July 17, 2011

カリフォルニア、公立学校で同性愛歴史の教育を義務化

先日イリノイ州の高校で経費節約のため国語作文を必須科目から除外したという話を書いたばかりだが、今回は同じく赤字で州立大学の月謝が2割だか上がるという状態にあるカリフォルニア州において、今回公立学校の社会学に同性愛の歴史を組み入れることが義務化された。

民主党が圧倒的多数を握るカリフォルニアの州議会は、公立学校の社会学のクラスで歴史的に同性愛、両性愛、性転換者などがどのように貢献したかを教えることを義務化する法律を通し、同じく民主党のブラウン知事が署名した。

わずかにいる共和党議員たちは反対したが、なにせ民主党が圧倒多数だからどうしようもない。

無論このような教育は子供達を同性愛に勧誘することにつながるのではないかという批判が出ているが、民主党議員やこの法律の支持者は保守派の心配を「下種の勘ぐり」といって笑に伏す。いつものことだ。

しかし、私は彼らの本当の目的は子供たちを堕落させることにあり、同性愛へを寛容に受け入れるという名目での勧誘はそのひとつの手段だと確信する。

法律の発案者はサンフランシスコ出身の(当たり前!)マーク・レノ州上院議員で、支持者たちは、こうした教育はゲイやレズビアンの生徒への偏見をなくし学校などでいじめにあわないようになると賞賛している。

「今日は我々の教科書や教材が今後LGBTアメリカ人の貢献を除外しないようになったカリフォルニアにとって歴史的な日です。」

学校でいじめに会う子供たちは同性愛者とは限らない。いや、そうでない場合の方が多いはずだ。学校におけるいじめの問題は同性愛云々の前に学校側がいじめ対策をきちんと取らずに、こどもたちの安全を確保していないことにある。科目で同性愛に対する理解度を深めるなんてことをやってみても、いじめ行為そのものが受け入れられない悪い行為だという認識をこどもたちに植え付けなければ意味がない。そのためには馬鹿みたいに同性愛者の貢献なんてことを教えるよりも、いじめ常習犯を徹底的に罰し、被害者のこどもたちをいじめの暴力から守ることのほうが先決だ。

無論左翼リベラルのカリフォルニア民主党員たちの目的が本当に同性愛者への理解を深め子供のいじめをなくすことにあるなんて馬鹿な話は私は頭から信じていない。

左翼リベラル達はもう1960年代から子供達の性解放に励んで来た。性への規制はあらゆる社会で道徳と結びつく。無宗教で非伝統的な左翼リベラルにとって既成の道徳観を根底から覆す事は必要不可欠なことであり、それをするのに一番手っ取り早いのが子供達の性意識の変革だ。

この科目が必須となった以上、同性愛は不道徳な行為であると信じる親達は、自分らの教えに反した考えを子供達に教育されることを拒絶できない。どうしても嫌だと思うなら子供を私立の学校に送るか家庭教育するしかない。多くの親達にそんな余裕はない。第一多くの親達は公立学校で子供達が何を教えられているのかよく知らないというのが現実だろう。

左翼リベラルの教育者たちは、こうやって子供達を洗脳し、より役に立つ愚か者達の教育をすすめていくのである。

July 17, 2011, 現時間 9:13 AM

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