December 7, 2014

2014年が過去135年において最も暑い年になるだあ?冗談も休み休み言ってよね!

先日APを読んでいたらセス・ベンソンなる記者が 今年2014年は過去135年でもっとも暑い年になるという記事を書いているのを読んで、ワッタ・ア・!@#$? と言いそうになった。無論上品なカカシはそんな4文字言葉は使わないが、、、

2014年が過去135年にわたりもっとも暑い年になることはほぼ確定した。全国気象センターの気象科学者によると、そうなれば今年は1992年以来6回目の記録更新となり、史上最高の年間気温の記録更新となる。

え~うっそだあ~!

数字は顕著である。二酸化炭素排出度は60%増加。世界気温は華氏6/10度上昇、人口は1.7億人増加。海面標高3インチ(役10センチ)上昇。アメリカの異常気象30%増し、グリーンランドと南極の氷板49兆トン減少

地球温暖化がこんなに色々な現象をもたらしているのか、人口増加まで?(それって悪いこととも思えないけどね。)しかしそんな温暖化が起きているというのはいったい世界のどのへんの話なのだろうか。少なくとも欧州や北米の話ではない。日本もここ2~3年かなりの降雪で寒い冬が続いていると聞く。

今年は去年に引き続き北極風(ポーラーボーテックス)の影響で記録的に低い気温が例年よりも早くくることが予測されている。

すでに11月6日の段階で、今期の冬は寒く長い冬になるだろうと予測された。

予報が正しければ、今週末には北極風は極度に凍りついた気温と旋風をアメリカに運んでくるだろう。アメリカ人はいまのうちに普段より20度(華氏)も低い気温を覚悟しなければならない。近日中に北極風は大量の降雪をもたらし凍りついた旋風を国中に吹きまくるであろう。

案の定、ニューヨークではなんと、普段の年で振る一年分の雪が一日で降るという恐ろしい結果となった。東部に住むカカシの友人たちも、11月のはじめから「これがうちの庭です」と言って雪に埋もれた庭の景色をフェイスブックなどでアップしていた。

事実、今年2014年の11月はアメリカ各地で史上最高の降雪や最低温度が記録された。 詳細は次ページに掲載するのでご参照のこと。

はっきり言ってアメリカ人は新聞やテレビで「今年の冬は例年以上に寒い」とか言われなくても、例年より寒いことは文字通り自分たちの肌で感じている。(なぜかカリフォルニアだけはぽかぽかといつもより暖かい冬だが、、、)

だったらこの135年で一番暑い年ってのはどういう寝言なんだと聞きたくなる。ではこの記事のいう記録的に暑い年の詳細を探ってみよう。

異常気象

ベンソン記者は「1992年以来、世界中で6600の大規模な異常気象が生じている」という。これはベルギーのthe Centre for Research on the Epidemiology of Disastersという気象災害を記録するセンターの発表による。

12年で6600という数は多いのかというとベンソンによればそうだという。

1983年から1992年の水害や気象災害は平均147であった。ここ10年にわたりその数は年平均306と跳ね上がった。

これだけではここ10年来の異常気象が普段より多いとは断言できない。単に1983年から1992年が異常に安穏な気候に恵まれていたとも解釈できるからだ。第一、この比較は変ではないか?

なぜ1992年から2014年の22年間と1983年から1992年の9年間を比べ、1970年から1992年の22年間と比べないのだ?もしかしたらそれは1970年代には結構異常気象が頻繁におきていたからなのではないか?ベンソン記者はそのへんを明らかにしていない。これではきちんとした比較になっていない。

だから私は過去22年間において異常気象が増えているという前提を認めることはできない。すくなくともベンソンはそれを証明していない。ましてやその異常気象が人為的に起されているなどはなはだ信じることはできない。

気温

2014年の平均年間気温は華氏58.2度(摂氏14.6度)、比べて1992年は57.4(14.1)だった。過去10年間の年間平均は58.1度(14.5度)。1983年から1992年の年間平均より6/10度上昇した。

10年間で摂氏0.1度の上昇?これが問題なのか?こんなの一日の朝晩の差よりずっと少ないではないか?このまま100年この状態が続いたとしても世界平均でたったの10度の上昇だ。これだったらかえって悪いことより良いことのほうが多いのでは?暑さで死ぬ人より寒さで死ぬ人のほうがよっぽども多いのだから。

ところで世界各地の気温の測定があまり正確ではないという話がもうだいぶ前から持ち上がっている。何十年前に測定計を設置したのか知らないが、温度計そのものが古くなってきちんと機能していなかったり、測定場所が昔は誰もいない草原だったところが今では大都市になっていたりして、同じ状況ではなくなっているという。であるから全世界の平均気温という数値もあてにはならないのである。

海氷

毎年北極を覆う海氷は9月が最低になる。この計測が気象変化の鍵を握っている。1983年から1992年にかけて最低面積は平均2.62百平方マイルだったが、過去10年の平均は1.83百平方マイルと減っている。全国雪氷調査センター( the National Snow and Ice Data Center.)

