November 8, 2015

ドイツで内乱が起きる日は近い、、かも?

戦争というのはどういうふうにおきるのだろうか?侵略戦争なら侵略側の政府がきちんと準備を進めてから始めるというのも可能かもしれないが、革命とか内乱というのは案外突発的に起きることが多い。アメリカの独立戦争もイギリス側もアメリカ側も戦争をしようと思って始めたわけではなく、あっちで小競り合い、こっちでデモといったことが続いて、遂にイギリスが軍隊を送ってくることになった。だがそれにしたってイギリスとしては単なる暴動鎮圧程度の気持ちの進軍だった。それがあっと言う間に大々的な独立戦争へとひろがってしまったのだから双方驚いたことだろう。

今ドイツで起きているのがそのシナリオだという気がする。もう数年前からドイツには反移民感情を持った右翼団体(Patriotic Europeans against the Islamization of the West, or PEGIDA) が運動をしていたが、人種差別者のニオナチまがいの極右翼という扱いで、デモ行進などやっても数百人集まればいいといった程度の運動だった。ところが増える移民の波に嫌気がさしたドイツ人が増え、去年あたりからこの運動は非常な勢いを増し今年の一月にドレスデンで行なわれたデモには18000から25000人が集まったとされる。特に今年夏から秋にかけてさらに急増した大量移民流入でこの運動には拍車がかかり、毎週のように何千何万という参加者が集まる抗議デモへと変わっていった。

無論、この運動に対する国境開放運動の抗議デモも同時に起きており、この二つのグループが暴力的に衝突するのは時間の問題だろうと私は思っていた。お互い感情で昂ぶっているとき、国境解放運動参加者が反移民運動参加者に石を投げるなどの暴行をおこなって一人でも怪我をしたり殺されたりすれば手の付けられない暴動がおきかねない。また、二つのグループを分けていたドイツ警察の機動隊が反移民運動家を多く逮捕したり怪我させたりした場合や国境付近で起きている反移民運動が移民の入国を暴力で阻止しようとしてドイツの国境警備員に殺されるといった事件が起きた場合、すでにドイツ政権に不満を持っている反移民家たちの単なる抗議運動が反政府の内乱へと一挙に変化する可能性がある。また、親移民運動に多くのモスレムが参加し、反移民運動参加者に暴力を奮うような状態が起きれば、その小競り合いがそのまま内乱へと投入してしまうという可能性も考えられる。

先日ベルリンで起きた反移民運動デモが左翼団体と国境開放団体と衝突したこの事件など、その兆候ではないかと思われる。

今のところ、衝突しているのは反移民と親移民のドイツ人同士である。だが、難民はかわいそうだとか反移民運動は人種差別だとか言っていたドイツ国民も、最近のドイツ政府の強硬な政策には少なからず反感を抱いている。たとえば、難民住宅の設置が追いつかないため、ドイツ政府が強制的にドイツ国民を住宅から追い出したり、高級ホテルを難民センターに変えるためホテル経営者からホテルを乗っ取り、その従業員たちを全員解雇したり、リゾート地が難民であふれて地元ドイツ人の商売があがったりになったり、人口百人たらずの村に1500人の難民を送り込んだりと、マルケル政権の横暴は目に余るものがあるのだ。また、難民センターのあるドイツ各地で、若いドイツ人女性が毎日のように「難民」たちに暴力的な輪姦の被害を受けている。こうした出来事が他人事でなく身につまされるようになれば、ドイツ市民も国境開放などと悠長なことは言ってられなくなるはずである。

正直な話、私はブルカをかぶった女性を多く含むモスレム移民が「アラーアックバー」「ドイツはモスレムの国だ!」「ドイツはアラーに屈服せよ!」などと叫びながら大々的なデモ行進をドイツ各地でやってほしいとおもう。そうすれば一般ドイツ市民にもモスレム侵略者たちの正直な意図が理解でき、内乱が起きた場合どちらの側につけばいいかはっきりするであろうから。

ドイツ人がこれだけモスレムに虐げられても立ち上がる勇気がないのであれば、偉大なるドイツはもう終わりである。あと一世代待ったらドイツはイスラム国へと変わってしまうのだ。それでいいのかドイツ人は?

