March 25, 2012

一般選挙に向けて左翼リベラルの熾烈な言論弾圧

二週間前のラッシュ・リンボーが避妊運動家サンドラ・フルークを侮辱した事を口実に、左翼リベラル運動家たちはメディアマタースという左翼団体の先導を受け、リンボーの人気ラジオ番組を打ち切らせようと猛烈な攻撃を仕掛け始めた。いや、始めたという言い方には語弊がある。何故ならメディアマタースのデイビッド・ブロックという男は、クリントン政権時代に一躍人気者となったリンボーに腹を立て、2004年から20年以上に渡ってリンボーの番組を打ち切らせようと執拗に攻撃してきた男だからである。

数日前ブロックは、ポリティコドットコムにおいて、リンボーの番組スポンサーが左翼リベラルの圧力に負けてどんどん番組から降りて行くことによって、リンボー番組の終わりは近いと宣言した。

ラッシュ・リンボーのラジオショーの糧となっていた財政モデルは、ここ数週間のうち少なくとも100社に渡る番組スポンサーの離脱によって崩れつつある。(中略)

メディアマタースフォーアメリカは、「ザ・ラッシュ・リンボー・ショー」を組織創設の2004年当初から観察してきたが、フルークに対してされたような口調や期間での攻撃は、リンボーはじめ他のメディア人物からも、これまでにされた例は記憶にない。

その理由から、メディアマタースは他の無数の団体と共に番組スポンサーに対し、リンボーの番組を経済的に援助することがいかに彼らの銘柄にとって不利益であるか教育を始めた。

スポンサーがリンボーに対して取っている行為が憲法で保証されている言論の自由を迫害するものだという神話がある。だが事実はその反対である。これこそが憲法第一条の力を示威(じい)するものなのである。

さて、これに対して番組から、同じくポリティコ紙面において反論が載った。

メディアマタースの言う財政モデルとはブロックの銘柄支持のみであり彼らの目的は言論弾圧以外の何者でもない、と番組報道官のフライアン・グリンクリッチ(Brian Glicklich)は語る。ブロックによる番組スポンサーへの圧力は何も今日に始まったわけではなく、今年の一般選挙に向けてすでに三年前から着々と計画されていたものだ、今回のフルーク事件はその計画を実行に移すための単なる口実に過ぎないとグリンクリッチは言う。グリンクリッチはまた、保守派の口調に対して猛烈な批判をするメディアマタースは味方の同じような言葉使いには無頓着だと指摘する。

事情が違う、と彼らは言う。だが彼らが言う場合には常に何やら不可能な屁理屈によって事情が違うということになる。だが事実は彼らは単なる偽善者なのだ。

しかしメディアマタースの悪質さは偽善などでは留まらない。ブロックはリンボーの番組スポンサーを「教育」し始めたと書いているが、そのやり方がえげつないのだ。

メディアマタース暴力団の要求は単純だ。『我々の敵を糾弾せよ、さもなくば敵とみなす』というもの。彼らは対象となるスポンサーの電話番号やメールアドレスやフェイスブックやツイッターのリンクを配布し順繰りに数々の小企業に対して番組から降りろと脅迫する。

お客さんはメールにしろ電話にしろ抗議の数に圧倒されて会社と連絡がつながらない。また、会社の社員達は抗議者への対応に手一杯で接客する余裕がなくなってしまうのである。「これがお前の言う教育なのか、デイビッドさんよ」とグリンクリッチ。

商売にとって宣伝は非常に大事だ。企業が宣伝する場所を選ぶ時は特にこれといった政治的な考えなど考慮にいれていない。単に一番効果的により多くの消費者の耳に宣伝が届く場所を選んでいるに過ぎない。その企業から宣伝場所を奪うということは、企業に対する営業妨害に他ならない。

メディアマタースは企業にお客さんに話しかけてはいけないというのだ。こうしてビジネスが縮小され従業員がリストラされたり会社自体が倒産したりしたら、メディアマタースは誰を責める?多分自分たちではないだろう。

以前にも書いた通り、ザ・ラッシュ・リンボー・ショーはアメリカ一の人気ラジオ番組であり何百万という聴取者がいる。リンボーショーのスポンサーになりたがっている企業はいくらもある。特に今回の話題でかえって聴取者が増えているくらいなので、実際にブロックのいうように100社のスポンサーが離脱したとしても、スポンサーになりたくてうずうずしていた他の会社が取って代わるだけだから番組自体は特に痛くも痒くもない。

それよりも、一番被害を被っているのはグリンクリッチが指摘しているようにメディアマタースの攻撃対象となり、番組スポンサーを降りざる負えなくなった小企業である。大企業ならちょっとくらいの嫌がらせや脅迫を乗り切るだけの経済的な余裕はある。だが、地方で二つ三つの寝具店を営むような中小企業にとってメディアマタースの脅迫を乗り切る力はない。そうやって中小企業が効果的に宣伝する場所を奪う行為が言論の自由を保証する「憲法第一条の力を示威(じい)するもの」だなどとデイビッドの野郎は平気で嘯(うそぶく)のである。

さて、これとは別に、圧倒的左翼リベラルの権威下にあるカリフォルニアはロサンゼルスにおいて、市議会は地方テレビ局やラジオステーションに対し「人種差別」や「男女差別」的な言葉使いを規制する議案を通した。

市議会は13−2の投票で「ロサンゼルス市のラジオやテレビ局の経営者は番組出演者が人種差別や男女差別的な侮蔑語を公共の電波において使用しないよう極力の注意をはらうことを促す」規制案を通した。

だが差別的な言葉使いというのは、非常に主観的な判断を要する。例えば保守派DJがオバマの政策は国のためにならないと言ったとしよう、左翼リベラルに牛耳られている市議会の判断によれば、オバマ大統領は黒人だからオバマへの批判はすべて人種差別的な発言だと言えばそれで通ってしまう。同じように男女差別にしろ批判の対象が左翼リベラル女性なら、これはすべて女性蔑視だといって批判されることは必定だ。

ところが何故か保守派への攻撃は保守派の黒人をアンクルトムだの家事専門の黒人奴隷に対する侮蔑的な呼び名を使ったり、ペイリンのような保守派女性を女性性器を表す侮蔑後で侮辱しても、公人への批判は許されるとかなんとか屁理屈こねて無視されることは目に見えている。

左翼リベラルは常に反対意見の弾圧に余念がない。彼らは多様性だの自由だの民主主義だのといった体のいい言葉を振り回すが、彼らほど独裁的で弾圧的な思想を持つ人もいない。

だが私はアメリカ市民は左翼リベラルが思うほど馬鹿ではないと信じる。左翼リベラル連中やメディアマタースのような暴力団が我々の言論の自由を弾圧しようとすればするほど、アメリカ市民は彼らの悪質な本性に気がつくはずである。今こそ保守派ラジオやブログや他のメディアは、左翼リベラルの攻撃に断固立ち向かう勇気が必要なのである。

March 25, 2012, 現時間 11:24 AM

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

トラックバック

この記事のトラックバックURL: http://biglizards.net/mt4.21/agakhantrack.cgi/5046

コメント

前のコメント

登録ありがとうございます。 さん コメントを残して下さい。 (サインアウト)

このサイトへ初めて投稿される場合には、サイト主による承認が済むまで投稿が画面に現れないことがあります。しばらくお待ちください。


登録者を記憶する(URL必要)


© 2006-2015 by 苺畑カカシ - All Rights Reserved