July 16, 2016

警官による黒人差別は本当にあるのか?

アップデート:7月17日。一週間くらい前にルイジアナ州のバトンルージュ市で黒人男性が二人の警官に射殺された事件で地元の黒人社会から警察に対する強い抗議運動が起きていたが、この間のテキサスでの狙撃事件同様、本日また警官7人が待ち伏せされたうえに狙撃され3人が亡くなるという事態が発生した。事件はまだ進行中とのことで詳細は明らかにされていない。


ここ2~3週間にアメリカでは黒人と警察官による関係について最悪な事件が何件が続いている。ルイジアナとミネソタで黒人が警官に射殺された事件が、またしても警官による黒人差別が原因だとして問題にされた。そうこうしているうちにテキサスのダラスでは元軍人の黒人犯人が白人警官を狙って黒人市民運動のブラックライブスマター(黒人の命には価値があるの意、略してBLM)のデモ行進を警備していた警官9人を狙撃し5人が亡くなるという大悲劇に発展した。これらの事件に関して日本ではずいぶん誤解された報道があるようで、私が愛聴している浜村淳さんですら、白人警官が黒人を狙ってやたらに射殺しまくっているという発言をしていて非常に残念に思う。

警官による容疑者の射殺というのはそれほど多く起きているわけではなく黒人ばかりが狙われているという訳でもない。実は統計上同じような行為をした黒人と白人を比べると、白人が射殺される可能性のほうが高い。ただ、警察に業務質問をされたときに警察の指示に素直に従わない率は黒人のほうが白人や他の人種よりも圧倒的に多い。問題はここだ。

最近BLMが昔のブラックパンサーやネイションオブイスラムといった過激な黒人市民団体のように、何かと黒人は白人社会から迫害されていると黒人に訴え、特に警察は組織的に黒人差別をしているので、黒人が警察と関わる際には抵抗すべきだ反警察意識を煽っている。こういう発想が黒人と警官の双方の身の危険をより高めているのである。

つまり、黒人が警官に交通違反にしろ挙動不審にしろ呼び止められたとき、『自分は黒人だから呼び止められたのだ、警官は機会があれば自分を殺そうとするに違いない』と頭から決め込んで警官に対する反感をむき出しにすれば、呼び止めた警官自身も普段異常に神経が過敏になる。それで容疑者の何気ない行動にも過剰な反応を示す可能性が高まってしまうのである。警官が相手が自分の命を脅かす行為に出るかどうかを判断するにはほんの何十分の一秒しかないからである。

だから警官からの質問や指示は忠実に従うことが大事なのである。コメンターのアンデルセンさんも疑問に感じているように、ミネソタで撃たれた男性は警官の指示に忠実に従ったのであろうか?事情がはっきりしないので、この射殺が正当なものだったのかどうかはまだ解らない。

だが、事情がはっきりしないうちからBLMのような団体だけでなくオバマ大統領までもがアメリカの警察には組織的な黒人差別意識があるなどと発言して人種問題を悪化させている。それがダラスで起きたような警官を狙った狙撃事件のようなものにつながったのだ。最近は黒人が黒人以外の人間に殺されると、悪いのは殺した方だと決め付ける動きがあり、事情がはっきりするまでは何ともいえないと言う意見はすぐに黒人差別だと言い張る傾向がある。BLMは黒人だけが人種差別の被害者なのであり、黒人以外の人間の命にも価値があると言う考えそのものが黒人差別だと言い張る。つまりBLMにとって黒人の人権が最優先にされない社会は黒人差別社会なのだということになるのだ。

極端な人になると、黒人が多数を占める地域では警察は解体して地元市民が治安維持をすべきだなどと言い張る。黒人が犯罪を犯しても警察はなにもすべきではないというのである。そうなって一番被害を蒙るのは地元の黒人たちなのに、BLMにとってそんなことはどうでもいいのである。いや、黒人たちが治安の悪さに恐怖を覚えれば覚えるほど彼らがBLMに頼り始め、BLMの権力が強まるとでも思っているのだろう。最終的には自分らが黒人社会の指導者として黒人社会を牛耳ることが彼らの目的なのだ。

今やアメリカではファーガソン現象というものが起きており、黒人の多い地域における警察官の離脱が増えている。特に非黒人警官は他地域への転勤を望み、犯罪率の高い地域ほど警官不足の状況が生じている。これによって黒人が逮捕されることが極端に減ったことで、地元の犯罪率は激増の状態だ。

市長をはじめ警察署長や市議会のほとんどを黒人が占めるマリーランド州バルティモア市では市民の大半である黒人層の世論に迎合して警察による警備体制を極端に弱め逮捕率を減らした。その結果犯罪率は激増。

それをいうならばだ、大統領をはじめ司法長官が黒人という政権で何が黒人差別なんだと私は聞きたい!

