events.

面倒くさい書き方なので、詳しく訳すのは避けるが、要するに公共の電波を使って放送を許可されている局として、責任をもった番組作りをしてほしい。特に政治的な考えや出来事に関しては民主的社会に貢献するよう正確な描写を期待する、、といった内容だ。しかしわざわざ放送法1934条や、放送許可(ライセンス)の話を持ち出してくるところをみると、明らかに民主党のいうことをきかないなら、局の放送ライセンスを差しとめるぞといわんばかりの内容である。
ブッシュ攻撃の映画を作ったマイケル·ムーア監督と肩を組んで選挙キャンペーンをしていた民主党の議員たちは、クリントン大統領が多少悪く描写されているというだけで、このような言論弾圧に走る。ブルークラブも指摘しているように、このような民主党の過剰反応はかえって民主党に隠すところがあると国民に思われるのがおちである。番組が報道された後で、いくらでも抗議したらいいではないか。
また番組のなかで批判的な描写がされているとされる元大統領のクリントン氏も、番組の内容と強く批判している。(訳: カカシ)

クリントンの報道官であるジェイ·カーソンはニューヨークの事務所にて「あのシーンがただ間違っていると言っているのではありません。議論なしで間違っているのです。ABCもそういっています。911調査委員会の報告書がそういっているのです。トム·キーン(共和党の911調査委員会の議長)もそう言ってるのです。番組の脚本家もそういっているのです。」

ABCはクリントン支持者や民主党の圧力に負けて番組の一部を編集しているらしい。まABCのような主流メディアが信念を持って放送するなどとは全く期待できないので、この日曜日の番組からあちこちのシーンがカットされていたとしてもそれほど驚きはしない。だが、ここまで話題になってしまって、主流新聞にまでクリントンが抗議して番組の内容を変えるように圧力をかけたことや、民主党がライセンスを差しとめるなどと脅迫したことが載ってしまった以上、民主党による言論弾圧の姿がはっきり暴露されてしまった。
それにすでに900人からの報道人がカット前の番組を見ているので、もし放送された内容と自分達のみた内容とに大幅な違いがあったなら、その部分は大々的にブログやラジオを通じて公開されてしまうだろう。だからかえって編集のし直しは逆効果なのではないだろうか。
ところで、番組のなかで同じように911前までテロ対策に力を入れていなかったと批判的な描写がされているブッシュ大統領や共和党の側からは番組批判の声は聞かれない。これが共和党と民主党の腹の据わり方の違いだわな。
共和党議員たちは今度の選挙で民主党のこの言論弾圧の事実をしっかり国民に訴えるべきだろう。


1 response to 911ドラマ、民主党が放映妨害

Francis Klein(フランシス・クライン)Blog18 years ago

丸5年・・・。

早いもので、米同時多発テロから丸5年・・・・。もうそんなに経ったのかと思ってしまいます
5年前の9.11
映画のワンシーンかと、誰もが思った、悲惨な出来事このテロで、た…

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