今週は朝早くから夕方遅くまでセミナーでしかも宿題まで出されてるんで、なかなかニュースを読む暇もなかったのだが、なんとレバノンのヒズボラがイスラエル兵を拉致してレバノンへ逃げこんだと聞いてびっくり。

エルサレム(CNN) レバノンのイスラム教シーア派武装集団ヒズボラは12日、イスラエルに越境攻撃してイスラエル兵2人を拉致し、3人を殺害した。これを受けてイスラエル内閣は、レバノンに対する厳しい報復を承認した。

イスラエルはただちに、越境攻撃と拉致兵士救出の責任がレバノン政府にあるとの見解を示した。イスラエル軍は閣議前から、レバノンへの砲撃や空爆で報復攻撃に乗り出した…
イスラエル軍関係者は、ヒズボラによる兵士拉致が戦争行為であるとの認識を示し、レバノン各地でヒズボラ掃討を実施するための包括的計画を作成したと述べた。対象地区はヒズボラの拠点であるレバノン南部に限定しない方針という。
また、別のイスラエル軍関係者もチャンネル10に対し、拉致された同国兵士が解放されない場合、「レバノンの時計を20年巻き戻す」とコメントした。

ハマスのテロリストが理屈がわからず自殺行為におちいったのはそれほど不思議ではないが、ヒズボラはいったい何を考えているのだろう。はっきりいって、中東のテロリストたちは自分らの歴史を知らな過ぎる。
イスラエルはその建国の日からアラブ諸国から仕掛けられた戦争に何度も打ち勝ってきた。イスラエルが「レバノンの時計を20年巻き戻す」といっているのは、1982年にイスラエルはいちどレバノンを侵略していることをさしている。後にイスラエルは自主的にレバノン南部から兵を引いたのだが、これは別にヒズボラなどのテロリストに追い出されたわけではない。だが、学のないテロリストや反ユダヤの人々は自分らでイスラエルを追い出したと歴史を書き換えてしまったのだろう。
このように自分の都合勝手に歴史を書き換えてしかも自分らもその嘘を信じてしまうと、時として致命的なことが起きる。今回ヒズボラがイスラエル兵を拉致したことでヒズボラはレバノンがイスラエルから攻撃されないか、されてもたいしたことにはならないと踏んでいるからだと思われる。
彼等の目的はイスラエルを別の方向から攻撃することで、イスラエルの注意を分散させようというものなのかもしれないし、またこの間からシリアのアサド首相の邸宅上空を飛んで威嚇しているイスラエルへの仕返しなのかもしれない。だが、彼等がイスラエルから報復がないと考えているとしたら、これは非常に危険な賭けだと思う。
私はレバノン自体がイスラエルの攻撃の標的になることは好ましいことだとは思わない。レバノンもシリアの手先ヒズボラに占領されて、いってみれば犠牲者なのだ。ヒズボラがいるというだけでイスラエルの攻撃のまとになってしまうのは大迷惑なことだろう。
ここで疑問なのだが、イスラエルがアサド首相の邸宅の上空をとんだ理由は、シリアがハマスの重要人物をかくまっているからなのだが、もしヒズボラに拉致されたイスラエル兵がシリアにつれていかれたとしたらイスラエルはどうするつもりなのだろう?

ヒズボラの指導者ナスララ師は、イスラエル兵拉致が「自然で理にかなった権利」だと主張。また、拉致されたイスラエル兵らを軍事行動が及ばない「遠い場所」で拘束していると述べた。ヒズボラは兵士解放の条件として、イスラエル国内に拘束されているパレスチナ人やレバノン人の受刑者の釈放を要求。イスラエルはこれに応じず、兵士を無条件で即時解放するよう求めた。

イスラエルのオルメルト首相はレバノンとヒズボラの双方の責任を追及する姿勢を表明。報復攻撃はテロではないと明言するとともに、ヒズボラがレバノン政府とのつながりを持つとしたうえで、「レバノン政府は域内の安定を揺るがせようとしており、結果を受け入れる責任がある」と述べた。

私はレバノン政府がヒズボラの行為に責任があるとは思わない。それより、ナスララのいう「遠い場所」とはシリアのことではないのだろうか? もしそうだったら、イスラエルはどうするのだろう?
ここで私はアメリカの立場にたって、非常に自分勝手に考えてみる。シリアからイラクへテロリストはもちろん武器弾薬が運び込まれてきていることは周知の事実だ。しかしアメリカがこのことを大げさにいわないのは、アメリカがシリアとの戦争を避けているためである。だがもし、イスラエルがシリアに怒って自分らの理由でシリアに攻め入れば、アメリカとして非常に好都合だ。
シリアのアサド大統領は弱体で、軍隊からの信用度は薄い。もしもヒズボラのイスラエル兵拉致事件いシリア政府が関連していたか、すくなくとも容認していたということになれば、それが原因でイスラエルによる攻撃でシリアが大打撃をうけるようなことになれば、アサド政権は倒れるだろう。そうなればシリアは内乱となり、イラクでテロなどやってる場合ではなくなる。
またこれはシリアのヒズボラで大迷惑をしているレバノンにとってもいいことだ。シリアが内乱となればレバノンにいるヒズボラもレバノンでの勢力を失うからだ。
もしかして、今回のイスラエル兵拉致事件は中東平和にとっては都合のいい方向へ向かっているのかもしれない。無論すべてはイスラエルの出方次第なのだが、、、


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