February 3, 2017

激化する左翼過激派の暴力、奨励する左翼メディアと馬鹿芸能人たち

先日のカリフォルニア州立大学バークレー校で起きた暴動事件は日本のメディアも報道するほど話題になったようだ。下記はよもぎねこさん紹介の朝日新聞の記事より。

反トランプデモが暴徒化、米大学閉鎖 講演会場に花火も

ロサンゼルス=平山亜理 2017年2月3日00時50分  米カリフォルニア州にあるカリフォルニア大学バークリー校で1日、トランプ大統領を支持する英国人コメンテーターが講演することに反対する若者たちのデモが暴徒化し、大学が閉鎖された。米CNNなどが伝えた。

 講演する予定だったのは、保守的なニュースサイト「ブライトバート・ニュース」のミロ・イアノポウロス氏(カカシ注:カカシが「マイロ・イヤナポリス」とカタカナ表記してきたMilo Yiannopoulosのこと。実際には「マイロ・ヤナーポリス」というふうに聞こえる)。数千人が集まったデモは、当初は平和的だった。ところが黒装束姿の数十人が加わり、講演会場に
花火などを投げつけたり、窓ガラスを割ったりした。講演は中止された。

 トランプ氏は2日、「カリフォルニア大バークリー校が言論の自由を許さず、異なる意見をもつ無実な人に暴力をふるうなら、連邦政府の資金を打ち切ろうか?」とツイッターに書き込み、デモを批判した。(ロサンゼルス=平山亜理)

マイロ大嫌いなベン・シャピーロに言わせると、この暴動はマイロの名前を広く知らしめることになり、今までマイロなんて聞いたこともなかった人に彼の新しい本の宣伝をするようなものだ。もし暴動主催者の意図がマイロを黙らせることにあったとしたら、これは全くの逆効果になっただろう。民主党のリベラル評論家のロバート・ライシュなどはこの暴動はアルタナライトの陰謀だとまで言ってるくらいだ。

さて英字のハフポの記者が現場に居たということで、現場からの報道という記事があった。

記者によると最初や平和的に大学の生徒たちが抗議に何百人か集まっていただけだったのが、講演が近づくにつれ黒装束に暴徒が集まり始めた。彼らは花火を警官に投げつけたり校舎に突進したりしはじめた。騒ぎが始まって20分くらいしてから警察は群集に解散するよう呼びかけた。スプロールプラザ広場で火事が起きたが、警察は消防署を呼ばなかったという。消防隊には危険な状況だったからというのがその理由。

この記者の報告で非常に興味があるのが、この記者がバークレー市警察及びバークレー大学警察が抗議者らに対して見せた自制に感動したとあることだ。やたらに必要以上の応戦をして事が荒立つのを防いだのは懸命だったというもの。荒立つのを防ぐもなにも事はすでに手がつけられないほど荒立っていたのだ。それというのも警察の見せた「自制」というより無行動のおかげだ。

さて、この暴動について左翼リベラルのラジオトークショー、リチャード・ファウラーは、マイロには全く同意できないが、マイロには演説をする権利があるのであり、あのような暴動は許されるべきではないと語った。そしてあのような行動に出た暴徒らは左翼リベラルを代表しないとも語った。残念ながらこういう意見の人は左翼リベラルのなかでは少数意見である。

しかしここで私がちょっと気になったのは、ファウラーがアルタナライトは白人至上主義の別名だと断言し、同席していたベン・シャピーロがそれに異論を唱えなかったことだ。無論シャピーロも常々アルタナライトは白人至上主義だと言い張っているから当然といえば当然だが。

この状況に対してトランプ大統領は、UCバークレーは連邦政府管轄化にある公立大学なので、憲法を守れないなら連邦政府からの支援金は差し止めるべきかもしれないというツイートをしたことに対し、ファウラーは暴動は大学の責任ではないと主張した。

それについてベン・シャピーロは、ナチスを殴っても言いということから始まって、自分と同意出来ない人間はすべてナチだとなり、だから異見者は殴っていいという理屈になってしまうとしたうえで、学校側がすべきことをしなかったことが問題だと指摘した。

噂によるとマイロを招待した大学の共和党学生たちは警備のために6千ドルからを支払ったという。ところが警察は確かに配置されていたとはいうものの、1000人を超す抗議者たちを扱うには全く不十分な少人数で、会場の前にいちおう鉄のガードレールを置いたりはしていたが、抗議者が演説参加者に物を投げたりこぶしを奮ったりしても彼らをすぐに制止するなどと言う行為には全く出なかった。

シャピーロは大学側が警察に何もするなと命令していたのではないかという。実はこういうことがおきたのは今回が初めてではない。シャピーロの演説もマイロの演説も他の大学で警備が必要だといわれて他の演説者よりも多くの警備費用を負担したにも関わらず、配備された警察官は抗議者が講壇に登ってマイクを取り上げたり演説者になぐりかかったりするのを黙ってみているなどということが何度も起きているのである。

大学側はトランプ大統領がいうような支援金の削除といった憂き目には合いたくない。だから自分らが受け入れ難い保守派の演説者でも建前上は招待を拒むわけには行かない。それで、一応は招待は許可するが、主催者に法外な警備費用を押し付けたり、それでも相手が怯まなければ警備費を取っておいてわざと抗議者を煽っておいて警備を完全に怠るというやり方で保守派意見を弾圧するのである。

実は皮肉なことにUCバークレーは以前に「言論の自由」活動が起きた大学だった。UCバークレーでは1966年にも学生ヒッピーたちによる暴動が起きたことがあった。その時は時の共和党知事が強硬な手に出て暴動を鎮圧した。その知事とは後にアメリカ大統領になったロナルド・レーガンその人だった。

その時のビデオはこちら。 

レーガン知事は3000人を超す学生たちが騒ぎ始め、地元警察の手に負えなくなると緊急事態指定をしカリフォルニア州軍を出動させた。皮肉なことにこの州軍にはデモに参加していたバークレー校の学生も混じっていたそうだ。ビデオのなかで知事の強行な手段に抗議する大学側の職員たちの姿が写っているが、レーガン知事は「何日も、生徒たちが脅迫していたのに、君らはなにもしないでいた。」と責めると、「我々は生徒たちと話し合いをしてきた、、」と職員。「話し合うことなど何があるというのだ!れっきとした大人の君たちがだらしないからこういうことになったんだろうが」と言う意味のことを言って立ち上がった。

元ヒッピーのジェリー・ブラウン(民主党)現知事にはこんな勇気も意志もない。なにせブラウン知事は学生や暴徒と同意見なんだから、暴徒が取り締まわれるわけがないのだ。ことが劇化したなら、本当にトランプ大統領によって州軍を出動してもらうことになるかもしれない。まったく困ったものだ。

February 3, 2017, 現時間 8:40 PM

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