November 15, 2015

フランスの難民キャンプで火事、いよいよ始まったのかヨーロッパ対イスラム戦争

私は今年の夏ごろから急増した前代未聞のモスレム移民ヨーロッパ大移動を観察するにつけ、ことの状態は数ヶ月とか一年とかいう単位ではなく、数週間数日で急悪化するだろうと感じていた。何十万、いや何百万という単位で侵略者が侵攻してきているのに何も起きないと思うほうがおかしい。「難民」という隠れ蓑をまとってイスラム国のテロリスト達が入り込んできていることは明らかだったのに、何の警備体制も整えずに無差別にイスラム移民を大量に受け入れてきたヨーロッパ諸国の政治家たちの責任は重い。今回のテロは起こるべくして起きたことだといえる。

パリで大量殺人テロが起きた数時間後、フランスのカアレイ(Calais)という町にある違法難民キャンプが放火され大火事が起きた。このキャンプはジャングルという名前で知られており、イギリスとフランスをつなぐ鉄道トンネルのフランス側に違法移民が勝手につくりあげたキャンプ村である。その人口6000人ともいわれるこの村の住人はほとんどがシリアかアフリカからの戦闘員世代の若い男たちで、ジャングルでは犯罪が頻発し麻薬だの違法武器などの売買がおおっぴらに行なわれているという。ジャングルはイギリスに移民したいモスレムが待機する場所として最初は数百人のモスレム移民が一時的に作り上げたものだったのが、数年後にはほぼ永久的なスラムとして設立してしまい、地元民は怖くて近寄れない場所になっていた。

今回の火事はテロに怒った地元フランス人の仕業であろうが、パリで同時多発テロが起きたと聞いたとき、私が真っ先に考えたのがジャングルのことだった。今回の火事では怪我人が多少出た程度で死人は出なかったらしいが、かなりのテントが焼かれた模様。フランス各地の難民キャンプで、いやそれをいうならヨーロッパ各地でこのような火事が起きる可能性は大きい。

ところで、モスレムテロリスト達は、当初パリのサッカー競技場内で自爆テロをする計画だったらしい。テロリストの何人かは試合の切符を持っていたという。競技場内でテロが起きなかったのは偶然ではなく、競技場の警備員が入り口で爆弾チョッキを着た男を発見、入場を阻止したためだった。詳細はわからないのだが、警備員に発見されたテロリストは逃げて球場の外で自爆。それに伴って仲間のテロリストも球戯場外部のマクドナルドやレストラン内で自爆した。テロリストたちは犠牲者200人どころか何千という死傷者を出す計画だったのだ。

パリ事件の数時間後、フランスの高速列車が脱線して5人が死亡するという事故が起きた。これがテロ事件と関連があるのかどうか今はまだわからない。パリへ向かう高速道路の料金所で武装した四人の男を乗せた乗用車が関門を突き抜けたという事件も起きており、フランス国内におけるテロはまだ集結していないと見るべきだろう。

フランスは今度こそ対テロ戦争に重い腰を上げるのだろうか?

November 15, 2015, 現時間 8:11 AM

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下記投稿者名: アンデルセン

911でユダヤ人被害者が出なかった(真偽不明)からとユダヤ人陰謀説が流布されましたが、今回のテロ、死者127人、負傷者300人以上という膨大な数の被害者の中、モスレム被害者って、いたんでしょうか。今のところ、報道で聞かないもので。…興味あります。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 November 15, 2015 3:44 PM

下記投稿者名: アンデルセン

日本での報道の一端

中東専門の国際政治学者の高橋和夫さんが、「イスラム教徒(の過激派)による非難は、異教徒よりむしろ堕落したイスラム教徒に対するものの方が強い」という発言をされました(イスラムの横のつながりは、ホント分からない)。

元外交官の宮家邦彦さん山田文比古さんが、イギリスとフランスの社会構造の違いから、異分子を囲い込みするイギリスより、同化政策をとりブルカ禁止法のような世俗主義を要求するフランスの方がモスレムにとってはストレスが強いだろうと発言。実行犯の下に十何人か(何十人か?)の支持者がいるはず。フランスでのモスレム差別はアメリカのものより厳しい(それでもなぜかフランスに向かう移民)。

ISがフランス(欧州)の植民地主義からの解放と国家再建を目標に置いた時、フランスでのテロはシンボルとして意味を持つ。モスレム移民も多いため、紛れ込むのによい。
11月13日(1918年)はフランスと英国がオスマン帝国の首都コンスタンチノープルを陥落させた日であり、キリスト教上の不吉な日(13日の金曜日)でもあるということから、記念日好きのモスレムがその日をテロに選んだのではとも。

日本もイスラム教徒の敵国リストに載っている。ただし、下の方。

伊勢志摩サミットからオリンピックまで世界的イベントを控えた状況でのテロの危険について言及され、四方を海に囲まれ、モスレムの集団もない日本では発見しやすいため取り締まりやすいだろうとのこと。ただ、最終的に自爆するから逃走ルートが必要ないのでその点は危険。「なにしろ天国に行くんですから」(それならなぜ産み増やすのだろう。「生誕の災厄」を書いたシオランじゃないが、生まれてこなけりゃ初めからハッピーじゃないのか)。


モスレムとは「すみわけ」がベストでしょう。人類ではそれを「国境」という。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 November 15, 2015 8:41 PM

下記投稿者名: アンデルセン

NHKの報道で被害現場が映された。ひとりのフランス人白人男性の「イスラム教徒は女性に石を投げつけたりするんだろう」というセリフに対し、「あなたの解釈は間違っている」「亡くなったのは白人だけじゃないのよ!」と怒りを向けるモスレムマダムとグランマが登場した。モスレムの被害者も、普通にいたようです(鍵カッコ内セリフは記憶で書いています)。

狙う施設や時間帯によっては、モスレムへの被害を最小にできそうなものですが、考えないのか。

画面に登場した被害者側モスレム女性は感情の起伏の激しさが目立ち、あまりフランス人っぽく見えなかった。一世なのか、あるいはカメラマンのセレクトの問題だろうか。白人が見せた反応の数々とだいぶ異なる気質の違いがあらわにされていた。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 November 16, 2015 6:39 AM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

イスラムテロリストは、モスレムに犠牲が出ることなど御構い無しです。何故ならば、崇高な目的のために死ぬなら本望の筈だと 勝手に決めつけてるからです。911でもモスレムの被害者は出ています。無論 ユダヤ系 の被害者もね。

上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 November 17, 2015 5:58 PM

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