November 8, 2015, 現時間 10:22 AM

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下記投稿者名: アンデルセン

カカシさんはパウロ神学についてご存知でしょうか。私は不案内です(笑)。

法的に相反する存在のムスリムを、なぜEUが受け入れられるのか、キリスト教的「人道」でも説明しきれないではないか。先日、牧師の祖父を持ちミッションスクールで教育を受け西洋哲学を専攻した方に、西欧キリスト教史観からどう映るか教えを乞うたところ、パウロ神学をベースに、個人の救済思想に特化して、家族だの国家だの民族だのといった俯瞰的視点が弱いからやってるんだとの指摘を受けました。

(あくまで私のまとめになります)

要するに、起きているのは「国家」の問題というより「宗教」戦争再び的な…。

無関係の筈のユダヤ教徒が攻撃されていると知り(日本では、私が知る限り報道されていません)、腑に落ちてしまったのですが、どんなもんでしょう。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 November 8, 2015 6:12 PM

下記投稿者名: アンデルセン

ひとつ、リクエストしてもよろしいでしょうか。
人種もしくは民族と国家意識との関係です。

カカシさんがご存知の通り、日本国は単一民族幻想国家で、大和民族と呼ばれることもある日本人がデフォルトイメージの国です。しかし最近は国際化による国際結婚でのハーフのお子さんが増えてきました。

陸上で、サニブラウンという、ボルトとも張り合えるかという若く有望な選手現れました。苗字、カタカナです。お察しの通り、ハイブリッドです。黒人(ガーナ人)男性と日本人女性のハーフです。むちゃくちゃ速いです。

ある国際大会で、彼が他の選手をごぼう抜きに抜き去り優勝した時、興奮したアナウンサーが叫びました。

「『日本人』もここまできました!」

いや、それちょっと違うから。

彼が優勝したことや、将来オリンピックでメダルを狙えるような有望な選手であること、そのための努力に敬意を持つこと、日本国籍であり、彼の実績が国家の高揚につながるという事実とアナウンサーの発言との間に、距離感を感じました。これが中国や韓国からの帰化一世だったとしても、ここまで距離感は湧かなかったでしょう(…でも、湧くんだ…)。

スポーツ、特に陸上のような個人の肉体の能力を問う競技において、私は彼らの体の上に自分の肉体の可能性を見ていたのだと気づきました。

多民族国家のアメリカ人は、どうなんでしょうか。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 November 8, 2015 6:59 PM

下記投稿者名: アンデルセン

凄い事実を発見。

渋谷区(日本)で発行された同性愛者の人権を推進するための「パートナーシップ証明」は、異性間の「婚姻届」に対する「離婚届」に該当する物がない片道切符でした。…なんと無責任な。

(参照)
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kusei/jorei/jorei/pdf/danjo_tayosei.pdf
第2章 男女平等と多様性を尊重する社会の推進に関する施策 区が行うパートナーシップ証明 第10条 パートナーシップに関する証明

法の専門家が加わってこれだw

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 November 9, 2015 3:21 PM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

アンデルセンさん、

民族と国籍は違いますよね。日本も混血児が増えたことで、必ずしも民族と国籍は一致しなくなりました。オリンピックとかミスコンとかだと国籍が問題で民族は二の次になるように思います。特にアメリカのような他人種混合の国ではね。

私はアメリカ国籍を持っているので、世界競技ではアメリカ代表を応援しますが、それでも日系人選手が活躍したらなんとなくうれしいです。だいぶ前ですがクリスティーナ山口がフィギアスケートで金メダルをとったときはとても誇らしかったですよ。

日本選手の活躍もやはりうれしいです。サッカーとか日本対アメリカになるとどっちを応援したらいいのか迷いますが、どっちが勝ってもうれしいから、ま、いいっかという感じです。

アメリカは宗教とアメリカ的価値観でまとまっている国で、それぞれ民族の良い点が混合してよりよいものになっていくというのがアメリカの理想だと思います。

ただ、最近はオバマを筆頭に民族で区分けして、わざと融和させない動きがあり、これがアメリカの平穏を乱していると思います。

上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 November 10, 2015 7:40 PM

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