この同じセンターのデータによると今年11月北極の海氷面積は急速に増加しているという。 実は今年の海氷面積のレベルは2012年よりはるかに多く、十分に1981年から2010年の平均範囲にはまっている。海氷面積は確かに1993年から2002年にかけて経る傾向にあったが、その後の12年間は二年周期くらいで上がり下がりが安定してきている。たとえば、2006年の最低レベルは2012年の最低レベルより低く、2004年の最高レベルは2008年の最高レベルとほぼ同率。ということはここ12年間北極の海氷面積はほぼ同率で増えてもいなければ減ってもないことになる。

北極の海氷レベルは季節によって年内でも減ったり増えたりする。また年によっても二年周期くらいで減ったり増えたりしている。1980年代の海氷レベルは確かに1990年代以後のレベルより高いのだが、その前の10年20年をさかのぼって見ないと、これが普通の周期なのかどうかわからない。こういう気象の周期はもっと長い目で見なければ全体の傾向はつかめない。少なくとも100年レベルでみていかなければ、これが普通なのか異常なのか結論を出すことはできないのだ。たとえば1900年から1920年のレベルが今より低かったら温暖仮説論者はその事実をどう説明するのだろうか?

さて一方で、南極の海氷は増加している。 余談だがカカシの知り合いが南極観測船に二年連続で南極の夏を訪問したが、その際彼の乗っていた船が氷にはまって大変なことになったと話してくれた。今年のはじめごろも南極で温暖化論者らを乗せた観測船が遭難した話は紹介した。

しかしベンソン記者はこの事実をとりあわない。

北極の海氷損失は1992年から平均7.9百平方マイル、南極の1.1百平方マイルなど足元にも及ばない。
.

南極の海氷増加率が北極の減少率より低いとはいうものの、増えていることは確かである。北極の海氷減少が温暖化の証拠となるのに、南極の海氷増加は意味がないというのはどういう理屈なのだ? 少なくとも南極の海氷が増えている理由を説明する必要がある。

地球温暖化説信者がいうような温暖化が実際に起きているとしても、彼らが言う程度の温暖化なら、はっきりいって大歓迎である。何度もいうように世界は寒いより暑いほうがいいのである。熱射病で死ぬ人より凍死する人のほうがよっぽども多いだけでなく、気温が下がると暖房用の燃料もかかるし、降雪が多いと道路状態も危険になり運送費がかさむ。一方気温が上がれば食物がよく育つ。

温暖化説が紹介されてからもう20年以上経つ。毎年のように「ここが悪化している」「あそこがひどいことになっている」と聞かされてきたが、信者らが言うような世界的異変はまるで起きていない。確かに異常気象は色々あるが、それは過去にもあったことでここ20年間が過去20年間よりひどいという記録もない。20年もたってこの程度のことで済むのであれば、この後100年後にもっと変化があったとしても人々はそれに慣れて十分適応できるであろう。

カリフォルニアのガソリン代は半分が税金だ。この税金は公害防止のための薬品エソノールがガソリンに含まれていることにも使われている。これもすべて排気ガスが温暖化を招いているという迷信のためだ。温暖化迷信によって世界中のどれだけの人々が経済的に迷惑を被っているかを考えたら、温暖化迷信論信者をあざ笑っているだけではすまされない。

英語だが、2014年11月の全国記録の羅列を転載したので興味のある方はどうぞ。

Thanks to a procession of cold fronts tapping air from Siberia and the North Pole in mid-November, several locations witnessed one of their coldest Novembers on record.

- Record coldest November: Marquette (Negaunee Township), Michigan; Rhinelander, Wisconsin

- One of top three coldest Novembers: Alma, Georgia (2nd coldest); Jacksonville and Wauchula, Florida (each 3rd coldest)

Other locations chalked up a daily low temperature that set a record for the month of November, including:

- Casper, Wyoming: -27 (Nov. 12) and -26 (Nov. 13) each was colder than previous record of -21 (Nov. 23, 1985)

- Burlington, Colorado: -10 (Nov. 13) bested previous record of -3 (Nov. 30, 2006)

- Redmond, Oregon: -17 (Nov. 15) and -19 (Nov. 16) each was colder than previous record of -14 (Nov. 15, 1955)

- Joplin, Missouri: 6 (Nov. 18) bested previous record of 7 (Nov. 29, 1976)

Many other records were set for the coldest temperatures (highs or lows) so early in the season, including:

- Denver: Lows of -13 on Nov. 12 and -14 on Nov. 13

- Lubbock, Texas: High of 27 on Nov. 12

- Charleston, West Virginia: Low of 12 on Nov. 19

- Charlotte, North Carolina: Low of 14 on Nov. 19

- Jacksonville, Florida: Low of 24 on Nov. 20

- Macon, Georgia: Earliest teens on record (17 on Nov. 19); previous earliest teens occurred on Nov. 20, 1914.

Finally, there were several record-long November streaks, including:

- Dallas/Ft. Worth: Six straight days of highs of 45 degrees or colder (Nov. 12-17)

- Chicago: 180 straight hours below freezing (late on Nov. 11 until late morning Nov. 19)

- Des Moines, Iowa: 10 straight days with subfreezing highs (Nov. 11-20).

(RECAP: November Cold Outbreaks)

December 7, 2014, 現時間 9:28 AM

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