October 24, 2015

スロベニア・オーストリア国境の難民キャンプ、一日で一万二千人の移民乱入

ヨーロッパの移民危機は今や沸騰寸前である。このままの状態があと数週間も続けば、ヨーロッパ各地で必ずや内乱が起きる。もうすでに流血は避けられない状態になっているのだ。

数日前からハンガリーが国境を閉鎖したことにより、クロアチアまで来ていた移民たちがスロベニアを通過してオーストリアへ向かっているという話をしてきたが、ここ2~3日で、スロベニアからオーストリアへなだれ込んだ移民の波は信じられない数となっている。

先ず読者諸君に理解してもらいたいのは、その移民の数の膨大さである。セルビア、クロアチア、スロベニアといった国々はそれぞれ非常に小さな国で、スロベニアの人口はたったの二百万人。これらの国の国境の村や町の人口はせいぜい2~3千人というところだ。そこへ毎日のように何千人という移民が押し寄せてきていることを想像してもらいたい。しかもそれが終わる見通しは全くつかないのである。

スロベニアでは過去24時間の間にクロアチアから、なんと一万二千六百人という移民がなだれ込んできた。移民たちはオーストリアを経由してドイツに行くことが目的だが、この人間の波の膨大さにスロベニア一国ではとても賄いきれないため、スロベニアはヨーロッパ連盟に援助を求めている。

スロベニアの国境を越えたオーストリアの小さな村スピールフィールドでは、はいり込んできた何千という移民たちが難民キャンプに入りきらず、木曜日になって警察はキャンプの囲いをとりはずした。そのため移民たち総人口1000人という村にあふれ込むこととなった。スピールフィールド村はここ数日のあいだに6万人の移民の到着を予測しているという。

たった人口1000人の村に6万人のモスレム移民?

近隣の町から難民キャンプ警備のために遠征してきた警察官の数はたったの900人!これでどうやって6万人もの難民をさばけというのだ?

スロベニア警察によると、先週だけで5万人の移民が流入してきたという。金曜日だけで9000人がクロアチアの国境を越えたが、まだ1万1千人がクロエアチアの難民センターで足止めを食っているという。

移民たちの間では不満が高まり、各地の難民センターで放火や暴動が頻発している。

この緊迫した状況を察したヨーロッパ同盟は、オーストリアとドイツの国境で一時的に検閲検査を再開することにしたという。オーストリアとドイツはヨーロッパ同盟の条約で旅券なしで通過が自由になっていたのだが、緊急事態に対応するため身分証明書の検査を行なうことにした。

ギリシャでは今週これまでで最高の一日平均9600人という移民が到着しているという。10月17日から21日にかけてトルコからギリシャの島々に到着した移民の数は合わせて4万8千人!今年になって地中海を渡ってやってきた移民の数は合計680,928人である。

あまりの数の移民の対応に住宅が足りなくなっているドイツでは、ドイツ人の地元住民がアパートから強制立ち退きを迫られたり、高級ホテルが移民センターとなるため25年勤務の人も含め、ホテル従業員が全員首になるというケースも出ている。イギリスでも教会所有の豪邸がモスレム移民にあてがわれることになった。

ヨーロッパ諸国の政府はハンガリーを除いて皆自殺願望でもあるのか?

今これらの国々が考えなければならないのは、どうやって移民たち迎え入れるかではなく、どうやって移民の乱入を防ぎ、すでに入国した移民たちを追い出すかにあるはずだ。移民政策をぐずぐずと何ヶ月も何年もかけて話し合いなどしている余裕はない。ことは急を要する。本当にここ数日のうちに断固とした対策を取らなければヨーロッパはモスレム侵略者たちに占領されてしまうのだ。

イスラム国の戦闘員がすでに難民に混じってヨーロッパに潜入していることはイスラム国自身が自慢げにソーシャルメディアなどで豪語している。これは難民問題ではない。モスレム侵略戦争なのである。そのことにヨーロッパ諸国が今気がつかなければ、ヨーロッパは内側から蝕まれて崩壊するであろう。

October 24, 2015, 現時間 3:28 PM

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下記投稿者名: アンデルセン

本日、トルコ大使館前にて、在外投票にからみトルコ人とトルコ国籍のクルド人計600人が乱闘。現場付近は大渋滞。警視庁が機動隊を動員する騒ぎです。(なぜか逮捕者が出ていないらしい。暴行犯は強制送還すべきでは?)

