February 20, 2016

極左翼政治評論家がテッド・クルーズ応援広告に出演?と思ったら、、、

ミスター苺が、これみてごらん、と言ってユーチューブの政治広告をみせてくれた。内容からいってものすごい親テッド・クルーズの応援広告という感じのビデオだった。


ビデオの主旨は「テッド・クルーズがトランプより危険な四つの理由」というもの。何がそんなに危険なのか、その四つはというと、、

  1. 第一に、クルーズのほうが熱狂的

    トランプのほうがいじめっ子だが、これといった信念を持っていない。 だがクルーズは強靭な理想主義者。 クルーズは人為地球温暖化を否定している。 クルーズは同性結婚に反対。税務署の解体を唱える。おまけに米国憲法補正案第二条がアメリカ国民の銃所持を保証しているとさえ考えている。クルーズは憲法による教会と政治の別離を信じていない。 死刑を奨励し、 移民法改正を拒否。 さらにオバマケアの撤回を要求。 そしてクルーズは憲法の原理主義を信じる。
  2. 第二に、クルーズは本当の信者である。

    トランプにはこれといった信念はなく、金儲けをし人気を集め権力を得ることしか興味がない。だがクルーズは右翼的経済主義をずっと推し進めてきた。

  3. クルーズは自制心があり、きちんとした計画がある。トランプは話があっちこっちにとび、いきあたりばったりの発言をしている。クルーズは戦略をはっきりとさせ、それにしたがっている。アイオワの予選でも見せたように長丁場を構えている。

  4. 第四番目にクルーズは破壊者である。クルーズは既存の体制を破壊する用意がある。トランプは連邦政府と協力して金儲けをしてきた。体制を破壊しようとなどしていない。クルーズは幾度も共和党を年度末崖に追い込み、2013年の秋にはオバマケアに反対する余り、連邦政府閉鎖という結果をもたらせた。

ビデオの演説者はどちらの候補者も危険だが、テッド・クルーズのほうがずっと惨劇を招く危険がある、と締めくくっている。

うわっ、かなり効果的なクルーズ応援広告だなと思ってみていたのだが、あれ、少しへんだなと思った。それというのも、ビデオの演説者はロバート・ライシュというビル・クリントン大統領の官僚だったこともある親ヒラリー・クリントンの超左翼政治評論家だからである。なぜそんな人間がテッド・クルーズ応援広告に出演するのだろうか、おかしいではないか、、とミスター苺に聞くと、

「違うよ、これは反テッド・クルーズ広告なんだよ。」とミスター苺。

え?左翼リベラルにとってこれは反クルーズ広告に見えるわけ?私には熱烈な応援ビデオにみえたのに。す、すごい思想のギャップ!

極左翼にここまで言われたら大統領やるっかないでしょう、クルーズさんは。親クルーズ派でもここまで効果的な広告はつくれないんじゃないかな。(笑)

February 20, 2016, 現時間 3:27 PM

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コメント

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下記投稿者名: oldman

カカシさんは下記についてどのように予想されますか。

1 クルーズの資格(カナダ生まれ)が裁判沙汰になっていますが、結末をどのように予想されますか?

2 クルーズとカールソンの密談?報道がありますが、両者が連合を組んだとしても、クルーズがトランプに勝つ可能性はどれぐらいでしょうか?

3 民主党はサンダースが制する可能性がかなりあるように思います。つまり、トランプ(またはクルーズ)vsサンダースの決戦になる可能性がかなり高いように思いますが、いかがでしょうか?

4 そうなった場合、どちらが勝っても、世界は終わる(つまり、第三次世界大戦勃発)ような気がしますす。内政だけでなく、外交についての両者の立場がもっとクローズアップされるべきではないでしょうか? (ウクライナ、移民、シリア、イラン、南シナ海、ロシア、中国、TPP、など課題山積です)

この質問には、たぶん、どんな専門家も答えられないでしょうが、個人的な予想をお聞かせいただければ幸いです。

上記投稿者名: oldman Author Profile Page 日付 February 20, 2016 4:47 PM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

oldmanさん、
そんなどんな専門家にも答えられないようなことをカカシごときが答えられるとは思えませんが。(笑)

クルーズのカナダ生まれの件は、もしもオバマがすごマ~いリベラルを最高裁判官に選んで、それが議会の承認を得るなどとなった場合には問題になるかもしれないですね。そうならない限りは問題はないと思います。

クルーズがトランプに勝てる可能性は、本日のノースカロライナ戦がどうなるかでかなり変わってくると思います。

ここではトランプが勝つことは間違いないとしても、クルーズやルビオとどのくらいの点差で勝てるかによります。

トランプが圧倒的勝利を得てクルーズもルビオも足元にも及ばないという状態であれば、トランプが候補になることは先ず間違いないでしょう。でもクルーズとルビオが期待以上の成果を見せれば、まだまだ解らないという感じです。

トランプ対サンダース、もしくはトランプ対クリントンの場合は、民主党が勝つと思います。でもよしんばトランプが勝ったとしてもあなたのおっしゃるとおり、アメリカはひどいことになるでしょう。

南シナ海の中国進出は無視できないほど危険だと思います。アメリカではあまり話題になっていませんが、危険なのはイスラムテロリストだけではありませんからね。


上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 February 20, 2016 5:14 PM

下記投稿者名: oldman

ご返信ありがとうございます。
ある予測によりますと、ホワイトハウスに近いのは、
1位 ヒラリー・クリントン
2位 トランプ
3位 クルーズ
4位 サンダース
5位 ルビオ
6位 カーシック
7位 ブッシュ
8位 カールソン
の順だそうです。
http://www.businessinsider.com/presidential-candidate-power-rankings-week-9-2016-2
民主党が好きなわけではありませんが、私としてはクリントンが無難かなと思います。トランプ、サンダース、クルーズなどのinsurgent(反乱軍)に勢いがあるのは、アメリカ社会における格差拡大が背景にあり、その格差拡大の原因は自由貿易にあると考えます。中国、メキシコなどの低賃金労働者にアメリカ国民の職が奪われたのです。そこを改善しないと、2020年はもっとひどいことになりそうですね。

上記投稿者名: oldman Author Profile Page 日付 February 20, 2016 8:13 PM

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