実を言うとオバマが大統領になってから白人と黒人の人種関係は極端に悪化した。ブッシュ時代には警察官による黒人射殺が問題になったことなど一度もない。クリントン時代に黒人が警察官数人に殴られるというロドニ・ーキング事件が起きて、それがロサンゼルス暴動につながったことがあったが。考えてみれば民主党が政権を握ると人種関係は悪化するようだ。

なんか今日はまとまらないなあ。また明日書き直そう。

July 16, 2016, 現時間 5:02 PM

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コメント

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下記投稿者名: yomogineko

 70年代ですが、日本企業のアメリカ駐在員が、警官に射殺された話を聞いた事があります。

 彼は車を運転中、警官に呼び止められたので、免許書を出そうとジャケットの胸に手を入れた所、ピストルを出すと誤解されて射殺されたのです。

 銃社会ならこの手の誤射は結構あるでしょう。 

 こんな事を言っている人もいるのですが、しかしこの手の誤射の被害者が黒人に特に多いと言う統計的な資料が無い限り、どうも信用できません。

 http://blogos.com/article/183629/

>それをいうならばだ、大統領をはじめ司法長官が黒人という政権で何が黒人差別なんだと私は聞きたい!

 法の下の平等が完全に確保された国で、何を「差別」と言うのでしょうか?

 民主主義国家が保障する平等は、機会の平等や法の下の平等だけです。
 
 人種や民族が違い、そしてそれぞれの人種や民族がその文化を維持する事が出来ているなら、民族や文化によって所得や社会的地位に差ができるのは当然なのです。

 ユダヤ人や日系人のように、教育熱心で勤勉を良しとする文化を持つ民族なら、進学率は上がるし、それに応じて所得や社会的地位も上がります。

 一方、享楽的でのんびりと楽しい人生を良しとする民族なら、所得や社会的地位は低いでしょう。
 
 でもこれは民族や人種に関係なく、個人でも同様です。

 こうした事実を無視して、結果平等を期待して「差別反対」と言い続けるなら、民族や人種は勿論個人の個性も抹殺するしかありません。
 

上記投稿者名: yomogineko Author Profile Page 日付 July 17, 2016 6:36 AM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

よもぎねこさん、いらっしゃいませ。やっとログインできましたね。

自分の生活が貧困で惨めなのはすべて人種差別のせいだと自分の怠慢を責任転嫁するのは気が楽です。なんでもかんでも悪いのは白人だ社会だと言い張れば自分は何の努力もしないですむ。

1993年だったかにロサンゼルスで暴動が起きたとき、地元の商店街で韓国人の店が多く狙われました。韓国人移民はその勤勉さで一世代目から危険な黒人地域に店を構えてがんばっていました。三世代以上も生活保護を受けている地元黒人たちは、なぜ移民がすぐに経済的に成功するのか理解できず逆恨みをしたのです。

よもぎねこさんもおっしゃるようにユダヤ人とか東洋人は勤勉で勉学に励むので移民一世代目は農家の作業員やコンビニの店員から始めても、すぐに自分が経営者になってしまい、二世代目は大学卒の医者が弁護士や工学士です。

最近黒人の間では「白人の特権」という言葉が流行っており、白人は生まれながらにして優位な立場にあるという非常に人種差別的な思想を煽っています。

オバマ大統領がそれをさらに煽るので、事態は悪化するばかりです。

上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 July 17, 2016 9:35 AM

下記投稿者名: アンデルセン

リクエスト対応ありがとうございます。

私はアメリカで「人種差別(黒人差別)」を語る資格がある黒人は、奴隷として連れてこられた系譜だけと思っています。自主的にアメリカにやってきた黒人のみなさんは、わかったうえでメリットとデメリットを天秤にかけてやってきたのだから、差別があるというのなら実力を持って打開すべき、望まずとも連れてこられた子供は(できれば)成人するまでに、少なくとも親族や生活基盤の名残がある間にアメリカ人になるか親の母国に戻るか自覚させるべきだと思っています。

ところでロス暴動の際の黒人の行動は、それまで朝鮮人があからさまに侮蔑した対応を黒人に対し取っていたことが理由の一つだと聞いています。真偽は存じませんが、人間みな平等という態度を取っていた日系店は「ここは日本人の店だから襲うな」と守ってもらったとか。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 July 19, 2016 4:43 AM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

アンデルセンさん、アメリカの奴隷制度は19世紀待つの南北戦争で廃止されました。明治維新の頃ですよ。アメリカは自らの大量の血を流して奴隷制度を廃止したのです。もう十分に償いは済ませている。今更誰にも賠償をする義理はありません。

韓国人が黒人をあからさまに侮蔑した対応に黒人が怒ったというのは単なる口実です。韓国人は確かにカスタマーサービスがなってない。日本人みたいに愛想がよくありませんから。でも暴動で焼かれたのは韓国人の店だけでなく黒人経営の店もあり、韓国人が狙われたことは確かですが、他人種の店だから救われたというようなことはないですよ。

うちの主人と隣近所の人たちは自ら武装して略奪を狙ってやってきた黒人たちを追い返しました。ロスのあちこちの住宅街で同じようなことが起きました。

上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 July 25, 2016 8:12 AM

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