親日とされるトルコ人でさえこれだ。自国の負から逃げ出すために移民という手段を選ぶ人間を外国が受け入れるべきかどうか、問う時期に来たのではないだろうか。

(参照)
http://matome.naver.jp/odai/2144573963414807001?&page=1
http://matome.naver.jp/odai/2144573963414807001?&page=2
http://matome.naver.jp/odai/2144573963414807001?&page=3
http://matome.naver.jp/odai/2144573963414807001?&page=4

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 October 24, 2015 10:53 PM

下記投稿者名: アンデルセン

目撃者によるツイッターの動画がありましたのであげておきます。見られるでしょうか。
https://twitter.com/hana_64s

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 October 24, 2015 10:57 PM

下記投稿者名: アンデルセン

上記暴動は「日本国の法(治安)順守」に反する例として挙げました。今のところ、一般の日本人に対する暴行はありません。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 October 24, 2015 11:28 PM

下記投稿者名: goldbug

難民の流入を防ぐ方策としては、シリア情勢の安定が欠かせないんでしょうね。そこでロシアのやっていることがそのための役に立つのかが気になりますね。どうも報道を見る限り、ロシアの空爆により、シリア政府軍は息を吹き返して、自由シリア軍やイスラム国に対して攻勢を強め、領土を次々と奪回しているようです。もしアサド政府がその全領土を回復し、イスラム国や反政府勢力をやっつけてしまい、紛争が終わってしまったらどうでしょうか?もはや家に爆弾が落ちるようなことがなくなるなら、皆が家に帰るかも知れませんね。

アメリカやヨーロッパの国々は、アサドが大統領の地位に留まることが気に入らず、イスラム国とアサドを駆逐して、反政府勢力が主導する国家を作りたいんでしょうが、果たしてそれは現実的なことなのかすごく疑問ですね。欧米のやっていることは空爆にしろ反政府勢力の育成にしろ、とても時間がかかり、本当に何年も掛けてイスラム国を弱体化させ、反政府勢力を強くして最終的にアサドを倒そうという計画でしょう。それはいかにも悠長で、いつになるのか先が見えないことから、難民がヨーロッパに向かう口実を与えてしまったような気がします。

それに比べてロシアのやっていることは即効性があって、近いうちにアサド政権がかつての安定を取り戻すのではないかと予感させてくれるものだと思います。その安定は欧米にとっては当然気に入らないものでしょうが、いつまでもだらだらと内戦が続き、多くの難民がヨーロッパに流れ出すのとどちらがいいのかという話です。より悪くない方を選択するしかない時が来ているのかも知れませんね。

上記投稿者名: goldbug Author Profile Page 日付 October 26, 2015 2:56 AM

下記投稿者名: アンデルセン

【その後のクルド人】

また、乱闘について「理由のいかんにかかわらず、日本人の方々にご迷惑を掛けたことは深くおわびします」と謝罪した。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201510/2015102800898&g=soc

イスラム教だけど…わざわざ会見を開いて謝るところがイスラム的にあるまじきカワイさと思ってしまった。ガイジンのポジションで「日本国参政権」など要求せず「お客様」の位置に甘んじる限りは日本に滞在していても大丈夫だろうか。はたまた、イスラム教的な異教徒懐柔策の一環か。イスラム教不信のカカシさんの目にはどのように映るでしょうか。


今日まで日本の安全保証(ISと中国封じ)のために、安倍総理が中央アジアのイスラム教国を回ってインフラ支援だの民主主義システム支援だの唱えてきました。

イスラム教徒については総じて良く分からず情報を集めている最中ですが、カカシさんのお話やPさんの貴重な体験談から、中東(UAEやサウジアラビア)系、パキスタン系、アフリカ系、は折り合いをつけるのが難しい一癖ありの人たちと思うように至りました。しかし、政教分離のトルコ人や中央アジアのイスラム教徒がまた良く分からない。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 October 28, 2015 7:15 AM

下記投稿者名: アンデルセン

【紛争下のクルド人】

クルド人勢力などの反体制派が支配する地域では一般的に小規模な略奪(注:シリアの文化遺産)が行われていた
http://www.afpbb.com/articles/-/3064052?cx_part=txt_topics

…一枚岩ではない、クルド人…。

上記投稿者名: アンデルセン Author Profile Page 日付 October 28, 2015 5:04 PM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

アンデルセンさん、クルド人はイスラム教徒とはいってもかなり性質の違う部族です。イラクでは少数民族として差別されていましたが、イラク戦争で最初にアメリカの味方についたのがクルド人でした。彼らが一番文明社会に近いのではないかと思いますね。

上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 October 28, 2015 6:04 PM

下記投稿者名: 苺畑カカシ

goldbugさん、

ヨーロッパに流入している移民がシリアからの難民だけならシリアが安定すれば難民は国へ帰るかもしれません。しかし今ヨーロッパに流入しているのはシリアの争いに便乗した経済難民やイスラム国などのテロリストです。トルコが自分らの国でテロをやられないように、わざとテロリストをヨーロッパに送り込んでいるという話もあります。

アサド大統領を追放しても、欧米に敵対するイスラム国のようなものが勢力をもったのでは意味がない。

はっきり言って欧米諸国にシリア政策などあるのかどうか疑問です。特にオバマ大統領など、単にアサドを倒してその功績が自分にあると自慢したいだけなんじゃないかと思いますけどね。

上記投稿者名: 苺畑カカシ Author Profile Page 日付 October 28, 2015 6:09 PM

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