昨日もちょっとお話したが、今南カリフォルニアは猛暑に襲われている。本日の気温ももう2週間つづいて42度! それでも両隣りの谷間にくらべたら4度くらい低いのだから恐ろしい。

米カリフォルニア州、熱波の影響で電力供給が限界に接近

 
[ロサンゼルス 24日 ロイター] 米カリフォルニア州では24日、記録的な熱波により電力供給が限界に近づき、さらに需給ひっ迫が続いた場合は電力会社による計画停電など、本格的な節電対策の必要性が出てきた。電力会社の関係者が語った。24日は推定10万世帯が停電となったもよう。
同州では、これまでに少なくとも4人が熱波の影響で死亡している。(カリフォルニアでも死亡者が出ていたようだ。汗)
(ロイター

ところでおふらんすの暑さなどで、死人がでるのはおかしいという私の先の投稿にクレームがついた。カカシさんとこは暑いといっても湿気が少ない。温度よりも湿度が不快感を増すのだとのこと。しかし私はあえていいたい。湿度が低くて過ごしやすいのにも限度というものがある。ある程度の温度を超したらかえって乾燥地域のほうが人体には害があるのだ。
私は湿度の高いところで夏を迎えた経験がないわけではない。2年前の夏、出張でフロリダ南部で4週間真夏の暑い盛りをすごしたことがある。フロリダの暑さは半端じゃない。摂氏40度を超える暑さのうえに湿度100%なんて時がざら。あるいていて空気のなかの水滴が泳いでいるのが見える位で、妄想でもおこしているかとおもってしまうほど暑い。しかもカリフォルニアのような砂漠気候と違って夜になっても温度が全くさがらない。クーラーなくしてどうやって寝るのかと、不思議なほどだ。
しかし、その暑さもカリフォルニアの砂漠やアリゾナに比べたらまだ涼しい方なのである。真夏のデスバレー(カリフォルニア、)ラスベガス(ネバダ州)や、フィニックス(アリゾナ州)などにいったことのある人なら乾燥したあのかげろうがでるような砂漠の暑さに圧倒されるはずである。この暑さはフロリダの暑さとはまた別の意味で恐ろしい。これは不快指数などというもので表せるものではない! 歩いていても太陽に生きたまま焼かれているような暑さである。グランドキャニオンで荷物をせおって峡谷をのぼった時は、太陽の熱が実際に私を叩き付けているかのような気さえした。
空気が乾燥しているから汗はかかないが、それは汗をかいていないのではなく、かいてる汗が水滴にならないうちにま蒸発してしまうから、気が付かないうちに脱水症状をおこしてしまうのである。普通汗が蒸発する時に体を冷やすことで汗は体温の調節をしているわけだが、あまりにも乾燥状態なため蒸発は瞬時にしておこり体温が冷える暇がない。このような場所では一時間に大きめのペットボトル一本くらいの水を飲まないと熱射病にかかってしまう。(サンドイッチなどはビニールの袋にいれたまま食べるだけだして食べないと、すぐにカサカサのトースト状態になってしまうし、洗った髪も数分で乾いてしまう。)
いったん熱射病にかかると頭がもうろうとしてきちんと考えられなくなる。それで周りの人がもっと水を飲めといっても、「大丈夫、大丈夫」と水を飲まずにぶっ倒れるということがよくある。私の父もミスター苺もアリゾナで熱射病にかかり大変だった。
この暑さはまだあと4〜5日は続くらしい。今日知事のガバネーター(知事のガバナー+ターミネーター)のシュワちゃんが、冷房の使い過ぎで電力が足りなくなっているので電力節約してくださいとラジオで訴えていた。そういえば数年前もやっぱりひどい猛暑で毎日何時間か毎に停電したことがあった。先進国のアメリカなのに考えられないことである。
はやくすずしくなってくれ〜!


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