April 30, 2011

ノーバマスティッキーキャンペーン、あの希望とか変革とかってのはどうな案配ですかね?

私のブログ仲間のマイクさんが、フェィスブックで紹介していたこの反オバマキャンペーンは非常に面白い。

最近のアメリカの物価高騰は目を見張る者がある。中東やアラブ諸国での紛争をかわきりに原油の値段が急速にあがり、ガソリンの値段は数ヶ月前まで1ガロン2ドルちょっとだったのが、いまや4ドル45セント。ひどいところになると5ドルを超えてる州もある。税金が高い日本や欧州などと比べるとまだまだ安い値段だと思うかもしれないが、アメリカのように交通手段にしろ輸送手段にしろ車に頼っている社会にとってこの値段は死活問題だ。

ガソリンが高ければ輸送費も高くなり、そのぶん商品の値段も上がる。最近のスーパーでの買い物は、ほんのちょっと寄って夕飯に必要なものだけ、なんて思っていてもすぐに100ドルを超えてしまう値段。S&Bの粉からしが1缶5ドルとかメキシコ風サルサ1瓶7ドルなんてのを見て目の玉が飛び出た! 朝御飯のシリアルとか、ほんの2〜3ヶ月前から20%の値上がりなんて品も少なくない。

庶民が馬鹿高いガソリン代や食費でひーこら言っているのを傍目に、オバマ王は次の再選のため選挙資金を10億ドル集めると大々的に発表。ここ数日の間にカリフォルニアやニューヨークで5〜6回の献金運動パーティを行った。ニューヨークのマンハッタンでは、オバマの大名行列のためあちこちで道が塞がれ、徒歩の通行人が45分も文字通り立ち往生をくらった場所もあったほど。ラッシュアワーのマンハッタンの交通は乱れに乱れ地元民の顰蹙を買っている。

オバマ王はブッシュ大統領の経済政策が劣悪だったとして、自分が大統領になった暁には希望と変革でもってあかるい社会をつくるとかなんとか大きな事を言っていたが、オバマが大統領になってからというもの国の負債はたった二年半でブッシュ時代の八年間で生じた金額を大幅に上回り、失業率は二桁になり、イラクやアフガニスタンから撤退するどころかリビアに手を出して予算の無駄遣い。BPの原油漏れ事件で原油海洋発掘は事実上差し止められているなか、原油産出国のアラブ諸国で次々に紛争。おかげでアメリカはここ数年経験してこなかったインフレに悩まされている。

というわけで、高いガソリンポンプやスーパーの値段表などに、"How's that Hope and Change Working Out for you?"(あの希望とか変革ってのはどんな案配ですか?)というメッセージの書かれたスティッカーを張ろうという静かなキャンペーンが行われている。これは確か一年くらい前にサラ・ペイリンがなにかの演説でオバマに問いかけた質問だ。

一般庶民は普段は政治になど興味はないが、こうやたらに値上げが続くと、政府はなにをやってるんだという気持ちなるはず。そんな時にこんなスティッカーを見たらオバマへの反感を増すかもしれない。

どんな場所にスティッカーが張られているかは、このビデオを参照

April 30, 2011, 現時間 7:52 AM

エントリーが気に入ったらクリックしてください。
にほんブログ村 政治ブログへ

トラックバック

この記事のトラックバックURL: http://biglizards.net/mt4.21/agakhantrack.cgi/4862

コメント

前のコメント

登録ありがとうございます。 さん コメントを残して下さい。 (サインアウト)

このサイトへ初めて投稿される場合には、サイト主による承認が済むまで投稿が画面に現れないことがあります。しばらくお待ちください。


登録者を記憶する(URL必要)


© 2006-2015 by 苺畑カカシ - All Rights Reserved