May 3, 2014

ネバダだけじゃない、土地管理局(BLM)の強硬な手口

バンディ牧場の乗っ取り作戦で一躍有名になった連邦政府土地管理局(The Bureau of Land Management BLM)。今までほとんどの人がそんな局があることすら知らなかった組織であるにも関わらず、実は裏で非常に恐ろしいことを何十年も続けていた。

アメリカ各地にはその土地が位置する州に所属しない連邦政府に所属する国有地が多くある。しかしバンディ氏が語っているように、連邦政府がこの土地は政府に属すると決めてBLM に管理を任せる百年以上も前から人々はこれらの土地を使って放牧したり魚を釣ったりハイキングしたりしていた。

もともとBLM は、鉱山とか牧畜の管理が専門で、これらの産業が拡大しすぎて自然環境破壊に及ばないように管理するという名目で作られたようだ。 それでそれまで人々が自由に使ってきた土地の使用代を要求するようになったのだ。

それでもその代金がまあまあの値段なら人々はしぶしぶながら払っていた。それが、この間のバンディ牧場の件などでもそうなのだが、突然にしてその土地には絶滅危機の動物が居るとかいう訳の分からない法律をひっぱりだしてきて、牧場主が絶対に払えないような高額な使用料を要求する。しかも、今から払えというのではなく、これまで何十年にも渡って使用してきた代金も遡っていっぺんに払えと言うのである。それが出来ないのであれば家畜はすべて没収売却し、足りない分は牧場主の貯金を没収して払わせるというやり方で、一家資産を全てあっという間に略奪してしまうのである。BLMはこのやり方でバンディ牧場の周りにあるすべての牧場を取り上げてしまったのだ。そのことがおおっぴになったのは、バンディさんが断固としてBLMに譲らないからだ。

こういうことがおきているのはネバダだけではない。カリフォルニア中部の膨大な農地は、コロラド川の水を頼りにしている。ところが、我々がきいたこともないデルタスメルトとかいう釣りの餌にもならないような魚が絶滅危機に瀕しているとして連邦政府はカリフォルニア農地への水路をふさいでしまった。おかげでカリフォルニア中部の農家は全滅した。誰も見たことも聞いたこともない価値のない海老を救うために人々が飢えても言いというのだ。まったく狂っている。まるでこれは映画チャイナタウンの陰謀そのものである。

連邦政府が国土として所有権を持っている土地は、なんと全国土の1/8にも及ぶという。なぜこれらの土地がその土地が位置する州の管轄ではなく連邦政府の管轄となっているのか私にはよくわからないのだが、もともとは州管理の土地がなにかしらの理由で連邦政府の手に渡ったようである。

しかし最近になってアイダホ、ニューメキシコ、アリゾナ、ネバダ、ワイオミング、オレゴン、ワシントン州の議員たちが連邦政府所有の土地を州に返してもらうよう計画を練っている。ユタ州ではすでに、ユタが連邦政府に加わった1894年に一旦連邦政府に預けた土地をその時の契約どおり返してくれと政府に要求している。

BLMは州に土地を返すどころか、もっと広大な州の土地を取り上げようとしている。この間テキサス州の話をしたが、オバマは先日BLMが連邦議会の承諾なくして州の土地を取り上げる権限があると大統領命令を出した。これによって連邦政府の独裁権はさらに強まったことになる。

オバマ王は本当にファシストだ。個人の所有地になど興味がないのだ。すべて政府が管理したいのだ。こんな政権はなんとしてでも倒さねばならない。(選挙で)

May 3, 2014, 現時間 6:33 AM

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